地域専門看護師
9月から地域専門看護師コース(マスターコース)で学んでいます。
地域看護師は、スウェーデンのプライマリケアにおいて重要な役割を果たす専門的な看護師です。彼らは、地域社会の健康増進、病気の予防、幅広い年齢層に対するケアを提供しており、主に医療センターや訪問看護を通じて患者に寄り添ったケアを行っています。
1. 教育とスキル
地域看護師は、正看護師としての資格を取得し、さらに地域医療および公衆衛生について専門的な教育を受けています。教育内容には、予防医療、公衆衛生、自己ケアの支援などが含まれます。
2. 業務範囲と役割
地域看護師は多岐にわたる患者ニーズに対応します。例えば、傷のケア、検査、薬のアドバイス、予防接種などを行います。特に高齢者や慢性疾患を抱える患者、リハビリテーションを必要とする人々と関わることが多いです。また、患者が健康問題の管理や自己ケアに対する自主性を持てるよう支援しています。
3. 予防および健康増進活動
彼らの重要な役割の一つは、病気を予防し健康を促進することです。生活習慣、食事、運動、禁煙などについてアドバイスを行い、感染症予防のための予防接種プログラムに参加します。こうした活動を通じて、急性医療の需要を減らし、将来的な医療ニーズの削減を目指しています。
4. 訪問看護と在宅ケア
医療センターに通うことが難しい患者には、地域看護師が在宅ケアを提供することがあります。これは、薬の提供から慢性疾患患者への高度なケアに至るまで多岐にわたります。
5. 他の医療専門職との協力
地域看護師は医師、理学療法士、作業療法士などの他の医療専門職とチームを組み、患者に対する包括的なケアを提供します。これにより、医療面だけでなく社会的なニーズも考慮した統合的なケアが可能になります。
6. 自己ケアのサポートと患者の自主性
患者が自分の健康に責任を持ち、積極的に関与できるよう支援することが地域看護師の重要な役割です。これは、患者が自分の病状を理解し、より良い状態を維持するための方法を学ぶ手助けを意味します。
まとめると、地域看護師はスウェーデンのプライマリケアにおいて欠かせない存在であり、患者の健康と福祉を長期的に支援・強化する上で重要な役割を果たしています。
(地域看護師の仕事についてはChat-GPTに説明してもらったものです。)
つまり、日本での保健師や、在宅専門看護師のような位置付けです。
違う仕事としては、子どもの発育を診る地域の子どもケアセンターや、かかりつけクリニックで、地域看護師が自分の外来を持ち、子どもと家族や、高齢者ケアをサポートすることです。
さて、大学院では初めの3カ月間「スペシャリストとしての能力」を基本テーマに、組織での役割や、社会の中で期待されていることを学んできました。
特に、環境や、経済的に持続可能な医療、というものや、
デキタルを用いての医療の可能性も話し合ってきました。
具体的にものに、痛みの記録をモバイル端末で患者さんが入れてから、
外来に繋げるものや、
傷の処置診断や専門医師へのコンサルティングに繋げるためのシステムもあり、とても興味深いです。
例えば、Dermicus というシステム。
https://dermicus.com/en/
全国から参加しているクラスの友人からも学ぶことがたくさんです。
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