よそとうち
年齢が上がるにつれ兄妹と言う物は、
会話が無くなり、
下の者は上の言う事を、
例えそれがお願いと言う様な言い回しでも、
反論は許されずやらねばならないと思っていた。
産まれの年齢差から来る子供の頃の力関係が、がそのまま大人になっても続く感じ。
が、ある時友人宅にて目撃した、姉弟間での会話に驚く。
〔えっ、話しするの?しかもタメ口で〕
いたって当たり前の事なんだろうけれど、自分にとってはかなりの衝撃。
交友関係が極端に少なく、それまで他の家庭を覗く機会も少なかった。
うちは普通では無い?
遅まきながらそれをやっと疑問に思った瞬間。
すでに、結構大人になっていた。
その約10年後に自分と母親が、後から住み着いた兄夫婦に追い出される形で実家を去る事になり、やっぱり普通ではなかったか、うちって。
けれども今はネット上でそれ以上の話しもそこいらに転がっていて、ガンガンに目にする事が出来る。
家族?絆?
何ですか、それって美味しい物?
きっと今後も判らない。