ワンナイト人狼、ローラーの可否
・はじめに
今年の始めにあまり楽しくない話題を書き連ねてからずっとnote書いてなかったけど先日どうも納得できないことがあったので書くことにした。
この記事は『ワンナイト人狼』を知らないと理解できません。説明も一切入れません。ご了承ください。
・そもそもの発端
発端は5人で『ワンナイト人狼』をプレイしていたときのことだった。
俺(初心者)と、Oさん(経験者)、Kさん(初心者)、Iさん(初心者)、Yさん(経験者)でやっていたとき、
「IさんとOさんをローラーしたら狼吊れますよ!」
「これローラーできなくない?吊り指定しても人外が従わなかったら」
「いや、できますよ!」
「じゃあYさんを確白で置くからどう投票したらローラーできるか教えてもらえます?」
そのやり取りの後、結果は一人しか吊れなかった。いや、ゲーム的にはちゃんと狼を吊ってたから村の勝ちなんだけど。そのときの配役は以下の通り。
しろめし→村
K→村
Y→占い師
O→狂人
I→狼
役欠け→狼、怪盗
Yさんは占いで何の役が欠けてるかを確認している。そしてIさん、Oさんが対抗占いCOをしているのでYさん目線2人外が確定している。なので我々にローラーを提案してきた。しかし俺もKさんも「そこ二枚をローラーするとしても狂人は素直に対抗に入れる訳なくない?狼が吊られたら負けなのだから」と言った。しかし自信満々に「いや、ローラーできますよ!」とか言うもんだから、「じゃあ勝ち負けはもういいので二枚とも吊るように投票指定してもらっていいです?」と言ったのだ。
そしてYさんが指示したローラーの投票先指定は以下の通り。
しろめし→O
K→I
O→I
I→O
Y→しろめしorK(指定せずに捨て票)
そして結果は以下の通り。
しろめし→O
K→I
O→しろめし
I→Y
Y→I
Iさんに2票で狼吊り、村は勝利した……のだが。
俺たちが求めたのは『IさんとOさんの2枚吊り』なのだ。Yさんに「なんでIさんに入れたんです?」と聞いたら「さっきの議論でIさんが狼と確信したので」と。
「いや、ローラーの話は?できるって話でしたよね?」「それって結局単吊り進行と変わらなくない?」とまぁ……結構長々と詰めたらYさんはサーバーから抜けてしまった。いや、返ってくる答えが全部的を射なかったら詰めるしかなくね……
もうめんどくさいから全部は書かないけどさ。
しかしひとつだけ気になる言葉があった。
「ローラー進行だと2人吊れるから勝率が上がるんですよ」
・本題
まぁ、そんなこんながありまして。
結局ワンナイト人狼でローラーはできるのか?と仕事中もずっとぐるぐると考えていた。考えるだけではしんどいので書き綴ろうかと思う。あくまでコミュニケーションゲームなので考えることは星の数ほどあるだろうが今回は『感情、メタは置いといて機械的にローラーはできるのか?』を検証していこうと思う。
条件は『人外は好きに票を入れて良い』、『村陣営は必ず指定通りに票を入れる』、『議論等の要素は排除』、『5人盤面』、『配役は村村狼狼狂怪占』、『登場人物はABCDE、ローラー対象はAとE固定』、『村は真占(占い先→役欠け確認)を元に進行』としよう。
・case1『役欠け狂1怪1』
配役は以下の通り。
A→狼
B→狼
C→占
D→村
E→村
そして投票指定は以下の通り。
A→E
B→E
C→対象外へ捨て票
D→A
E→A
この指定の場合、狼が勝つ為にはCが入れた捨て票に狼が2人とも合わせる以外に勝ち目がない。D、Eの2人の票が確定してるので吊りを逃れる為には3票必要だからだ。
合わせる対象としてはDになるかな。Bは狼だし。
不毛な賭けに出るくらいなら……と諦めのローラー飲みはありそうなのでこれはローラーが成立しそうだ。賭けに出る可能性も普通にあるから100%ローラー成功とはならないが。
指定を変更してみよう。
A→E
B→A
C→対象外へ捨て票
D→E
E→A
この場合、BはわざわざAに票を入れる必要がない。Eに入れるだけで勝利が確定する。ローラーは成立しない。仮にBがEに入れなかったとして2枚吊りはできたとしても村2枚吊りが関の山だろう。村はこの場合どうあっても勝てない。
次は配役を変更してみよう。
A→狼
B→村
C→占
D→村
E→狼
指定はどっちでも変わらない。結局AとEは対抗で入れ合えとの指示が出るので。
そしてそれを正直に狼同士が従う必要もない。適当に捨て票入れられる二人のどっちかに票を入れるだけで狼の勝ちが確定する。片方の狼がイキって占い師に投票したとしても狼が得票2票にならなければ処刑が行われないので狼が勝利する。ローラーはやっぱりできない。
・case2『役欠け狼1怪1』
配役は以下の通り。
A→狼
B→狂
C→占
D→村
E→村
吊り先指定は以下の通り。
A→E
B→E
C→対象外へ捨て票
D→A
E→A
この場合……というより狂人が安全圏にいる場合はAに指定されようがEに指定されようが変わらない。どちらが狼なのかがわからない以上狂人のできることはローラーさせないこと。指定先から票をズラして吊られる人を一人だけにすることで狼が吊られる可能性を下げること。そうなるとやはりローラーは不可能になる。
配役を変えてみよう。
A→狂
B→村
C→占
D→村
E→狼
この場合の狂人の勝ち筋は占い師に票を投じる事。確白置きされてるので別の位置にズラして捨て票位置に運悪く狼がいる、というのを狂人視点でなくす為だ。
そうなると結局狂人に票が集まって狼生存となる。人外がローラー提案に従う意味がない。
やっぱりローラーはできない。おそらく狂人が村にいる時点でローラーは果てしなく難しいのではないだろうか。
・case3『役欠け村2』
こんな占い結果が出たらそもそもの話ローラー提案ができない。黙ってろ。
・case4『役欠け狼1村1』
ここから考えることが急に増える。
とりあえず配役は以下の通り。
A→狼
B→狂
C→占
D→怪
E→村
指定は以下の通り。
A→E
B→E
C→対象外へ捨て票
D→A
E→A
怪盗が何を取ったかにもよるが、まず占い師(C)を取ってる場合。何も変わらない。ただの村と変わらないのでcase2のひとつめと変わらず狂人がローラーさせないムーブをするだろう。
村(E)を取った場合。COすることでローラー対象をずらすことができる可能性がある。しかしそうなると狂人がご主人を知るだけになってしまうのでローラーは完遂されない。村が団結してニブイチの一本釣りで勝負しないと村に勝ち目は無い。
狼(A)を取った場合。この場合Dはローラーをしたところで自分が吊られないことが確定しているのでDはそのまま指定通りの投票を行うだろう。
しかしBはそんなこと知らないしご主人が誰かもわかってないので狂人目線はローラーしないのが結局強い。ローラーは完遂されない。
狂人(B)を取った場合。狼がAかEのどちらかに存在することがD目線で確定するのでBかCに投票することになる。Bも取られていることを認識していないのでローラーの邪魔をする為別位置に投票することになるだろう。場合によっては占い師が元狂人と怪盗の手によって吊られてしまう可能性もある。やっぱりローラーは完遂されない。
配役を変更してみよう。
A→狼
B→狂
C→占
D→村
E→怪
指定は先程と同じように。
怪盗が何を取ったかの考察もしよう。
……と、思ったが勝敗はともかくとして『ローラーの可否に関しては』正直変わらないように思う。狂人がローラーさせないムーブができる時点でローラーはおそらく不可能だ。確率的には2枚吊るより1枚の方が狂人の勝ち目はあるのだから。
・case5『役欠け狼1狂1』
この盤面が確定した場合、ローラー完遂率はおそらく95%を超えるだろう。誰がどの配役だとしても、誰が誰の配役を取ったとしてもローラーしない方が強い役職(狂人)がおらず仮に怪盗が狼を取ったとしても元狼と共闘ができるわけもないし……。
・結論
ワンナイト人狼5人盤面でローラーは、狂人が欠けている状態なら完遂の可能性はありそう。その他の状況だと基本的に難しそう。『ローラー進行が勝率が高い』は少し……いや、全然わからなかったかも。
今回はかなり状況を限定して考察してみたが、条件次第ではローラーがしやすい状況も存在するのかな?
有識者が見て『こいつ間違ってる』みたいに思った人はコメント残して教えていただけたら幸いです。
久しぶりにnote書いたけどたまにはやっぱいいね。
また書き綴ってこ。
次は真・女神転生VVのレビュー記事かな?
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