夢を見続けて、何が悪い?
始めましての方も最近増えてきました。嬉しいです。大したこと書いていないけど、今後の為に「良い教材、悪い教材」の参考にでも慣れかと思います。書いてある反対側を歩けば俺のような人生にはならない…(笑)そういう活用法もあります。
さて、昨日長々と昔の悪友と電話をしていました。彼も彼なりに…今回大失敗をしたそうです。「コロナ禍での損キリ」
何1,000万円の黒字が、赤字に変わってしまったそうです。「何とかならんだろうか?」
俺自身、彼の業界の端から端まで歩いてきたけど、「まだやっていたのか?」って思っていました。いい時で辞めていたら、きっと苦しまなくて済んだのに…今更、どうのこうの藻掻いても…答えは変わらないと思う答えを出したら、「気楽でええなあ」
そう、この言葉を発端に1時間30分の長電話に繋がりました。
失敗するには原因があるし、躓くにも原因がある。
その原因を見るのも含めて仕事であり、経営であるんです。
ただ、お金の勘定ばかりをしていたら、お金を数えるのが仕事で経営の本質が見えていなくて、当然従業員の顔色や体調や、世の中の人の流れも見えなくなるじゃん。それで見ていたから経営って言えるんでしょうか?
実は、俺も大変な経験をしました。
奥方の親元の代々伝わる会社の危機が、3年前に飛び込んできました。昔は「専売公社」っていう言葉がありました…最近ではあまり効かなくなったでしょうが…
「三公社五現業」ってご存知でしょうか?私も奥方の祖父が亡くなる前に、色々と聞かされて学びました。元々は、タバコも専売公社でしたが、独立しましたね。
祖父のタバコ専売権利が代々支えてきていたそうです。ところが詐欺にあい状況が変わったそうです。そして、電電公社「今のNTT」の地域に電線を引っ張ってくることが「ステータス」みたいな風習があったそうです。(笑)
今でいう「地主、地場権力」ですね…
で、祖父はその村の集落に電線を引っ張ってきたと言う事で、「金の縁取りの証書」※「証券みたいなもの」を500口…1口60万円を出して電話を繋いだそうです。30年したら何倍かになって換算してくれると言う確約があったそうです。それを奥方の母親の弟さんに見事騙されて奪われてしまい、会社のお金もそうの財産も奪われてしまいました。残ったのは借金6800万円。
住む場所も失い引き取らせていただくことになりました。一緒に暮らすことにより、少しでも気が落ち着いてくれれば…そう思っていました。ただ一度崩れた歯車と言う「精神」は、そう簡単に戻るものではなかったのです。
ただ、母親の願い…それは「会社だけを残してほしい…」でした。
その言葉を俺は受け取りました。そりゃ、経営したことも無いから大変でしたね…でも、損キリで縮小化をし、可能性のある物だけを残し、2年半でようやく管財できました。自分が働いていたお金も母親の会社に投入し、訳も分からず必死になりました。
そういう時に限って…必ずアクシデントあるんですよ…
困っている時に限ってまた「騙されるんです」どこで見てるんかわからんけど、結局また減った借金が少しづつ増えていくんですよね。
もう処分する会社もないし、あの時は一番しんどくて考えさせられました。
で、私が最初の時点で目を付けていたのは「システム会社 MOGURA」でした。なんか知らないけど、凄く弾かれたんですよね。
「なんかわからんけど、可能性がある…」
結局、そのMOGURAの社員数名が最後の最後まで残ってくださり、今のMOGURA CORPORATIONがあります。
そして、その子会社に俺の「REGEND」を起業しました。
俺の希望は、このREGENDです。何かこの会社で「やらかしたい」
でも、母親の会社を生き残らせるのに必死で、自分の身体はボロボロになっていました。
デカい代償でしたね。
でも、今・・・下を向いたらそこで何もかも終わってしまう。
だから病気とも真剣に向かい合い、「もっと、なにかできないか?」って考えたりしています。
今の夢は、「生きる事…」当たり前の事ですけど、それが目標って…
馬鹿げていると思うでしょう…
人生を甘く見ていませんか?一瞬先は「闇」なんですよ。
ちょっと些細な悩みでもありませんか?
「ホストの未収を払わなくては、彼氏に捨てられてしまうんです…なので、店長絶対に返しますから、360万貸してください。働いて絶対に返しますから…」
見事に逃げられました(笑)
そう言った金額だけで借用書2000万円超えてます。
「先の事を考えて、新事業はじめやんか?俺も出すからお前も出せ。300万円」
「来月返すから200万貸してくれ。」
「男子スタッフの給料建て替えといてくれ。来月返すから。」
「この前借りてたの来月返すから追い金で84万貸してほしい。合計100万返すから」
残っているのは、銀行から振り込んだ振込用紙のみ。挙句の果てに周りには、逆のことを言って回っている始末。
その人が金を俺に貸すほど持っているのは見た事なかった…
「俺がくたばれば、返す必要ないから…」そういう事だったそうです。
はなっから返す気なかったと言う事です。こっちが母親の事で頭抱えている時もそういう自分の事ばかり考えていたんでしょうね。
結局周りを見渡してみると…そういう繋がりばっかだったってことです。
そんだけのお金があれば、もっと楽に生きていたでしょうね…
「俺の夢ってなんやったっけ?」
その時、ふと振り返って見直してみました。
「何も無い・・・」
そうなんですよ…何か目の前の喪失感が出た時、人の考えていたことって、無くなって見失ってしまうんですよね。
俺も何か新しい夢を持とう…それが「生きること…」誰よりも長く生きてやるって事でした。因果なもんで、そう思うと更に身体が悲鳴を上げて崩れていく。
でも、何かをやり遂げようと思った。
それを励みに、向かって行く気持ちが俺の支えなんだと…
何もないところから、自分の能力だけで始める…
「俺が、俺をプロデュース…」
楽しいですよ。
クラウドファンディング…注目していてください。Twitterでもどんどん宣伝してください。
「チャレンジ企画」…
今までトライして、アカンかったことはない。
今回も同じになるかどうかわからんけど…
成し遂げたい。
「俺でも這い上がって来たんだし、お前でもやれるだろ!」俺が、電話で彼に言った言葉…
「現場に出て、現場を見ろ…」
金を数えていても仕事じゃねえんだからさ…
医者が患者を見るから医者なんだ…金を数えてるだけの医者なんかいらないだろ!それと同じだわ!
現場を見ていたら流れが見えて、損切の瞬間が見えるから。
みんな頑張ってほしい…
「夢は多いほど素晴らしいんだよ…その分だけ、頑張れるんだから…」
By 銀狼~silver wolf
今日はここまで…では、また・・・see you…
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