秘法を求めて東へ西へ
秘法を求めて今日もさすらうドワーフの大魔法使いドラウプニルとその弟子レギン。二人の行手に待つものは?
ドラウプニル「こりゃレギンッ!奴ら追いかけて来るぞ!!」
レギン「だから私はやめましょうって言ったんですよ!!いいから走って下さい。」
ドラウプニル「儂ぁ走るのは嫌いなんじゃ!年寄をいたわれっ!」
ドラウプニル「むぅ...。」
レギン「囲まれましたね...。」
ドラウプニル「話は通じんよな?」
レギン「通じたとしても師匠の事は許さないと思いますよ...。何だってあんなイタズラを...。」
ドラウプニル「ええいっ、やかましいわ!片付けるぞ!!」
いきなりドタバタっと始まりましたが、もう少しこの2人の紹介を。
大魔法使いドラウプニル
実際、若い頃は大したものだったみたいです。『7賢』の1人に数えられたとか何とか...。最近は歳のせいか物分かりが悪くなったり、ちょっと走ると息が切れたり。耳も都合で時々遠くなります。とある事情で失われた魔法を探しています。
弟子のレギン
ドラウプニルの又従姉妹の曾孫の子で魔法の才を見出されて弟子入りしました。魔法の勉強より爺さんのお守りに忙しい毎日。師匠がした、ある変な約束のせいで一緒に旅に出ることになりました。
これは、そんな2人のお話。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?