「Blue Period」

 突然ですが、僕は以前、このようなポストをXに行っています。

 2024年は(まだ終わってないけど)僕を取り巻く環境もそんなに良いとは言えず、気分的にも沈んでいることの方が多かったです。楽曲の制作も明るい曲を作る気にならず、そもそも曲を作りたいという意欲もあまり湧かないこともありました。ボッチボカロ投稿祭に出した曲は、今年の中でも結構制作に力の入ったものです。何せ投稿祭のコンセプトが、「曲や演奏、動画やイラストまで全て一人で行わなくてはならない」というものだからです。自分でイラストを描かなければ、ということなのですが、結構な枚数を描きました。

 ここまで力入れたけど、再生数はさほど伸びず…。ということで、ちょっと無力感を感じたことも、制作意欲の湧かない原因の一因でもあります。

 ということで、冒頭に見ていただいた「カラコレを目処に投稿ペースを考えなおす」とポストへとつながります。しばらくは投稿することを控えて、いろいろ勉強しようと思っていました。あと、投稿祭に縛られることなく、投稿するなら自分のペースで投稿しようとも思っていました。

 キラハピはそんな中でも投稿したいなと思っていた投稿祭で、個人的にはボカコレよりも意欲としては強かったです。

 コンセプトはその名の通り「キラキラしたハッピーな曲」。ただ、今年の僕の状況はあまりよくないため、そんな曲は作れませんでした。ただ、投稿をしようと試みて曲を作ってはいたのです。「Blue Period」というタイトルで曲を作っていました。

 歌詞もアレンジも大方できてはいましたが、もう少しアレンジしたかったことや「そもそもキラハピには合わない」などの理由で投稿を避けました。キラハピは割と今年の目標にしていたこともあり、自分で投稿を避けたにも関わらず結構ショックを受けていました。でも、キラハピのあの輪の中に入る気が起きなかったんだよねぇw。言ってみればキラハピは陽キャの集まりで、その中に陰キャの僕が入っていくことの気まずさ。目標にしていたのに、なんか入りづらい空気を感じたという挫折感に近い感情を勝手に感じてました。

その後、少しずつアレンジやミキシングを進めて、キラハピの1ヶ月後である7月にYouTubeに投稿することができました。

 Blue Periodは決して面白い曲ではないです。至って普通の、何か取り柄があるような曲ではありません。聞いて驚くような構成もありません。でも、間違いなく僕のために作った曲です。誰かに救いを求めるような歌詞であったり、そっとここを撫でるようなメロディであったり、僕自身を慰めるためのような曲になりました。そういう意味では、僕にとって「キラキラ」で「ハッピー」な曲なのです。この曲を作れただけでも、今年の僕にはたぶんお釣りが来ると思います。万人に刺さるような曲じゃないですが、僕と同じように何か救いを求めている人には届く曲なのだと思います。

 余談ですが、しばらく投稿を控えるつもりだったのに、なんとニコニコがサイバー攻撃を喰らって、そもそも投稿できなくなってしましました。ニコニコ再開後、僕は今のところ月イチのペースで曲を投稿しています。どれも再生数は少ないですが、最近はあまり気にせず(どうせ伸びないと思っているので)今後もちょこちょことやっていきます。