* 俳句 * 晩冬 (季語)
冬深き底にたゆたふ夢や春 (冬深し)
狩人の獣に認められてこそ (狩人)
鎌鼬 紅を一筋名残とし (鎌鼬)
アカ
寒蜆 造作なき身のあはれとぞ (寒蜆)
葉牡丹や宇宙と星とを懐きたる (葉牡丹)
ソラ
踏みしむる霜の響きや勇ましき (霜)
凍むる夜の率ゐてこその美や昴 (昴)
湖氷る 天の川こそ如何 (湖氷る)
臘梅や冬の真中のあたたかさ (臘梅)
冬肌に受けて想ひの沁みわたる (冬肌)
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