【ネタバレ有】ジークアクス初見感想

機動戦士ガンダムジークアクス、見てきました。

以下、見た直後の勢いそのままに感想を書きます。
ネタバレ注意。










何か機動戦士ガンダムの第1話始まったな…

冒頭のBGMとナレーションは初代機動戦士ガンダムのオープニングそのもの。
おや、まさか今作は宇宙世紀の話か?

…と思ってたら本当に機動戦士ガンダムの第1話が始まった。

連邦軍のモビルスーツ(ガンダム)開発計画を察知してシャア少佐率いるザクがコロニーに潜入するシーンは、初代ガンダムそのもの。

この時点では、「これはアレか、作中の映像みたいな…本編に大きく絡む訳ではない、ファンへのちょっとしたサービスだったりしないか…?」と疑いながら見ていました。

…いや?
初代ガンダムそのものじゃなくね…?

シャア本人がコロニーに乗り込んできてるやん。

本来はシャアの部下2人がコロニーに潜入してアムロ・レイの駆るガンダムに撃破される…という流れで、シャア自身はこの時点ではコロニーに潜入してきていません。

この後、シャアがガンダムに乗っちゃう事で、ジオンが勝利するという本来の歴史と異なるアナザー宇宙世紀が始まるのですが、よくよく考えてみると最初からちょっと展開がズレてます。

初見の勢いそのままなので取りこぼしも多いと思いますが、気になったキャラについて羅列して行きます。
あと、毎回初代機動戦士ガンダムって言うの大変なので「初代」って略します。

シャア・アズナブル

言わずと知れた(?)初代のライバルキャラ…ですが、どうもキャラ造形が初代のシャアさんとは違うように感じます。
いや、シャア自身というより置かれた環境が違うのかな?

この人、初代ではジオン軍のエースパイロットでありながら、ジオンを支配するザビ家にかつて父親を殺されたりしてて、真の目的はザビ家に対する復讐です。

そこはジークアクスでも描かれているのですが、絶妙にニュアンスが変えられています。
まず、かつての学友ガルマ・ザビが戦地を離れており謀殺されません。
初代では、シャアの学友でありながらザビ家(復讐対象)の男であるガルマ・ザビが戦地ででしゃばる事で、シャア自身の計略でガルマを謀殺する事になり、「君のお父上が悪いのだよ」「坊やだからさ」等の名ゼリフを残しています。
…が、シャアは表面上は超絶エースパイロットに見えて内面はバチクソ人間臭い危ういメンタルの男なので、自ら学友を誅殺した事によって明らかにその後の展開にも影響があった…と思っています。
しかし今作では、ガルマが戦地にいないため謀殺展開がなくなりました。
そのせいか、全体的にシャアの言動がこう…サラっとしてます。
復讐心とか嫉妬とかそういう感情があんまり見え隠れしないんですよね。

さらには、シャアが死ぬまで呪いとも言える影響力を発揮し続けた少女ララァ・スンとの出会いもありません。
シャアはとにかく女運が悪い(ララァが悪い女という訳じゃないけどシャアのメンタルを持ってき過ぎ)という印象なのですが、ジークアクスではシャア周りの女運要素が排除されまくっています。

結果として、内面のドロドロした人間臭さが鳴りを潜め、表面上の超絶エースパイロット感だけが残ったシャア・アズナブルとして大活躍、ジオンを勝利に導きます。

無限に書けるけど進まないのでこのぐらいにして次行きます。

シャリア・ブル

消えたシャアに心を囚われて追いかけ続けるジオン軍のおじさん。
この人、ニュータイプでありながら実直なジオン軍人としてちゃんと初代に出てくるけど、アムロ・レイに撃墜されて普通に死ぬ人です。
ジークアクス空間ではシャアの大活躍&アムロ君がいなかったりで生存しますが、結果として消えたシャアに執着して動き続ける湿度の高いおじさんと化しました。
いや、初代でもいいキャラではあるけど1話しか登場しない脇役だよね…?
まさかシャリア・ブルがメインキャラ化するとは思わんやん…。
ジークアクス運用の実権を持ってるっぽかったり、くっそ大胆な行動(中立コロニーに戦艦ぶっこみ)したりと、目が離せないおじさんですね。

ガンダム➡赤いガンダム

ザクがまあまあ初代の意匠を残しつつアレンジされているのに対して、ガンダムは「これをガンダムと言われれば…まあ…ギリギリガンダム…かな?」ぐらいの大胆なアレンジがされています。
顔の造形とかシルエットとかはエヴァンゲリオン感ありますね。
戦闘シーンは、アムロ・レイの駆るガンダムのオマージュにシャア自身の戦闘シーンのオマージュも加わり初代オマージュ祭り。
最終的には、ララァ・スンの駆る巨大MAエルメスに搭載されていた脳波でコントロールして縦横無尽に敵を撃ち抜く反則兵器・ビットをそのままガンダムに搭載して、これを見事に使いこなしています。
初代の終盤シャアは、ニュータイプとして覚醒するアムロやララァに置いて行かれて情けない場面も多いのですが、本作ではそのニュータイプ能力を発揮しまくっているようです。
いやマジでどうしたのシャア?
お前がそんなにしっかりしてるせいでジオン勝っちゃったじゃん。
キラキラの中に消えたけど…。

キシリアとかドレンとかマリガンとかマクベとか名脇役についても語りたい祭りですが、終わらないので後編に移りましょう。

急に作画が変わってジークアクス始まったな…?

マジで今までのアナザー宇宙世紀は何だったんだよ…と思ってたら、普通にさっきまで見てたアナザー宇宙世紀と歴史が地続きのようです。

正直ここからはもう、マチュかわいい、戦闘シーンかっこいいという感情に全部持ってかれてました。

あ、大事な事を忘れていました。
マチュおっぱいがでかい。

何でマチュがジークアクス動かせたの?
キラキラは結局何?
シュウジは何者?
何で赤いガンダム持ってるの?
その辺は考察が得意な人達に任せましょう。

一応自分のうっすい知識で知ってる事と言えば、マチュ達の住んでいるサイド6は表向きは中立を謡っているコロニーです。
宇宙に住んでるからってジオン公国の配下という訳じゃないんですね。
だから肩に警察マークつけたサイド6独自の警察ザクがいるし、ジオンのジークアクスのパイロット君が逮捕されちゃったりしたんですね。
不法移民街が出来上がってるのは、まあ人類が半分死んだ戦争から数年だし、中立国に救いを求めて不法入国してきた人達がいっぱいいたんでしょうね。

やたらと漢字や日本人名が多いのは、何かあるのかな…?
正直、宇宙世紀っぽいだけの完全別世界かもしれないし、現状何もわからん…となってますが、マチュが「わからないけど何かわかった!!!」みたいな事言ってたし、視聴者の私も何かそんな感じで行きたいと思ってます。

何かまだまだ書き足りない気がするけど、いったんここまで!!!!
視聴直後からの書き殴りおわり。
また何か思う事あれば書きます!!!!

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