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【開催レポート】「SIMULATIONおおさか2025+」in大阪経済大学

 自治体財政シミュレーションゲームの大阪市版「SIMULATIONおおさか2025+」が完成し、最初に「開催したい!」とお声をかけていただいたのは大阪経済大学経済学部の臼田利之ゼミ。

 臼田先生が元大阪市職員ということもあり、公務員志望の学生もいるゼミでぜひ体験したいとのこと。コアメンバー3名でお邪魔してきました。

新しい校舎がまぶしい!

 まずは臼田先生から、今までの授業を振り返りながら「SIMULATIONおおさか2025+」をやる意義の説明があり、

自治体財政の鉄則「量入制出」を確認

 その後、があさんからゲームの説明がありスタート。

アンケートでは「対話の楽しさ」を感じたとの声も

 学生さんは「事業の中身」がわからないのと、過去の経緯を知らない大胆さでバシバシ事業を切っていきます。そして、市会ターンの前に「新人市会議員の心得」のレクチャーを受けます。

市会で質問すべきポイントを学びます

 2回目の市会ターンの方が質問のツボもわかってきたようで、鋭い視点もありました。

 おもしろかったのは「ペットボトル回収事業」の廃止について、議員にやめていいのか問われた時に「リサイクルのコストをかけるより、買ったペットボトルをみんなが3回は使えばいい。自分は今日も水を家から入れてきてる。ラベルに『3回は使いましょう』と書いたらええねん」という大胆な意見で、衛生面の問題はあるけれど学生らしさを感じさせる、リアルな答弁でした。

 他にも議員の質問にうまく答弁した際に、理事者側に拍手が巻き起こってしまい、実際に市会対応をしてきた私たちは「やってみたいよね」「そうだそうだ!みたいな(笑)」「怒られますね……」と、こっちはリアルな市会を知ってるだけにユニークな質疑の数々に笑わせてもらいました。

ゲームを通じて、実際の事業を知ることができます

 単に楽しいだけでなく、いただいた感想では「行政の仕事がわかった」「事業は廃止の方が難しいと思った」という声がありました。ゲームを通じて、行政の仕事や自治体財政を身近に感じてもらえたようです。

 「大阪市の職員になって、自分がゲームで担当した局で働きたい」という学生もいて、リップサービスもあるかもしれませんが(笑)嬉しかったです。日本の若者は「自分が社会を変えられるとは思っていない」割合が、世界に比べて多いと言われていますが、行政に入り事業を考え実行することで「変わる」こともあります。

 若い職員やこれから入る若者に「その気になれば自分は大阪市を、社会を変えられる」と思ってもらえるような職場環境を、先に行く私たちが作っていかなければ、と思う機会でもありました。

 大阪経済大学のホームページにも、レポートが掲載されています。ぜひ読んでみてください。

 メンバーも多忙で全てをお受けできるかはわかりませんが、SIMULATIONおおさか2025+」体験のご相談は以下のページでご確認ください!

〔ライター・てるみん〕

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