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PBL「問題解決型学習」

ほぼオンライン(2年半で3回キャンパスへ登校します)での大学院で、
今学期の学び方はPBLという手法で、「グループワークでの問題解決型学習」です。
 
まず、患者事例などのテキストを読み、
何を言いたい文章なのか、テーマは何か、ブレインストーミングをした後、
グループで意見を出し合って、テキストの深堀りをしていきます。
 
その後、テーマから自分達のわからないことや、より掘り下げることを
質問形式にまとめます。
 
2,3の問をグループで作り、グループワークの後は、各自がその問についての答えをそれぞれ、論文などから探して、文章にまとめ、5日後に、各自が作った問の答えを共有します。
その次の授業ではその共有を先生も交え深めます。
 
 
これがPBLの一連の流れです。
 
授業はオンラインで行われますが、話し合いの流れが決まっているので、
みんな意見を出すことに集中でき、とてもよい学習ができます。
 
これまで、二つの専門看護師コースをオンラインで受けましたが、
今回のコースが一番、学びが体系的に作られており、オンラインでも
しっかりと学習できるように思います。
 
例 一週目のシナリオ
患者の説明:
45歳の女性が、さまざまなびまん性の症状を抱えてあなたのクリニックを訪れました。患者は長期にわたる痛みに苦しんでいます。彼女は体全体に持続的な痛みがあると説明しています。彼女は疲れてだるく、頭痛、腹痛、睡眠困難を感じています。症状は数週間続いており、再び彼女の仕事と家庭生活に影響を与えています。彼女は以前、ベッドから起き上がれなかった数か月間、長期の病気休暇を取ったことがあり、そのときの医療者らの評価は異なっていた。時にはうつ病、時には疲労うつ病、時には機能的症状と診断されることもありましたが、患者はその意味をよく理解していませんでした。彼女は過去に受けたケアに全般的に不満を抱いており、助けられているとは感じておらず、以前の医療者が自分の言ったことを信じてくれているとさえ感じないことも何度かあった。(Google 翻訳)
 
このシナリオから、グループのメンバーとテーマを抽出し、その後、質問を以下のようにだしました。
 
1.    患者のセルフケアに役立つデジタル ツールはどれですか?

2.    男女間の平等なケアを促進するために、看護師はどのように取り組むべきですか?

3.     地域看護師 はケアに関わる継続性と安全性をどのように生み出しているのでしょうか?

この3つの質問の答えを、学術論文を根拠に探し、文章を次の授業の前までにグループの人たちと共有します。

みな経験豊かな看護師なので、グループワークでいろいろな患者事例も話せて興味深いです。

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