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「島田つきのとっておきのこわい話」展示を終えて

気が付けば2月……!

皆さん、お元気でしょうか? 寒い季節ですのでご自愛くださいね。

さて、去年の12月15・16日に個展を開催しました。

「島田つきのとっておきのこわい話」展示、お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。

だいぶ時間が経ってしまいましたが、レポートを書こうと思います。

今回は、「クロックロの書斎」ではなく「Atelier Tuki (アトリエ・ツキ)」という屋号で行いました。

また、企画は「タニヤマ・キネマ」さまにしていただきました。

いつもと違うテイストで、黒ねこカンちゃん以外のボク(島田つき)の作品も含めた展示となりました。

毎回、目標やコンセプトを決めるのですが、今回は「直接観に来る醍醐味」というのを意識しました。

そのため、「空間的にする」「触れたりギミックのある作品を用意する」「手描き絵を増やす」「会場でしか見られない作品を用意する」といったことをしてみました。

足を運んだ甲斐があった、と思ってもらえるよう全力を尽くす、それがジャスティス!

会場に等身大で物語のシーンを再現しました。世界に入り込んだような気持ちになれたらいいなと思い。

また、それとは別で、人形の家を使って、ミニチュア的に再現をしたりもしました。

「行燈猫(カンちゃんver.)」は、顔の部分をめくりあげると、後ろ姿が振り返るようになっています。

また、めくって見られるスケッチブック(作中のアイテム)も用意しました。

また、B2などの大き目の絵を増やしました。

「体感型」というほど大げさじゃなくても、直接来たから感じられるものを生み出せていたら幸いです。

展示の様子を一部ご紹介。

照明も暗めにして、雰囲気を出してみました。

入り口では「学ラン男」がお出迎え。

こちらの作品は「現代妖怪伝」の上映会の展示作品として描かせていただきました。

『逢魔』【B3アクリル画】

反対側には、今はなくなった境港の妖力堂の地図がかけられています。

このころは鬼太郎ロードにはアーチがあったんだよなあ、とか、ちょっと懐かしくなったり。

イーゼルでは複製画やポストカードの販売をしました。

絵をとっても褒めていただいたうえ、お買い上げまでしていただいて嬉しかったです。ありがとうございます。

順路は右回り。足元にテープを貼るのは谷山龍さんのアイデアです。

11月に参加したグループ展「MOON CHILD」で展示した、『学校の怪談』

めくると顔の変わる『行燈猫(カンちゃんver.)』

月おばさんがおかしい!? 『イミテーション』

今回はポストカードをたくさん並べてみました。

種類が多すぎて、並べるのがとても大変で「ポスカ地獄がまだ終わらない……ッ!」なんて言いながら作業しました(笑)。

ポスカを壁にびっしり貼って、即売&展示するイベントとかも面白そうかなと思ったり(*^-^*)

だあれ?

右半分は「トラルド」の展示コーナー。「黒ねこカンちゃん」とはまた違った趣の作品群が並んでいます。

小説「狐と狸の迷画座劇場」、ノベルゲーム「人、儚キニ百花繚乱」のイメージイラストなど。

あくまで作家のイメージなので、小説は各々の好きな形でご想像してくださればとも思っています。

また、谷山龍さん監督の「都会のクマさん」のオープニングムービーのイラストを描かせていただきました。そちらの原画もスケッチブックで展示していました。

都会のクマさんはyoutubeでご覧になれます(*^-^*)ノ

youtubeを「タニヤマ・キネマ 都会のクマさん」で検索!

物販コーナーはこちらに。

ハンニバルの氷菓&女郎蜘蛛が展示されています。

女郎蜘蛛の登場する漫画「エリア51戦線~怪奇!!女郎蜘蛛~」も、特別展示しました。

こちらの漫画はダウンロード販売中です♪

https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ221655.html

谷山龍さんの小説「妖鬼海産都市~ユメミナト~」の予告漫画を描かせていただいたので、そちらも展示。

座って漫画や小説が読めるコーナーもご用意。

チョコレート食べ放題。

看板がなくてわかりにくかった前回の反省を生かし、表にも大きな看板を出しました。

カンちゃんから見た恐怖のテーマとして、自分を保護してくれるはずの"大人"たちが、なんだかおかしい……というものがありました。

「クロックロ」は、なんだか得体のしれないものと仲良くしている。こちらが恐怖を伝えてもまったくわかってくれない。

「月おばさん」は、月おばさん自体が、実はおかしい存在かもしれない。

と、それぞれ違う恐怖を絵や漫画で表現しました。

ミィくんはまだ"子供"なので、カンちゃんと同じ立ち位置で、一緒に怖いモノを体験します(学校の怪談)。

展示場では、時間のあるときに手描きポスカを即席で描いたりしました。

~展示作品の一部をご紹介~

『牡丹灯籠 カンちゃんver.』【色紙サイズ】

毎晩、会っていた女性は幽霊だった。このままでは取り殺されてしまう。高名な僧からもらった札を家じゅうの扉に貼って、幽霊の出入りを防ぐ。
「あれ、ここにもお札が……」...
外からは悲しそうな女の声がする。

有名な怪談『牡丹灯籠』をカンちゃんで絵にしました。『牡丹灯籠』の妖艶な恐怖と、無邪気で可愛いカンちゃんのギャップがいい味になっている、かな?

~~~

開けてはいけない、恐ろしい、でも愛しい、開けたい、傍に行きたい、でも死にたくない、恐ろしい、でも恋しい……葛藤の瞳が覗く。障子を開けたわずかな隙間から、お札がはがれて。カラン、コロン、と、下駄の音が近づいてくる。さて、この後は――。

~~~

恋愛というよりは「死んだと思っていた飼い猫が帰ってきたからモフっていたら、お化けだった」みたいな感じでもいいと思います。

「サンダーボルト」【B2アクリル画】

タロットカードのサンダーボルト(塔)のイメージ。死神と連続で出たときの衝撃を絵にしました。

「学校の怪談(カンちゃんver.)」【B2アクリル画】

深夜に学校に忍び込んだら怖いことに……!

「トカゲしっぽの呪い」【CG】

製作中のノベルゲーム「トカゲしっぽの呪い」のメインビジュアル。

本当は今回の展示で本編の公開もしたかったですが、きちんとしたクオリティを維持するために、次の機会とさせていただきました。

完成の暁には、「とっておきの怖い話 二回忌」を行いますッ!!

『狐と狸の迷画座劇場Ⅱ 山陰道四谷怪談』イメージ画。

『人、儚キニ百花繚乱』のイメージ画。

ダウンロード販売中!

ノベルゲーム 

https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ047252.html

電子書籍(小説) 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07CW6YMJJ/ref=sr_1_1?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1525599688&sr=1-1

『女郎蜘蛛』

実はだいぶ昔から存在するキャラクターです(*^-^*)

今回公開した作品以外でも、彼女の出る作品を制作中です。完成したら発表します!

『森のアイちゃん』

漫画作品です。

プロモーションビデオも作りました!

https://note.mu/simadatuki/n/n6a992e872ccd?magazine_key=mfe3f4e6ad911

こちらは会場でも流しました。

アイちゃんはどんな顔をしているのでしょう?

じつは――意味が分かると怖い話ならぬ、意味が分かると"切ない"話かも?
そして明確に人間が登場する、ということこそ、「クロックロの書斎」におけるパンドラの箱であり、"とっておきの怖い話"なのかもしれません。

このお話も、ダウンロード販売で皆様のお手元に届くようにする予定です。お楽しみに(*^-^*)ノ

『狐と狸の迷画座劇場 山陰道四谷怪談ほか』

事件・怪奇・恋……問題ばかりのどうしようもない高校生たちの青春物語。

初稿は2007年ごろに書です。
若かりし頃の作品であり、作者的にはそういうノスタルジーもありますが、 初めて読む方にとっても、どこか一文でも心に響く部分があったなら幸いです。

小説はただいま、通販でもお買い求めいただけます。

Creema 三冊セット ¥1500(税込)+送料¥250
■送料が安い♪
BOOTH 三冊セット ¥1500(税込)+送料¥365 
■匿名配送ができる&特典ファイルがもらえる♪

小説についてはこちらのnoteから試し読みができます。

https://note.mu/simadatuki/n/n2b165f2cd897

作中空間の再現をしたりもしました。

『エリア51戦線~怪奇!!女郎蜘蛛~』

漫画作品です。

地元ネタ満載! 鳥取×妖怪×特撮×ラブコメ、と、16pながら濃い内容となっております。

ダウンロード販売中のものを、特別に公開。

他にも非公開の作品がいくつか……いつかまた同じ内容で展示をしたいので、気になる方はその時に!

前回に引き続き、ご来場者様にカードをお配りしました♪

今回の展示は、ちょうど年末の開催になったこともあり、自分の中では一年の集大成のような気持ちもありました。
結果、二日間という短い会期でありながら大勢の方に来ていただき、とても嬉しかったです。
差し入れや感想ノートへの書き込みもいただきました。

御来場の皆様、本当にありがとうございました!!
直接でも間接でもいただいた言葉は今後の宝物にしていきます。

絵本の完成記念展示に続いて、お世話になったコミュニティプラザ百花堂さま。
今回の展示をご企画いただいたタニヤマ・キネマさま。
前回に続き撤収作業を手伝ってくださった有村あるるさま。
チラシやポスターを置いてくださった方々。
シェアやRTなどネット上での宣伝をしてくださった方々。
ほかにもいろんな形でお世話になった方々。
少しでもこの展示に関わってくださった皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

『トカゲしっぽの呪い』を始め、今回の展示ではもっともっと作りたい作品がたくさんありました。それらも形にして、いずれ発表したいです!

2019年は今までのことを大事にしつつ新しいことにも挑戦していきたいです(*^-^*)
これからもクロックロ(島田つき)をよろしくお願いいたします。

とりあえず春先くらいまでは力を蓄える時間にしたいなと思っています。

(出展などのご依頼は喜んでお受けします)

ツイッターやHPの更新はするので今まで通りゆるーく見ていてください(*^-^*)

春くらいには展示もやろうかなと思っています♪

今まで二度ほどやっていますが、今年も絵本原画の展示ができたらなと。

新作はないですが、春のお話なので、毎年、桜の季節にミニ展示ができたらいいなとか考えています♪

今までまだ観たことのない方、また観たいという方、この機会にぜひ足をお運びください(*^-^*)

場所や日時の詳細は近づいたら発表します!


ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。

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