永遠の命…。もし手に入るのなら。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に見る有限の価値とは。
我、永遠の眠りから目覚めん。
おはようございます、人間どもめ(笑)
寒くなると朝起きるのがつらいです。布団からでるまでどれだけ気合いが必要なのか。2度寝したい誘惑と闘いながらnoteを書いています。
僕はヴァンパイア映画が好きです。ゴシックな世界観が好きで、中でも「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は、名作だと思います。
トム・クルーズ、ブラッド・ピット、クリスチャン・スレーターと、大物俳優が出演しているのでご存じの方も多いと思います。
「その朝、まだヴァンパイアではなかった時、最後の夜明けを見た。そして日の光に別れを告げ、私はなるべきものになった。」
あらすじ
18世紀末、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと共に世紀末の夜をさまよう。現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。
永遠に生きる苦悩。
糧として人間を殺さなくてはいけない葛藤。
人間性を捨てられずにもがく姿。
耽美で残酷、でも美しい描写とともに描かれています。
永遠の命…。もし手に入るのなら。
もし手に入るなら、永遠の命欲しいのか考えてしまいます。
僕の場合ですが、頑張ってシミュレーションしてみました。
人間関係
家族や友人、周りの人が次々に先に死んでしまう。また次の世代の新しい人間関係を作っていけばいいが、おそらく200年ほどしたら、どうせ仲良くなっても死んでしまうんだろうと、誰にも理解できない孤独感を抱え始める。
そして300年後、孤独感はどんどん大きくなり、友人のお墓参りが日課になってしまいそう。。
そして、棺にひきこもる(ヴァンパイアのくせに)
食糧問題
「お願いします、血がないと生きていけないんです。コップ一杯分けてください。」人間を襲うのはイヤなので、理解できる友人何人かに血を分けてもらう。
もしダメだったら、血液を扱う仕事につく。そしたらたぶんいけるかな。今後、技術の発展による人工血液に期待したい。
ある時、友人に正体をバラされ、人間たちに追われる。
結果、やっぱり棺に引きこもる(ヴァンパイアのくせに)
考えられる唯一のいいところは、永遠に時間はあるから、ピアノは超絶技巧になれる。たぶんこれは間違いない。
なんか、シミュレーションすればするほど、せつない気持ちになってきたので、これ以上やめておきますが、結論、僕は永遠の命はいらないです。
「有限」と「無限」、現実にある常識を一旦外して考えてみると、そうなれたらいいのにとなんとなく思っていたことが、案外そうではないことがわかります。こんな妄想シミュレーションができるのも映画のいいところです。
限られた時間、限られた命だから価値がある。
もし、無限に時間があったら、まだ時間は十分あるからいいやと、何かやろうとする気力もわかない。
そうしてるうちに、感情が鈍くなり感じることを忘れていく。ただ呼吸をするだけなら生きているとは言えず、時を刻む時計と同じ。そんなのつまらないなと思ってしまいます。
今の一瞬を閃光のように輝いて生きる。こんな生き方に憧れます。こんな生き方ができているのかと自分に問いかけた時、怠惰な自分にも気づきます。死があるからこそ今が価値があると思えるし、もっとよくしようとすることもできます。
後悔するのは1番つまらないから。
永遠の命はいらないけど、永遠の若さは欲しいな。
僕はセラピストでありながらビジネス家でもあります。
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