あなたの考えた創作キャラの小説書きますやってみた。


 他人様が考えたキャラクター、設定を使って創作小説を書いてみる、をやってみました。
 理由:やってみたかったから。

 安易な理由で始めてみました。
 あとは、他の人が考えたキャラクターだと、あまり自分で作らないキャラ設定とかになりそうだったので、それも楽しそうかなっていうのも理由です。
 せっかくなので流れを備忘録としてnoteにまとめて置こうかとおもいます
 ツイッターでやりたいな~って溢したら優しい友人がやろうぜって言ってくれたのでお願いしました。
 noteにまとめる許可は頂いています。


▼やる前に決めていたこと

・大体一万字以内に書く。
・設定を貰ってから2~5日以内を目安に書く。

 理由としては、一万字以上だと長いかなっていうのと、設定読んだら早めに書きたいなっていう、それだけです。
 期間をおくとなかなか書かないという自分の悪癖を知っているので、書くときは早めに書いておきたい。
 普段はインターネットで創作BLを書いているのですが、そっちを書くときも割とそれを基準にしています。


今回、設定を聞いてから書いた話はこちらです→「君を絵の中に閉じ込めた


 設定、キャラ画像など、お願いしたのは斉藤カズタローさん(@s_t_u_00)です。ちなみに今回はBLで書きました(BOYS LOVEが好きなので)


 以下は小説のネタバレが含まれます。

▼最初に

 ①キャラクターの設定を確認する。

 私の方から、キャラクター詳細と、世界観、物語の内容、というか流れを聞きました。始めてやるので、どういう設定が必要になるかもわからないまま曖昧に聞きました。
 送られて来たのがこちら。

■舞台 携帯がない時代、日本
    海に囲まれた離島(田舎)
■安形 恭二(あがた きょうじ)28歳
一人称「僕」執着攻め/敬語/セックスより視姦派 田舎に住む売れない画家。実家は金持ち。
受けにひとめ惚れし、無理やりモデルを頼み込んだ。
また受けのことを自分の「運命の人」だと思い込んでいる。
幼いころ母に教えられたもので、人には必ず出会うべくする『運命の人』がいる。
一生に一度しかなく、またその人に出会ったら必ず『自分のもの』にしなさいと教えられてきた。
受けをモデルにした絵画が売れ、有名になるも受けが自分から離れていってしまいおかしくなる。

■叶 清秋(かない せいしゅう)16歳
一人称「オレ」無自覚クソ小悪魔受け/口調思いつかん どこにでもいる普通の高校生。平均身長より小さい。おばあちゃんっ子。 
田舎のおばあちゃん家に遊びに言ったら攻めと出会い、絵画のモデルを渋々受けることになった。
最初は嫌がっていたが、真剣に描く攻めの姿を見て徐々に好意を持ち始める。
しかし売れっ子画家になった攻めを見て、もう自分はいらなくなったと思い込み離れていく。離れていって攻めがおかしくなったと聞いた時、恐怖し攻めから隠れるようになる。


▼設定を見て思ったこと

 携帯のない時代の話、ファンタジーとかじゃないと書くの初めてだな……。あと画家攻め、無自覚小悪魔受けも書いたことないけど書けるかな?
 えっ、楽しみ~~~!
 って感じでした。
 あとは、これを聞いた後、書くときに必要かなと思って確認したことはこちら↓

・キャラクターの口調(キャラを掴むために、台詞の一つとかが欲しい)
・キャラクターの生い立ちというか、出会った時の年や、画家が売れた時の年齢とか、そういうの(小説の流れを書く際に必要)

 回答:攻めは先生みたいな敬語口調、受けの口調は決めてないから自由。
 出会ったときが高校生で、離れていく段階はギリ高校生か卒業した後くらいって感じだったので、その設定を元に書くことにしました。

 この時キャラ画像は後日送るねってことだったので、私の中で勝手にキャラクター画像を設定すると、丁度ひぐらしのなく頃にのアニメを見ていたため、攻めが入江先生、受けが前原圭一みたいな容姿でぼんやりと想像してました。
 無自覚小悪魔受け、口悪いかな~とか、攻めは眼鏡かなとか……。

 で、その後キャラクター画像が送られてきました。

画像1

 あっ、この容姿ならまた話は変わってくるわ!

 個人的に今回一番面白いなって思ったのが、自分の中で考えていた話が、キャラクター画像を見ることによって全く別の話になったのが面白いなあと感じました。
 画像を見るまでなんとなく受けは無邪気というか、天真爛漫で日焼けしてそうな感じ、黒髪短髪というイメージだったんですけど、キャラ画像を見ると、どちらかというと陰キャで、教室の片隅で本読んでそう。平凡だけどかわいい系というよりは綺麗系、みたいなイメージのキャラ付けになったし、攻めに関しても文字だけの段階なら、髪の毛長めの、おっとりしたヤバイ美形って脳内イメージだったんですけど、設定画を見ると、いざというときは物理技使ってくる狂気笑い似合いそうなタイプだなってイメージに変わりました。
 最初は、海で遊んでいた受けを見初めた攻めが近づいて無理矢理モデルにって感じで考えてたんですけど、キャラクター画像見てから変えました。

▼書く

 設定画を貰ってから大体二日くらいで書きました。
 確認したのは「どういうシーンが読みたいか」です。
 私自身、普段書くとき「映像として頭に流れるシーン」を書くために書いてるところがあるので、そこだけは明確にしたかったというのがあります。

 斉藤さんの回答としては「受けが裸になってモデルやるシーン、ウテナみたいな」って感じでした。私はウテナを履修していなかったため、うまく想像は出来ませんでしたが、でもこの受けが裸になってモデルをしているシーンは頭に浮かんだので、とりあえずそこは明確に書きたいな~って思って書き始めました。三角座りで微笑む受けの顔を絵にかきてえ~って思ったので、そこを明確に。
 あとは、攻めの設定を元に書きました。
 本当はした方がいいのかもしれませんが、プロットとか、細かい摺り合わせは特にしませんでした。
 元々プロットを作らないので、後からめちゃくちゃ矛盾があったりするんですけど、今回はもう勢いで書きました。
 でも、今思えばもうちょっとした方がよかったかな~!?って思います。
 ばあちゃんちに遊びに行った受けが攻めと出会うっていう一文を完全に見逃しているので、ばあちゃんちから物語を始めればよかったかな、とか考えたり。
 これは今後の自分への課題ですね。
 なんなら、どういうところから物語がはじまるかっていうのを、先に聞いてもいいかもな、なんて思ったりもしました。

 とにかく、受けが裸でモデルをするシーンと、あとは受けが離れておかしくなる攻めが書きたいなって思って、今回はそれを主軸としました。
 出来ているかは謎なんですけど、小悪魔受けか?って自分に自答しながら書きました。小悪魔受けじゃないかもしれない。バッドエンドなんですけど、その辺も特に何も言わなかった。今思えば一言伝えるべきだったな……。

 筆が止まると悩みそうだったので、一気に書きました。
 一万字以内を目指しましたが、少しはみ出たかもしれません。
 あとは、人様のキャラクター、設定、世界観を使わせて頂きましたが、書き上がってみると、やっぱり自分の好きな展開にしてしまうなあという気もしました。

 今後はもうちょっと改善して行きたいですね。
 今回協力してくださった斉藤カズタローさん、ありがとうございました!


▼備忘録と覚え書き

他人様のキャラクターを使って小説を書くときに確認しておきたいこと。

・世界観(現代/ファンタジー/SF等)
・キャラクターについて
 名前/口調/台詞一つ/一人称/年齢/生い立ち
・キャラ画像があるなら添付、なければ容姿、身長や体重など。
・登場人物の関係性
・どういう話が読みたいか
 ~~~が~~~して~~~な話が読みたい
 あるいは、キャラが○○なシーンが読みたい、等あれば書きやすいです。
・エンドについて(ハッピーエンドがいい、バッドエンド、メリバでも構わない等)

あとはまたこういうの書かせて頂ける機会があれば

・noteにまとめていいか
・設定やキャラクター画像(あれば)を掲載してもいいか

 とかも先に確認しておきたい。どこからどこまでなら載せていいかとかも。
 
 また、細かい設定決めるのは面倒くさいから、世界観とキャラクターの名前とキャラ設定だけ決めて、あとはおまかせで!
 みたいなのもそれはそれで面白そうだなって思いました。

 機会があればまたやってみたいです。


終わりです。


9/8 追記

斉藤さんが小説を読んでから受けのイラストを描いてくださいました!美しい!

画像2


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