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北斗の拳で言えば「お前はもう死んでいる」と思わせるヒデブパンチ。

僕は高校のころ空手をやっていました。アメリカに留学する際、日本の文化を紹介するために習ったのがきっかけでしたが、思いの外ハマってしまい、勉強そっちのけで、武道館に通ってました。




はじめて道場に行って、師範の本気の突き(パンチ)を受けて衝撃を受けました。




打ってくると思った瞬間、風圧だけを残して、もう突き終わっている。
 



いまのがもし本気だったら、「死んでたな。」と心から負けた気持ちにさせるような突き。早すぎて見えないし、全く動けない。人にこんな動きができるのかと鳥肌が立ちました。



北斗の拳で言えば、
「お前はもう死んでいる」
ヒデブパンチ。



こんなの漫画の世界だけだと思っていたよ。



こりゃもう弟子入りするっきゃないと思い、武道の世界にのめり込みました。空手を長くやってる人はたいてい前歯がないんですよ。試合で折られてしまうそうです。




練習は厳しく生傷も絶えなかったけど、楽しかったです。礼儀から精神まで教えていただきました。道場には3年ほど通い、いい突きも打てるようになってきていたのですが、東京への引っ越しもあり、やめてしまいました。



もし、ずっと続けていたら「お前はもう死んでいる」パンチを打てるようになっていたのかな。間違いなく前歯はなくなっていたと思うけど。




なので、今でも武道や格闘技が好きです。youtubeでも格闘技系のチャンネルをよく見るのですが、ある武道家の方がこんな質問をされていました。


「なぜ武道をするんですか?」




その人は、こう答えました。

「この力を使わないためですよ。」
「この力を使わないで生きられるなら、それが1番いい。」



力を使わないために武道の練習をする。一見矛盾しているようで、その奥には信念が垣間見れます。やっぱり一流の人は言うことが違うなと思いました。


武道は自分の身を守るためのもの。身を守らなければいけない状況がこなければ、それで十分。




日本は平和なのでなかなか考えないことかもしれませんが、人生何が起きるかわからないのも事実。そんな時に自然体で冷静に対処出来るか。そのために武道の訓練をするということです。


もし、誰かとケンカになったり、怖い人に絡まれたり、変な人に付き纏われたり。こんなことに遭遇してしまったら、どうしますか?


怖いから謝る。

警察に通報。

なめられるのは嫌いだから、殴る。


漫画の主人公みたいに、ザコを蹴散らしたり、降りかかる火の粉を払えればいいのですが、現実だとなかなか難しいですよね。




だって怖いもん。自分の身の危険のリスクを天秤にかけなけらばいけないわけですから。



もし自分に力があったとしても、実際に手を出してしまうのも法律上問題になります。


武道の本質は相手を制すること。弱きを守り、強きをくじく。



どのようにして相手を制するか。僕は師範の突きから、相手を制する格の違いの見せつけ方を感じました。




凄すぎて、圧倒されてしまったんです。



武道をやっている人は、突きもそうですが、ある種のオーラ、雰囲気が違います。ドシッとしてて、空気が重く、向き合うだけでイヤな感じがする怖さがあります。


相手に「こいつヤべェな。」と感じさせるようなオーラ。ここまでの域に達するには相当な経験と鍛錬が必要ですが、どんな状況でも自然体でかまえられる落ち着きが、こう感じさせるのだと思います。


どんな時も自然体で、相手にダメージを負わせることなく、攻撃しようとする心はベキッと折ってしまう。




僕は今でもこんな風になりたいという憧れがあります。自分でそう在りたいし、周りに守りたい人がいるからです。


もちろん、そんな状況にならないことを心から願いますけどね。


いまは空手はやっていませんが、キックボクシングのジムに通っています。また空手を始めてもよかったのですが、違う格闘技にも触れてみたいと思ったんです。




癖とは恐ろしいもので、ボクシングの構えをしても空手っぽくなってしまい、苦労しています。でもやっぱり格闘技はいいですね。身体を鍛えることで精神面がどっしりするし、サンドバックを叩くのも気持ちいい。


楽しみながらマイペースにやっています。




まだヘボヘボですが、いつか「お前はもう死んでいる。」ヒデブパンチを打てるようになってみたいんです。



僕はセラピストでありながらビジネス家でもあります。

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セラ
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