ギター(山田)の弦から、人の優しさを噛み締める。


■近況報告

さて、前回の日記からだいぶ時間が経ちましたが皆さんはどうしてらっしゃいますか。もう長袖は出しましたか。私はね、
2、3曲は弾けるようになりましたよ。ふふん♪


嘘です。本当にすみませんでした、嘘をつきました。許してくださいもう全然ダメwwwうひゃあ、ギターって難しいなぁ〜〜!今までさわってきた楽器と全然違うやぁ〜〜!!!!うまくいかねえ〜〜!!!!やりがいあるぜ〜!!!!





.....どうも。
ちょっと突けば壊れてしまいそうな虚勢だけが拠り所、なんとか縋って生きてる私です。寒くなってきましたね。くしゅん。ゲホゲホっ....ああ..関節が痛い..もうダメだ...それでも毎日精一杯余裕綽々のフリをします。それが私の美学です。かっこいいじゃん....


1回目の日記で書いた、ギターのサークルに入会することになりました。見学に行ったところ、なんせね、めちゃくちゃいい人たちばかりだったんす。先生と優しい3人の同年代男性が所属している市民サークルです。

もう、サークル見学に行く前は本当に緊張してたんですよ。緊張のあまりもうちょっとで吐くかと思った。美学どこ行った。

サークルかあ...。きっと、
「んだよ、初心者のババアか。帰れ帰れ。おめえに用意してやるイスはねえからw」
つって追い出されて石を投げられて、これみよがしにすでにサークルにいる23歳くらいのぴちぴちの姫に勝ち誇った目で蔑まれるに違いない....!おおぉ!!怖いヨォ!!!


って考えながらヨボヨボと見学に行かせていただいたのが先月末。
いやもう、本当にさあ....日頃同年代男性に割と無碍に扱われてるもんで、さあ...。悪い想像しかしてなかったんですけど、めちゃくちゃ気を遣ってくださるほんわかした先輩方と、個性的で丁寧な先生がいるだけでした。残念ながら23歳の姫はいなかったです。命拾いしました。

見学時に入会をすぐに決意。したらすぐに先生が「最寄りの楽器屋さんでこういう準備をしてくださいね」と、やることをリストアップしてくださったんです。優しいですね。砂漠に生きてた獣が石を投げられる覚悟で人間のキャラバンに近づいたら、まさかの紅茶を淹れて頂いた気分です。海が見たいし、人を愛したいです。ヤー。

そんでやることリストはざっくり以下。
・山田の弦を張り替える
・必要な道具を揃える
  ・ピック数枚
  ・チューナー(これはある)
  ・カポ
・いただいた譜面のコードを練習。できるとこまで

やるぞやるぞギターをやるぞと決めたものの、道筋がわからなかった私ですのでまず最初の準備の指示を頂けてはちゃめちゃに助かりました。
しかも、先生がお付き合いのある楽器屋さんにある程度話を通しておいてくださったので、名前を名乗れば店員さんが色々お世話してくださる段取りまで整えていただきました。神かな?ありがたいことこの上ないです。
善は急げといいますし、早速10月アタマの休みの日に山田を連れて楽器屋さんに行ってきました。

■人の優しさに触れる

ところで、この“山田”ですが、調べたところ本名はKAWAI FG-150Mというギターらしいです。1970年代とかのものだって。私よりだいぶ年上です。アワワ、さん付けしろよデコ助野郎案件です。...や、山田さん....!!
問題がなく使えてるような気はするのですが、そこまで古い楽器と触れ合うのは初めてです。大丈夫なんでしょうか。

なぜか楽器屋についてきた暇な母「大丈夫じゃないね。そんなオンボロギターなら、多分あれだよ。楽器屋さんに修理しないと無理って言われた挙句に新しいのを買うように促されて、40万円のギターを勧められるんだよ。きっとそう。営業とはそういうもの。そんであんたはホイホイ買うのよ。きっとそう。なぜなら私が買うように後押しするから」
ワイ「そ、そうかな....40万円か...。どっから出てきた数字かわからないけど、そうだよね。楽器屋さんだって利益をあげなきゃいけないからね....。今日2万円くらいしか持ってないからローン組まなきゃ。わたし、カモらしくちゃんとむしられるようにするね」
母「支払い頑張ろうね」
ワイ「うん。ローン通るといいね...」

と、もうローンを組む気満々で地元の楽器屋さんに登場した私と母。いつ40万円のギターが出てくるかとヒヤヒヤしてましたが、綺麗な店員さんが丁寧に対応してくれて、必要なもの全部揃った上で山田(山田さん)を預けて終わりました。弦の張り替え工賃は1本100円。ケースやらカポやらNew弦やら色々買ったものの、一万円でお釣りが来るくらい。
ほぉー。初期投資こんだけで済んだ。つまり39万円浮きましたね。えっ、40万ってなんだったっけ....。ああ、私と母の妄想か....。妄想のおかげで気分的には39万得したようなもんです。やったね★ヒュウ★
1日で弦の張り替えは終了し、時間の都合で2日後に山田を迎えに行きました。

楽器屋さん「げんこうが高めですので修理をした方がいいですが、2週間くらいかかるかな。場合によっては新しいギターを入手した方がいいこともあります。でもまずは使ってみてください」
ワイ「(原稿.....?元寇....?)」
「弦高は、ここの部分のこと」
ワイ「アッハイ」

北条時宗は関係なかったです。流石に古いギターですから、弦の張り替えだけではなくブリッジ?サドル??らへんを調整しないとあかんらしいです。ちゃんと部位名称を覚えなさいよ私。
つまり、本来要修理案件らしいですが、まあなんとなく使える状態のこと。無理に高価な楽器を勧められることも全くありませんでした。や、優しい...!

■場が整ってしまったな

そうこして、「なんとなくうちにある誰かのギター」が「これから弾くギター」にかわり、「何するかよくわかんない素人」が、「今やるべきことを知ってる素人」になりました。あとは何をするかってそりゃ、地道な練習です。私が最も苦手とする作業です。マジでコツコツ練習って超苦手〜

ですが、優しい先輩とか丁寧な先生、親切にしてくれた楽器屋さんなどのことを思うと頑張るぞ〜という気持ちがおのずと自分を練習に向かわせますね。
今ね、基礎のコードをなんとかかんとか3、4こ覚えたところですがコードチェンジのたびにアワアワしてます。
せっかくだからこの、ドドドドドド素人の段階から動画か何かに練習の様子を残しとこうかな〜とか考えてます。吉田兼好先生も徒然草で「素人のうちから芸を発表して恥をかいたりする中で平常心で頑張れる者が上達する」つってたしね。
僕は吉田先生とギターの先生を信じるよ。母はちょっと置いておこうかな。
じゃあ、次の日記では動画をお見せしますね。多分。



余談

楽器屋さんの店員さんに「選ぶの早いですね」って言われた私チョイスのピックさんたちです。緑のやつを2枚ほど中古ショップで購入していたものの、せっかくですから楽器屋さんでも新たに数枚購入することにしました。硬さとかよくわかんないし、好きなデザインで選びましょう。
ピックっていろんな種類があるんですね。キャラクターのものとかもあって可愛かったです。
まあいうても、もう大人なのでシックでシンプルなやつにしましょう。あんまりネタっぽいのとかはやめて。



国一だいすき!



私の負けだよ....。

これ無視できませんでした。なんなら一目惚れです。使ってるうちに印刷が滲んできて指が青くなるオシャレ仕様です。裏はこちら

シゾーカ大好き!


今は国一沼津で弾いてます。地元最高!!!




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