御茶ノ水の明治大学校舎の地下には体育館があって夜間大学でも体育の授業ができた #私の学び舎エピソード
物理的な「学び舎(まなびや)」に思い入れって、どれくらいありますか?
日本人として生きていると、小学校6年間、中学3年間が義務教育で、高校以降は任意の進学となりますよね。(僕は、その後、高校3年間、予備校2年間(笑)、夜間大学4年間に通いました。)
タイトルの体育館ネタは、僕が在学時代に一番驚いた経験でした。 当時、夜間大学でも、しっかり体育の授業枠もあり、履修をしてきました。(現在、明治大学の夜間学部は、なくなっているらしいです。)って、もう20年前の話かよ...!(驚)
社会人になって「もう学ぶのいいよ!!」と思った20代前半。
ところが、不思議なことに、社会人になり、歳を重ね、世界が広がれば広がるほど、自分の学びの未熟さに苛まれる日々を迎えることになります。
あれだけ「学び」に対して「終了感」を感じていたのに、いま再び、学びの機会を自ら求めに行っています。前々職では、グロービス受講補助制度があったので、単科を受講したり、今でも日常的に書籍から情報収集をしたり、業務時間外でもウェビナーを聴講したりと、怠惰な当時の自分からは信じられないくらい学びに対して前向きです。(ほんと不思議。)
そして、「教わる」だけでなく「教える」機会も同時に生まれているのも、数奇なことだと思っています。
文化服装学院 (メディア/マーケティング)講師、宣伝会議コピーライター養成講座講師(コピーライティングしたことないのに)、杉野服飾大学(メディア/マーケティング)講師など、20歳前後の生徒に向けて講義を行うのは、ビジネスセミナーとは異なった緊張感があります。
この、「学ぶ」ということに、環境って、いままで意識することがなかったですけど、実はかなり重要なファクターだったんだなぁ、と感じています。確かに振り返ると、「自宅の自習」が捗らず、学習塾の自習室に通っていたなぁ、とか、大学のキャンパスロケーションからその後のライフスタイルの礎が生まれるなぁ、などいろいろ思い返しています。
コロナ禍で「通学」という権利を奪われた生徒の気持ちは、社会的なニュースにもなりました。
徐々に再開されているようですが。
なぜ、今になってこんな話題に触れているのかというと、この数ヶ月の間に、何校かの大学のゲスト講師を担当したことがきっかけで、このnoteを書いています。
そのうちの1校が、杉野服飾大学さん。
一見、ファッションとは縁のなさそうな僕、今現在は「IT企業のただのサラリーマン」ですが、ファーストキャリアは、「ファッションを中心としたショップで構成された商業施設」にて、営業を担当していましたので、人並みに、いや、人並み以上にファッションについては、「知っている」方だと思っています。その経験もあって、上述のとおり、年に数回、学生向けに講義の機会をいただくことがあります。
その過程の中で、こちらの学校に限らず、来年度入学者=本年の志願者に対する広報活動に課題があると、伺いました。現在の高校3年生に対する「認知」ってことですね。(企業でいうと「新卒採用」にあたる部分。)
進路を選択する18歳に対して、従来までのコミュニケーションでは、情報のリーチができなくなている。
普段からオンラインメディアに触れていない、(「トリプルメディア」という概念も知らない)、オトナが表面的にググった知識だけだと、「Twitter、IGを使おう!」とだけになってしまうのですが、それでパフォーマンスがでるとは、イメージができなかったので、僕からの回答は、何個かアイデアを出させていただきました。以下少々抜粋です。
1.「無人島でお祭り」にならないようにすること
2.企業発信とUGC
3.ストック型とフロー型の情報設計
4.女子高生にとって最高のコンテンツとは何か
そして、なんでこのnoteを書いているかというと、なにかきっかけがある方が、書きやすいかなぁ、と思ったので書いています。
#私の学び舎エピソード
かねてから僕のnoteを読む方々、そして、このnoteを読む杉野服飾大学関連の方々。いずれの方も、自身の体験を文字化しやすそうなタグを設置してみました。
きっと、皆様の学生生活での「学び舎」にまつわるエピソードって結構あると思います。
僕の高校時代には、正門とは反対側にある裏門前の小さな商店は「裏店」と呼ばれていた。(正式店名わからん。いまストリートビュー見ても、もう聞記憶がないw)
このタグに投稿があつまるとは思いませんが(笑)、こんな風に企業やブランド発信だけの情報ではなく、読者をも巻き込むコミュニケーションの「考え方」の一端だけでも、感覚を身に着ける練習にしていただければと思います。ちなみに、この発想のもとは、私がキリン在職時代のほぼ最後の企画となった #紅茶のある風景 です。「午後の紅茶」という商品名は、フロントにはでてきませんが、世界観共有を目的としたUGC企画でした。
メディア・情報のコミュニケーション設計にあたり、小さなヒントになればいいな、と思っています。