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短歌:冬至前

冬至前極夜の弟のような日暮れに探す灯の種/銀猫
とうじまえきょくやのおとうとのようなひぐれにさがすともしびのたね

 冬至を前にしたこの時期はほんとうに日照時間が短くて、夕方、気付いたらもう日が暮れている、という状態です。以前の職場で、窓なし部屋に籠らなくてはならないことが多かったのですが、仕事が終わってその部屋から出ると、窓の外は深夜に感じるほど暗くなっていたことを覚えています。夕方の5時少し前くらいのことでした。

 冬至が過ぎれば日が長くなり、だんだんと明るい時間が増えていきます。春を感じるまで三ヵ月、春になるまで四ヵ月です。

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北乃銀猫
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