解放記念日だ。【プロポ】221206
山崎まさよし、
斉藤和義と、
この中村一義の三人が、
「さんよしくん」
と呼ばれていたことを知っている人はどれくらいいるのだろう。
私と同年代以上の、それなりに音楽を聴くことを趣味としてきた人には、一定以上の知名度はあるのではないかと思っていたが、先ほどネットで「さんよし」を検索したら、全然ヒットしなかった。
山崎まさよしと斉藤和義、それぞれ単体だったら、
「あー、セロリの人?」
「歌うたいのバラッド、良い曲だよね」
などといった返答が返ってきそうだが、
中村一義
は、先の二人と比較すると、一般的な知名度は何段階か落ちてしまうのだと思われる。
しかし、デビュー当時、
「十年に一人の天才」という賛辞を受けていた中村一義の才能は、決してその言葉が嘘でも誇張もないほどすさまじいものだ。
「さんよしくん」全員に言えることなのだが、まず、作詞作曲、歌唱、全パート演奏を自分でこなす。(もちろん外部ミュージシャンが参加する曲も多いが)
そしてなにより、中村一義は、詞も曲も楽器(特にドラム)も、どれも他に類を見ないような個性と、聴き馴染みの良さという大衆性を併せ持っている。
一番マイナーな「さんよしくん」として、歴史に埋もれてしまうとしたら、非常にもったいない、大天才ミュージシャンなのだ。
興味をもっていただけた人がいれば、是非。
次回は、この三人に間違いなく大きすぎる影響を与えたであろう、元祖?全部自分大天才ミュージシャンを紹介したい。