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まつり。

まつり、まつり、毎日愛しき何かのまつり、まつり、、、

またまた藤井風がやってくれた。この度彼の最新曲「まつり」が解禁された。この楽曲は3月23日にリリースされる彼のメジャーセカンドアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」(以下LASAと略す)に収録される新曲であり、MVと共にフル音源が解禁された。今回はそのMVや音源から感じたことを率直に書こうと思う。


こちらが先日公開されたMV。受け継いでいくべき日本のさまざまな文化や景観と、藤井風が引っ提げるグッドミュージックがよくマッチしている。今回も例によって風民(藤井風ファンの通称の一つ)たちが、藤井風の大きな特徴である爆裂ビジュアルのおかげでバタバタと倒れていく音が聞こえた気がしたがその話は一旦置いておこう。。。さて今回のMVはかつてないほどに賑やかさが際立つものとなっている。終盤に近づくにつれて登場する人数が増えていく様には、本物の「まつり」に似通った華やかさを感じる。特に最後の藤井風や登場する人々が共に踊るシーンは見ている自分まで踊り出してしまいそうなほどの華やかか雰囲気を持っている。本当にこんなまつりがあってほしいな、と思うほどの煌びやかなひとときであった。藤井風らしさ全開の「まつり」を映像でぜひ味わってみては。

そしてここからは曲に込められたメッセージについて紹介しようと思う。。「まつり」、古来より豊作や安寧を祈願し祝う行事として日本のあらゆる場所で親しまれてきた。だが、2020年。あの未曾有の出来事になって全国の様々なまつりが奪われてしまった。毎年そこにあったはずのあのまつりが突如として消え、人々は悲しみに沈みそうである。そして時は2022年、あのウイルスだけではなく戦争や地震、異常気象、、日本に限らず世界中で古来より祈願されてきたような「当たり前な幸せ」が現在進行形で奪われている。そんな時代に対して、藤井風は自分なりにこの「まつり」という楽曲に想いを込めたのだろう。 

「愛しか感じたくもない」

特にこの歌詞には藤井風の真の思いが感じられる。当たり前のようにあった愛という名の幸せですら感じられなくなってきたこの時代に語りかけるような一言であろう。この歌詞には、愛の力を信じる藤井風の願いが最大限込められているといえる。Higher Love(=崇高な愛)。彼がずっと愛して信じてきたこのHigher Loveがまたこの世界に溢れてほしい、そしてその愛をいつか華やかにこの歌で讃えたい、きっとそんなことを考えながら藤井風はこの楽曲を製作したのだろう。とは言えすべては僕の推測であるし、あくまでこの考察は「一つの意見」として捉えていただけたら幸いである。もし、彼がこの曲の真意を語る時が来て僕のこの考察が完全に正解であった場合は、ぜひ「まつり」をやってお祝いしてほしい。

と、いうことで。途中ふざけてしまいましたが今回は藤井風「まつり」に込められた意味を紐解いてきた。LASAの発売ももうすぐ。新しい生活が始まっていくこの季節、「まつり」が見せる藤井風の新たな世界に浸ってみては。


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