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本日ワンシーン! 「手のひらは真実を語る」 8場-1

お疲れ様です(*゚▽゚)ノ
シマでございます<(_ _)>
いやはや……最近お仕事が忙しく、パソコンの前に座るのも少なくなってしまいました……(´△`)
しかし、ちゃんと更新しますよ!本日のワンシーン投稿です!
しかも新しい場面8場のスタートでございます
やっと、あの占いの館からシーンが動く……(;▽;)

舞台で上演のことを考えて書くと、場面転換がない方がやりやすいとは思うのですが、いかんせん書く側からしたらケースバイケースなんですよね
いろんな場面を作った方が話が分かりやすいなと思うときもありますし、雰囲気変えたいなと思い一番自然な方法が転換の時もありますし……|ω・`)
そう考えると「明転」「暗転」って便利なんですけど、強引にシーンを割り込ませる分、扱いが難しいのですよね(´・・`)
(私個人としては、雰囲気を変えるときはものすごく慎重に行っております)

逆に気軽なのは、プロット(下書き)を書くときですね!
なにせ、書きたい作品が決まっていて、その形を一から作る作業は好きにできますからφ(゚-゚=)
(ちなみに「手のひら」も書き下ろしのためプロットの状態です……あしからず)

私自身、書きたいシーンや雰囲気を考えるのは早いほうだと思うのですよ。
そこから形にするためにやってることがプロットを作製する上で大事なのかな?
それは……

ひたすらメモをして、目で見えるようにする!

……普通ですね笑

しかし、これがけっこう大事だなと個人的には思うのですよね。
とにかく、頭の中だけでの構成で終わらせない。
最低限の内容、シーン、登場人物……その時、頭に思い描いているものを書いていくわけです。
頭の中で描いたものだと、どうしても都合が良いんですよね。
それに、それを書いていても終わりまで中々到達せずに壁にぶち当たってしまう。
それをなくすために一度、形として文として残し、目で見れる状態でその先を想像する。
これが、一番、作品を最後まで書ける方法だと思いますね。

ちなみに現在、私が持っているメモは……USB4個……ジャンルで分けているとはいえ……整理しないとなぁ(๑•﹏•)

そういえば、
松岡圭祐さんが書いている「小説家になって億を稼ごう」
という本にも似たような方法が書かれていましたね
……いや、億を稼ごうとは思ってませんよ

登場人物を7人作成し、その人の顔写真とともにプリントし貼り付け、その人らを見ながら、設定、性格、関係性などを考え、またプリントし想像していく
思いついたことをメモするのではなく、想像から構築をする。

やり方は違えど、まず視覚から登場人物を考え、そこから頭の中で構築というのは面白い方法ですよね
私もいずれはやってみたいです……しかし、いかんせん貼る場所が……(ーー;)

もちろん、視覚だけではなく、様々な所から得た情報をきっかけに物語を考え構築しますが、私は視覚が多い気がします。
意識しているは、出勤途中の建物の色の名前、店の名前、形、生えている植物。
日々の変化を何気なく見て、一回通る度に新たな発見、特別を見つけることを意識しております。
なので、周りをすごい見ているんですよねぇ……もちろん変な人に思われないように何気なく見てるだけですが!
そんな、日常のふとしたものを物語に落とし込めると、何気なく過ごしている日々が、豊かだなぁとほっこりするんですよね

久々に物書きの方法などを語りましたが、結構私のは自己流ですので!
こんな方法もあるんだ程度に捉えてくださいね(・_・)

それでは小話はこの辺りでおしまいにして
本日のワンシーンをお楽しみください!
それでは!シマでした(´∇`)

PS:本日は水族館で撮れたペンギンとともに投稿します!
  下から覗ける水族館もいいですね!


本日のワンシーン

「手のひらは真実を語る」 27

亜理紗「そうですよ……2人は忘れてたみたいだけど、呼び止められたのは……」

亜理紗「私」

暗転

京都の細い路地。
暗がりなどが多く、不気味に見える道を亜理紗が歩いている。
身に迷っているのか辺りを見渡しながらうろうろする亜理紗。
奥の暗がりがら占い師の声が聞こえる。

占い師「そこの嬢ちゃん」
亜理紗「……はい?」
占い師「上ばかり見て、こんな昼間
からは流れ星は見えんよ」
亜理紗「……はぁ」
占い師「ボケに対してそんな返しがあるもんかい。こういうのはノリに乗らんといかんだろうが」
亜理紗「ボケだったんですか?」
占い師「それ以外に何がある?変なことを言う人間に見えるのかい」

暗がりから出てくる占い師。
見るからに怪しげな格好をしている。

亜理紗「……分かりづらいんですよ」
占い師「それは何に対してだい?ボケに対してかい?それとも人間という部分に対してかい?」
亜理紗「両方です」
占い師「失礼な小娘だね」
亜理紗「じゃあ、失礼します」

歩き始めようとする亜理紗。

占い師「動かない方がいいよ」
亜理紗「え?」
占い師「あんた、迷子だろ?京都の街並みっていうのは外から来た人には分かりづらいからね」
亜理紗「確かに迷子ですけど、動かないほうがいいっていうのは」
占い師「もうしばらくしたら、あんたと同じ制服を着た2人の小娘が来るからね。合流したらいいさ」
亜理紗「なんでそんなことが?」
占い師「見えるからさ。あたしは、占い師だからね」
亜理紗「……はぁ」
占い師「信じてないね」
亜理紗「あまりそういうのは信じられないたちなので」
占い師「なんとまぁ、夢のない小娘だ」
亜里砂「なんで初対面の人にそこまで言われないといけないんですか!」

突っかかる亜里砂の手をつかみ、確認する占い師。

亜里砂「な、何ですか?」
占い師「へぇ、夢がないってわけじゃなんだね」
亜里砂「は?」
占い師「でも、そんな風に否定してたらいい絵なんて書けないんじゃないか?」
亜里砂「なんで!?」

手を振り払う亜里砂。


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