本日のワンシーン!「柳色の桜を探して」2-1
みなさん!お久しぶりでございます!シマです٩(ˊᗜˋ*)و
現在、転職先でバタバタと仕事を覚えている最中でございます!
そのため、あまり作品を書けず……コンテストも間に合うのかどうか……頑張らないと。
さて、今日は小話は短めにしようとは思っているのですが、転職したということでシマの前職のことも小話で話していこうと思います。
(もちろん、話していい範囲ですよ)
私の前職は、控えめに言っても激務でございました。
なにせ、帰れない(部署を異動した後は帰れるようになりましたが……)
帰れても終電……休みはほぼない……朝も早い……( ˃ ⌑ ˂ഃ )
皆さん、これで予想がついたらすごいです。
まぁ、正解を言いますと、テレビのアシスタントディレクター・ADをやっておりました。
正確には1年、ADをやり、その後、部署異動しております。
まぁ、ADと聞いたら、激務なのは想像つきますよね笑
私自身もそこは了承していたので、なんとか耐えていました_(-ω-`_)⌒)_
(異動は別の理由です)
転職のきっかけとしましては、会社(制作会社)が私自身の求める現場の案件を持っていない。また、激務の番組に異動をさせようとしている。ということで、考えたのですが……他の会社ってホワイトだ(´∇`)
毎日、帰れる。終電以外で……しかも、休みまで……逆に身体が慣れません笑
(現在の会社の先輩から「休日は休んでください」と念を押されています)
しかし、今ではそんな激務の現場で経験したことが他の会社でも活かしていけるのではないかと期待をしているため、思えばそこまで悪いものではなかったのかなとは思っております。
しかし……もし、知り合いが制作会社に勤めたいと言ったら、
「考え直せ!!!!!!!!!!!!!!」
と言いますね。
私は演劇の制作などの経験から作品作りは、そのようなものという認識のため、その激務は難なく受け入れることができていました。
それでも、テレビで放送されない部分(準備や編集、危機管理など)はとても大変で辛く、毎日が地獄でした。
もちろん、きちんとした目標があるならいいです。
「ディレクターになりたい」「有名人に会いたい」
そういうのも立派な目的です。
しかし、そのために自分の時間を犠牲にできますか?そう問われて「うん」とうなずける人は止めませんし、できると思います。
しかし、なんとなくで入ってしまっては、耐えることは難しい。
きちんと、自分が何をしたいのかを考えて、テレビ業界に飛び込むべきだと私は思います。
どんどん赤裸々と過去がバレていきますが、ちゃんと隠す所は隠していきますからご安心を(*゚▽゚)ノ
さて、今後はテレビの小ネタなども話していきたいと思っておりますので、小話をお楽しみに!!
それでは、本日のワンシーン!「柳色の桜を探して」
お楽しみください!シマでした!!(≧∇≦)
本日ワンシーン
「柳色の桜を探して」2-1
夕方、終了時間間際のコールセンター。
ひっきりなしに電話がかかっている。
電話にひたすら出る飯塚麻衣(31)と笹田雪(28)と中島数田(28)。
麻衣「お電話ありがとうございます。マーブル化粧品お客様センターです。ご用件をお伺いいたします」
雪「はい、キャンペーンの申し込みの件ですね、ご連絡ありがとうございます。はい、参加方法のご確認ですね」
数田「参加のページに入ることができず、応募ができないと言うことでよろしいでしょうか?詳細を確認するため、少々お待ちください」
一呼吸を入れる3人。
麻衣「お待たせいたしました。申し訳ございません。本キャンペーンの参加締め切りは本日の12時までとなっておりまして」
雪「現在は締め切りとさせていただいているため、新規のご参加ができなくなっております」
数田「大変申し訳ございません。今回のご意見は今後の参考をさせていただきますので……」
3人「誠にもうしわけございませんでした」
と3人が電話ごしで頭を下げる。
しばらく頭を下げていると、騒がしかった電話のコール音が止む。
それを合図に
3人「ふー」
と頭を上げる。
雪「なんとか、この電話ラッシュを乗り切りましたね。もう謝り疲れましたよ」
数田「キャンペーン終了日は問い合わせの一が異常に多いもんね。休憩時間もつぶれたし」
雪「本当に勘弁してほしいですよ」
麻衣「はいはい。笹田さんも中島くんもお疲れ様。ひとまずピークは過ぎたけど、まだ営業終了までは時間があるからね。気を抜かず頑張ろう」
雪「笹田さん。流石に休憩取らせてくださいよ。今日は午前中からずっとこれだったんですから」
麻衣「そうさせたいのは山々なんだけどね……」
数田「……あのぉ、そういえばなんですけど」
と辺りを見渡す数田。
数田「佐藤さんは?さっきから姿が見えないんですが」
雪「そういえば……」
扉から出てくる歩美。
歩美「もどりましたー」
麻衣「ちょっと佐藤さん、今までどこにいたんですか?」
歩美「どこにって、少しお花を摘みに」
麻衣「あの、タイミングを考えてもらえませんか?こんな忙しいときに一声も掛けずにいなくなるなんて!」
歩美「すみません。電話対応中だったので。それに今日は朝から席から立てなかったもので」
麻衣「だからって、業務中ですよ!トイレぐらいでーー」
歩美「お言葉ですが!休憩を取るのは労働者の権利ですし、トイレぐらい我慢して仕事をしろというのは問題発言ではないですか?」
麻衣「それはーー」
数田「まぁまぁ!二人とも落ち着いて!」
雪「そうですよ。べつに佐藤さんも長時間いなかったわけじゃないですし!ね!」
麻衣「……いなかった分仕事はしてください。2人とも休憩行っていいですよ。その間は佐藤さん、任せましたからね」
雪「え?それは流石に……」
歩美「分かりました」
麻衣「じゃあ頼みましたよ」
と、出て行く麻衣。
数田「ど、どうしようか」
歩美「私のことは気にせず行ってください。お二人も休憩は取れていないでしょうし」
数田「で、でもですね」
歩美「大丈夫、大抵の対応は一人でもできますから」
雪「じ、じゃあお言葉に甘えて」
と出て行く雪と数田。
一人残され、電話へと向かう歩美。
電話が鳴り、取り始める。
前回の話はこちらから(「柳色の桜を探して」1-1)
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