ミニチュアストーリーテリング覚書②

さてさて、今回は僕が実際どんな風にミニチュアからお話を作っているかというのを紹介。

キャラクター作り

お話には大抵登場人物が必要だ。まずは1人キャラクターを作ってみよう。

これははラルパーサヨーロッパの『ドワーフの魔術師と弟子』という2体セットのミニチュア。
今回はこのミニチュアを使って話を進める。

ミニチュアをよく見てみよう

ミニチュアストーリーテリングなのだから、まずはミニチュアをジックリ見よう。

これは凄く分かりやすいミニチュアだ。ローブをきて、トンガリ帽子を被り、手には杖を持っている。多くの人が持つ魔法使いのイメージにとても近い。身体は小さくて立派な髭を蓄えているのもいかにもドワーフっぽい。

どうやら言葉で細かく説明しなくても魔法使いだとは思ってくれそうだ。ドワーフと一見して思うかどうかは見る人によるとは思うけど。

ミニチュアから読み取れない部分を想像してみよう

このミニチュアが何という名前でどんな性格か、経歴や住んでいる場所、目的は何か?
こういった部分はミニチュアからは読み取れないので、好きなように想像力を働かせて情報を付け加えてみよう。

ちなみに僕はこんな設定を考えた。

「大魔法使いドラウプニル
実際、若い頃は大したものだったみたいです。『7賢』の1人に数えられたとか何とか...。最近は歳のせいか物分かりが悪くなったり、ちょっと走ると息が切れたり。耳も都合で時々遠くなります。とある事情で失われた魔法を探しています。」

ここで一応ことわっておく。ここで挙げたのは一例であって、必要ないと思うところは無理に考えなくて良い。極端な話、名も無き魔術師だって構わないのだ。
ただ、続けて使うキャラクターの場合は名前くらいは決めておくと良い。愛着がわくし、昔から「名は体を表す」っていうじゃないか?

さて、とりあえずキャラクターが1人出来た。キャラクターが何人かいるなら、同じようにミニチュアとよく向き合いながら考えよう。

さて、今回はここまで。次回は作ったキャラクターで実際に物語を動かしてみる話の予定。

#メタルストーリー
#オールドスクールファンタジーミニチュア

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