魔法使いの夜とは【キャラクター編】 (前編)
祝! 「Fate/Grand Order」×「魔法使いの夜」コラボレーションイベント記念の記事投稿第二弾。今回は「まほよ」のメイン三人を扱った【キャラクター編】の前編となります。後編は6/2前後に投稿予定です。
前回の【入門編】は以下の通りです。
蒼崎青子
▶青子の年齢は1989年を舞台とする「まほよ」本編時点では17歳。2014年頃の「月姫R」の世界では(時間移動など無視すれば)単純に4○歳となる。だが、同じく魔法使いであるゼルレッチが不老不死的な属性を持つように、青子も20歳以降は歳を取らないのだとか。
▶「FGO」のコラボイベントでは都合5回に渡って死亡した青子だが、魔術刻印を持つため、本来は致命傷からも蘇生可能な程度には不死身。また『魔法使いを殺す』という出来事は、死徒たちの社会において白翼公が定めた真祖狩りという戯れよりも痛快なものとして扱われている。地上に死徒たちが発生することになった元凶。真祖たちの原型となった『朱い月』が魔法使いゼルレッチに敗れたことと関係があるのだろうか?
蒼崎青子の系譜
▶「空の境界」という物語において主役の両儀式と黒桐幹也が『物語に選ばれたキャラクター』なら、黒桐鮮花は作者(奈須きのこ氏)が選んだキャラクター。「空の境界」に必要な要素ではないが、だからこそ奈須氏の趣味がふんだんに詰め込まれている。
▶同人版「月姫」のキャラクター作成時、「妹キャラ」を配置する流れになった際に「妹キャラなら鮮花をやりたい」、「鮮花で出来なかったことをやってみたい」という奈須氏の願望から生まれたのが遠野秋葉。
▶鮮花にしろ、秋葉にしろ、凛にしろその原点は「魔法使いの夜」の蒼崎青子。早熟で社会的に自立しているが、あくまで根は少女と、いうのが彼女たち蒼崎青子系譜のヒロインたちに共通するキャラクター性。
久遠寺有珠
▶おとなしいように見えて有珠は青子以上の激情家。特に『自分の物』に対する執着が異常に強い。仮に彼女のプロイを壊してしまった場合、それが悪意のないミスなら一週間程度の無言の抗議で済ましてくれるが、仮に悪意を持った破壊だった場合は必ず報復する。「FGO」のコラボイベントでサーヴァントの草十郎の魔力供給源を問うシーンは、そんな彼女の逆鱗に危うく触れかけた一場面だったと言えるだろう。
▶「FGO」とのコラボイベントでは温泉に入る姿を見せた有珠だが、「まほよ」時点の彼女にとって入浴とは身体のメンテナンス手段に過ぎない。風呂の情緒など理解できないため、カラスの行水よろしく当時の彼女の入浴時間は10分あるかないかといったところ。当然、温泉宿など「なんか面倒なところ」という認識に過ぎなかったのであった。
静希草十郎
▶山育ちのせいか動物好きな草十郎だが、動物に慣れているからこそ野生動物に対して徹底的にリアリストな一面を持つ。彼にとって喋るコマドリ(ロビン)など存在自体が悪夢ようなもの。だが、諦めの心で和解し、それなりに打ち解けた関係を築いている。草十郎にとっては珍しい話し相手として。ロビンとしては排斥すべきライバルとして、であるのが。
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