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本日ワンシーン! 「見えない手錠」 2完

お疲れ様です。シマです(__)
いやぁ……バタバタの一週間でございました……
今年ももう終わりのはずなのに、正月に向けて忙しさがどんどん……ダメだ!暗くなる!!
しかし、気分転換のためにも今月は色々な予定を入れたので!楽しみも多い月です!٩(ˊᗜˋ*)و

さてさて、本日の小話は初めて映画館で見たホラー映画について話そうかと……とは言っても去年なんですがね。
私、ホラー映画は本当に苦手で……というかホラー自体が苦手なんですよね……(´-ω-`)前回はお化け屋敷の話をしましたが、本当に少しのホラーでも無理なんですよ。
ただ、お化け屋敷と違う所は映画だと予測が難しいですよね|ω`)
ある程度の演出が決まってるとはいえ、映画ができる驚かせ方は無限大だと思うんですよね。
お化け屋敷は物理的な仕掛けの分、限界があると思うので、色々なことを仕掛けやシチュエーションから想像できるんですよ。
それでも、怖いものは怖いですが……ほんとに腰を抜かすんですよ(´×ω×`)
直接、人間に驚かされるのが一番効くんですよね

しかし、映画は予想が付かない。
逆に想像された通りされたら映画としてはなりたたないので、しょうがないですけど……
予想外の所やずれたタイミングなどをされると……もうダメなんですよね……(✽´ཫ`✽)

さて、初めて見たホラー映画は……「アナベル」
しかも最新作……いや、なんで映画館で見たのかなぁ(´. ॄ.`)
本当に気の迷いで見てしまったんですよね。
時間があまり、映画館に行った所、ちょうどやっているのがこれしかなかったんですよね。
しかし、映画が始まり、3分後から驚かせに掛かってくる。(後悔しました……)
映画館でも悲鳴が上がるんですね。それを聞いて、俺だけが怖いわけじゃないんだと奮い立たせるんですが、それでも怖い……目を閉じましたね
映画館の意味がなくなってしまいました。

上映も終わりやっと解放されると、席を立つと……
……しゃり……
っと不気味な音と、足に伝わる不思議な感触。
もう、驚きましたね。タイミングがもう……
下を見ると、無数に散らばったポップコーンが……
見回すと、会場全体に散らばっておりました。……皆、怖かったんだなぁ(´•ω•̥`)
映画の怖さと、掃除の怖さを胸に帰宅をしたという、本当にたいしたことない小話でした笑

それでは、本日のワンシーンです。
短い間でしたが、「見えない手錠」完結です。短編の書き下ろしなので、ご了承ください……
次回はまとめと背景の投稿になります。
それでは、お楽しみください!シマでした!(´O`)

本日ワンシーン

「見えない手錠」2 完結

宮田「夢か……総理大臣」
奏太「ははは! その仕事は似合う。不自由さナンバー1」

宮田はそんな言葉には耳を貸さず自分の荷物を鞄に詰めていく
奏太はひとしきり笑い再び窓に目をやる
そんな奏太に突然、宮田は問いかける

宮田「……あの人誰だか分かる?」
奏太「あの人?」
宮田「めちゃくちゃ笑ってる2人組……髪の短い方」
奏太「……あっ、生徒会長!」
宮田「そう。生徒会長の響さん。じゃあ、その隣の人は分かる?」
奏太「見たことないな。あんな先輩いたか?」
宮田「去年まで家に引きこもってた。山下先輩。卒業ギリギリの出席日数らしいよ」
奏太「へー」
宮田「宮田と同じ」
奏太「え?どこが?俺は引きこもってないぞ」
宮田「あの人さ、学校に行く時間があるんだったら自分の好きなことに使おうって不登校になったらしい。他人の目を気にせず、自分のやりたいことをやる。さっきまで話してた自由っていうのと同じだろ」
奏太「(目が泳ぐ)……」
宮田「そんな考えはさ、自由なんて良い言葉で表現されるものじゃないと思うんだ。羨ましいって思われないと自由って呼べない」
奏太「確かに! 俺もそんな風に羨ましがるようなーー」
宮田「今の奏太は羨ましいって思えないな」
奏太「……」
宮田「山下先輩を学校に連れてきたのは響さんなんだよ」
奏太「え?」
宮田「同じクラスメイトで喋ったことがないなといって部屋に突撃。いつの間にか学校に連れ出して仲良くなってた。喋ってみると面白い人らしいよ。話の中で飛行機が好きだって話になったら響さんがパイロットになったらいいって勧めてさ、本人もその気で、パイロット養成コースに進学する」
奏太「……見かけによらないな」
宮田「そう。面白い人っていうのもパイロットになりたいって気持ちも本人すら気づかなかったんじゃないかな」
奏太 「……」
宮田「あの2人。俺は羨ましいな。あの2人だけじゃない。卒業生みんなが俺には自由に見える」

卒業生たちは写真を撮り終わり、体育館へと戻っていく。

宮田「……じゃあ、俺は生徒会室に行ってくる。奏太も早く帰れよーー」
奏太「お前さ、なれるよ」
宮田「え?」
奏太「総理大臣。お前の喋るところ、会見とかで喋る総理大臣に似てたし」
宮田 「(一瞬ぽかんとするが)……ありがと」

宮田は奏太が少し喋った夢のことを応援したことに驚いたが、奏太なりの変わる第一歩なのだと考えて生徒会室に向かった
奏太は1人、体育館に入っていく卒業生たちに目を戻す
奏太はしばらくグラウンドの方を見続けルが、唐突に、まるで卒業証書を受け取るように右手、左手と腕を上げ、何かを受け取ると同時に「ガッチャン」とつぶやく
外では最後の卒業生が体育館に入っていき
グラウンドには誰もいなくなった。

                              おわり

(前回のお話はこちらから)

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