夏休みアレンジ祭2023 アレンジサイド

 こんにちは。夏休みアレンジ祭2023に参加しています。先日9/24に原曲とアレンジ曲が配信されました。この記事ではアレンジ曲について書いておきたいと思います。

 僕が受け取ったのは、「newmusic」というタイトルの曲。

 おお!これは大変にシンプルな曲!アレンジに向けて印象をまとめると
・メロディが大変に美しい。おそらく歌物。
・コードは必要最低限に厳選されている。
・リズム隊は派手ではないものの、確実に仕事をしている。

 これは僕の邪推なのですが、おそらくこの原曲には”原曲”が存在するように思うのです。つまり、もともと歌物である曲があって、しかもアレンジがなされている”正解”となる原曲が存在するのではと。
 その正解である曲から歌詞を省き、必要最低限のコードを残してそれ以外を省き、鳴らす音も必要最低限のみを残して省くという…。まるで禅の極地のような曲ではないかと。

  メロディが美しいので、これを活かさない手はありません。イメージはMISIAの「everything」のように、メロディをストリングスが最大限に引き立てるアレンジ。となると、コードは少し装飾しなければなりません。テンション追加したりリハモナイズしたり…

 メロディが美しいので、これはもう歌物でしょう!となると歌詞ですよね。歌詞苦手なのよね…。
 とりあえず原曲のタイトル「newmusic」を受けて、タイトルだけ先に決めてしまいました。「あたらしいうた」。「あたらしい」ってことはできたばっかりってことかな?
 そう思うと、これはアレンジ祭に参加している人全体の気持ちかなぁと思いました。今はまだわからないけど、でも確実に存在している「原曲を作った方」。その方には少なくとも「良かった」と言ってもらえるようなアレンジにしたい!
 そういう思いで書いた歌詞です。

鳥踊る朝も
月謡う夜も
見えない音を探してた
頬伝う雨に
髪撫でる風に
見えない言葉探してた
僕の思いは言い出せないまま
丸めた紙に捨てたけれど
暗い部屋に光が差した今
新しい歌が聞こえたときは
あなたに届けたい
まだ知らぬあなたのための歌を
儚い歌を温めたい
旋律をなぞっては遠い
現実を近づけるように

 できたアレンジ曲がこちらです。

 ボーカルはSynthesizer VのMaiさんに歌ってもらいました。実は作成中にSynthesizer Vのアップデートがあり、それまで作成していたボーカルのピッチが少し変わってしまったのです。ああ、なんか思っていたのと違う!!というピンチを迎えたのは余談です(その後、何とか補正しました)。