【演奏動画】飛行石をつけてラピュタを弾いたら、子供に戻りたくなった。
昔懐かしいのジブリアニメ「天空の城ラピュタ」。
久石譲さんのこの曲が大好きで、久しぶりに弾いてみました、10年ぶりです。
ラピュタには飛行石という身につけると空を飛べる石がでてくるのですが、僕が石好きになったのは、ラピュタの影響かもしれません。ふとそんなことを思いました。いつも出かける時は胸につけています。
左がラブラドライト、右がアメジストです。空は飛べないけど綺麗な石たちです。
妹が沖縄に行った時に買ってきてくれたのですが、「お兄ちゃんに似合いそうだから買ってきたよ!」そう言って買ってきてくれる可愛い妹がいて幸せです。
子供のころに戻りたい。
話は戻りますが、最近の僕には、子供のころに戻るというテーマがあります。戻りたい理由は子供のころのようや自由な演奏がしたいからです。
下手でも関係なく、人目も気にせず、ただ心のままに弾く。いつからできなくなったんだろう。
いつまでも子供でいちゃダメ…
もう10歳になるんだからしっかりしなさい…
いい年して、何子供みたいなこと言ってるの…
いつまでも夢見たいなこと言ってないで現実を見なさい…
年を重ねるにつれて、子供っぽさは未熟だと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか。大人になっても、手に入らなかったらいつまでも泣いたり、自分本位な行動だけを取っていたとしたらそれはそれで大変ですが、社会一般の常識に合わせるように自分を押し込めすぎてしまうと、生きづらさを感じ始めます。
集団行動の適正を身につけさせるために、周りに合わせて、人と違うことはしないで、当たり障りなく、そう教育されます。
たしかにそれも必要なことですが、規律を身につけると失われることもあると思います。
子供の時は朝起きてからすぐにおもちゃで遊んで、飽きたらまた別の楽しいことを探して、とにかく1日中楽しいことばかり探していました。
でも規律や常識を身につけて大人になるにつれて、楽しいことを探せなくなりました。ワクワクすることも減り、単調に日々をこなすような、まるで感情がない人形にでもなった気分。
僕にとって、それはただ呼吸をしているだけ、生きているとは言えないんです。
子供のころの好奇心や、想像性、ワクワク感、そんな自由な感性を取り戻したいから、子供のころに戻りたいと思うのかもしれません。
ここがクリエイションの原点だと思うんです。
ピアノを弾くようになって、自分を表現することがこんなにヘタになっていたことに驚きました。
ちゃんと弾かなきゃ、ミスしないように、うまく弾こう、人に笑われないように、こんな感情が自分の中から次々とでてきます。
こんなんじゃ、何のためにピアノ弾いてるのかわからない。ピアノ弾きたいの?それとも誰かに弾かされてるの?
もちろん自分で弾きたいから弾いているんですよ。でもそんな感情がでてくると、急につまらない音になって、ピアノ弾いててもつまらなくなります。
子供の時のように画用紙からはみ出して机にもクレヨンで塗ってしまうぐらい、自由な表現をしたいのです。
ラピュタを弾いてみて、映画を見た時のワクワク感を思い出しながら弾いてみました。動画慣れしていないので、まだまだ固いけれど、ピアノを通して自由な自分に戻っていきたいです。
子供の時しか持っていなかった「心の中のガラクタの宝石箱」その箱をまた開けてみたいんです。
今回ピアノ連弾を一緒にさせていただける方と出会えました。まだお会いできていませんが、いろいろお話しせていただく中で、自分の中に抱えていた「負の感情」を手放すことができて、音が変わってきたのを感じています。
それでいいんだよ、と認めてもらえるだけで心の鎖は解けていくものなんですね。無条件の許容ができる関係は貴重なので、このようなご縁を大切にしていきたいです。
そして、一緒に連弾をさせていただく時も、誰よりも楽しく、聴いてくれる方々も置き去りにしないような演奏を目指したい。
一緒に連弾される方は、優しく包まれるような素敵な演奏をされる方なので、ぜひ聴いてみてください。
疲れた時に聴かせていただいて、心が和んでいます。