見出し画像

【日本最高】HIGH RAIL1375に乗ってきた感想

JR小海線で運転されている観光列車「HIGH RAIL1375」。乗り方や全体の雰囲気を紹介していきます。YouTubeでも同じ内容の動画があるのでぜひ。


概要

デッキ部分

最初にあったように、JR小海線の小淵沢〜小諸で運転されています。土休日を中心に運転されており、1日に1.5往復が設定。順番に並べると

  • HIGH RAIL1号(人気列車)

  • HIGH RAIL2号(小淵沢行き)

  • HIGH RAIL星空(日没後の運行)

僕は2号に乗車したので、そちらを中心に進めていきます!

料金

使用した指定券

HIGH RAILは全席指定のため、乗車の際に指定席券が必要となります。指定席券は区間に関係なく840円。現在は紙の切符が必要ですが、10月からはえきねっとチケットレスでの利用が開始されるようです。
(指定の取りやすさ等は後述)

なお、HIGH RAILは快速列車という扱いのため、特急券は必要ありません。青春18きっぷ等の企画乗車券とも合わせて利用可なので、乗り鉄旅にも便利ですよ〜

停車駅

発着駅である小諸駅

小淵沢、清里、野辺山、信濃川上※、小海、
八千穂※、臼田※、中込、岩村田、佐久平、小諸

※がついてる駅は、HIGH RAIL星空のみ通過。

そこそこ通過駅があるとはいえ、先行列車を追い抜くことはありません。そもそも小海線にの本数が少なく、追い抜き設備がないからです。
後述する、長時間停車もそに理由の一つです。でも長く楽しめていいじゃないですか。所要時間は2時間強です。

座席紹介

まあ公式見ればわかるけど。予約の雰囲気も合わせて紹介してくぞ。

シングルシート

僕は手前に写ってる席を使用

ぼっちの強い味方。1号車に7席が設定されています。シートが進行方向に対して斜め45度という特殊な配置になっていて、景色が見やすいです。一応リクライニングするけど角度は浅めだからあんま使わないかも。

“シングル”シートですが、座席を回すこともできるので2人での利用もできます。HIGH RAILの中でも予約が埋まるのが早い人気席のため、早めの予約をお勧めします。

ペアシート

ドア開いてすぐに撮影

ぼっちだし乗ってもないけど2人で乗るならこれ!シングルシートと同じく、
1号車に7組分が設置されています。2人掛けの席が窓側に向かって配置されており、こちらも景色が見やすいようですね。

さっきと逆で、“ペア”シートだけど1人で予約することもできちゃいます。1人で広い席が使えちゃうとか、見たい景色が見えるとかがメリットでしょう。
ただ、ブロックなどはしてくれないので相席の可能性があります。

BOXシート

名前の通り、4人利用が可能のボックス座席になります。大きい机もあり、家族やグループだと便利そうですね。1号車に2つしか設定がないので、3人以上で利用する予定があるなら、早めに予約しちゃいましょう。

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/highrail1375.html

BOXシートを予約する場合のみ「HIGH RAIL(BOX)」から選択することになります。予約の際は十分に注意してください。

リクライニングシート

まだ誰も来てないうちに

2号車の座席は全てこちらになっています。新幹線とか特急でよく見るやつ。ってイメージで間違いないかと。
「せっかくHIGH RAIL乗るのになー」
って個人的には思っちゃいますが、みなさん落ち着いた雰囲気で楽しんでいましたね。ぱっと見1人利用者が多めだったので、シングルシートが取れなかった時に検討する余地はあると思います。

まだ誰もき(略)

シングルと違って左右の指定ができるので、見たい景色に合わせられるのが強みです。ていっても千曲川は左右に行ったりきたりなのでそこまで気にすることはなさそう。

車内設備

座席以外はこんな感じです。なお、トイレの写真があるので一応警告。

物販カウンター

1号車の運転台側にあります。おやつや飲み物、そしてHIGH RAILのグッズが手に入る売店って感じです。
ガトーショコラなど、特定のメニューを注文すると限定のシールが手に入るので、狙ってみてもいいんじゃないでしょうか。追加料金はないのでご安心を。

ギャラリーHIGH RAIL

HIGH RAILは星をイメージしていることもあり、ちょっとしたプラネタリウムのような空間になっています。実際行ってみると、見事に星が映し出されていて、本当に電車気動車の中かと疑っちゃいましたね笑
さらに、天文学に関する図書が並べてあり、乗車中は自席で好きに読むこともできちゃいます。難しそうだから読んでないけど

ちなみに場所は2号車の先頭側です。

エキタグ

あの台の上にあります

集めてる人向けにご紹介。車内に入ってすぐのデッキに設置されています。最初に乗る時にゲットしちゃうのが楽ですね。僕もそうしてました。
HIGH RAILの乗車口は1ヶ所のみなので間違えることはないかと思います。譲り合ってゲットしに行ってくださいね〜

トイレ

清潔感あると安心できる

こちらも乗車口付近に設置されています。観光列車ということもありちゃんと清掃されていて安心できますね。注意点は1つしかないこと。区間によっては30分ほど停車しないことがありますので、なるはやで済ませましょ〜

2号車側にあります

つっても基本停車時間ほぼないから間に合わんが。乗務員さんに頼んだら行けるのか!?

見どころ

写真の管理が楽なのでHIGH RAIL2号と同じく
「小諸→小淵沢」でお送りします。

しなの鉄道線と並走

しなの鉄道側から撮影した乙女駅

小諸を出ると、乙女駅付近までしなの鉄道線のすぐ横を走行していきます。小海線の方にしか駅がないので、しなの鉄道側に乗ってると快速気分です笑。まあこれ臨時快速なんですけどね。

佐久平

佐久平周辺は小海線の沿線でもトップクラスに栄えています。そのため、一面田んぼだった景色が駅に近づくと一気に都会になります。このギャップがたまらん。
また、佐久平駅の小海線ホームは北陸新幹線の上にあるので
「2両の気動車が12両の新幹線の上に停車」
という不思議な光景が見られます。

車内販売

先ほど紹介した物販カウンター。中込駅を出たぐらいに販売スタートの放送が入っ、た瞬間に移動を始め、第一陣で突入。早く購入したい人は1号車を予約しとくと便利ですよ。近いから。

アイス〜

ビールは飲めないので、定番っぽいアイスと、シールが貰えるのでガトーショコラを購入。
しっかしこのアイスまさかのスゴクカタイ系。美味しいんだけどやっぱ溶けるまでキツい!
それを楽しむのも醍醐味ですよね〜なんつって。

記念撮影

みんな慣れてきた頃に、記念撮影が。アテンダントさんが1席づつ回ってきてくれて、日付入りの専用のボードと一緒に写真が撮れちゃいます。
1人客でも記念写真残せるのは素晴らしい…
ちなみに撮影の時の掛け声?は
「はい、れ〜る!」

野辺山駅

ほら、見たことあるだろ?

小海線を語る上で欠かせないのがこの駅。JR全駅の中で最も標高が高い駅。なんで駅の外にいるかというと、ここでは10分の停車時間があるから。
HIGH RAILのお客さんは改札素通りOKです!
エキタグも回収できちゃうし記念撮影もできるからありがたいですよね〜

撮影したやつ

ちなみに、野辺山駅の駅舎内で、天井に向かってフラッシュを焚くとこんな写真が撮れます。ちゃんと雰囲気合わせてていいですね。

あと「HIGH RAIL 星空」は、当駅で40分ほど停車して星空鑑賞をするそうです。なんとお洒落な。

鉄道最高地点

野辺山〜清里の途中で、日本の鉄道で最も標高の高い地点を通過します。その地点の標高が1375メートルであることが、この列車名の由来になっています。野辺山駅は1345メートルなのでちょっと足りてない。

アナウンスも流れ、みんな撮影に必死。よく見ると、沿線でHIGH RAILを撮影したり、見送りしようとしたりする人の姿もよく見かけました。愛されてるな〜

小淵沢駅

最後は急カーブを曲がり、中央本線に合流する形で小淵沢に至ります。2時間ぐらい乗ってたはずだけどホントに名残惜しい。かなり良かったんじゃないかと思います。
お客さんが降りた後はドアを閉めてましたが、僕が約1時間後の特急で出発した後もまだホームに止まってました。たぶん星空の運用まで待ってるのかと。

乗ってきたお客さんのだいたいは「あずさ」に乗って東京方面へ移動していた…

アクセス

この記事読んでHIGH RAIL1375に魅力を感じた方。乗りに行くならどのルートがおすすめか。便ごとにそれぞれ解説していきます。

全区間乗車はできませんが、佐久平駅を利用することで、時間によるハードルを下げることができるかもです。僕は全部乗りたいから知らん!

HIGH RAIL1号

朝に小淵沢を出発する便ですね。無難に特急の「あずさ」に乗るのがおすすめでして、新宿を8:00〜8:15に出る便がおすすめです。

おそらく利用日は土休日のため、臨時便が数多く設定されてると思いますのでそちらも便利です。
ただ、小淵沢を通過する「あずさ」もいるので一応注意しとくように。

HIGH RAIL2号

こっちは現地で旅行してる人が2日目以降とかで乗るって偏見を持ってるんですが…
日帰りとかで行くなら、12:30頃の「あさま」で軽井沢まで行き、接続のしなの鉄道線に乗ればOK
ただ個人的にはゆっくりそして安く楽しみたいのでこのルートを紹介します。

  • 少しでもケチりたい(実際半額以下)

  • 旅行が好き(乗り換え回数は増える)

  • バスでの移動も楽しみたい(酔いやすい人ちょい注意)

こんな人なら一行の余地ありです。

HIGH RAIL星空

こっちはさらにハードルが高くて、小諸駅の到着が21:59となります。しなの鉄道線をの最終列車を利用しても、主要駅(僕の偏見)への到着は

  • 軽井沢 22:56

  • 上田  23:05

  • 長野  23:50

(HIGH RAILの走る土休日でみてます)

軽井沢駅で北陸新幹線の上り最終便には間に合わないため、その日のうちに東京まで帰ることは不可能です(下りは長野行きがある)。
周辺で泊まる人がメインなんですかね?

また、車窓はほぼ見えないので、2回目以降の乗車がおすすめという意見も聞いたことがあります。

最後に

僕は観光列車の乗車経験はほぼなかったんですが、HIGH  RAIL1375ではとてもいい旅が送れましたね。小海線は季節によって大きく姿を変えると言われており、2回目以降も楽しめるとか。たしかに紅葉とかいいだろうな〜

首都圏からでも割と行きやすいし、乗車は指定席券あればOK!
鉄道好きなら一度は乗ってみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?