胎界主第三部 帝王の塔 1-7 の感想
金曜日は胎界主第三部の更新日なので胎界主の話をしようと思う。未読の人はこの機会に一部・二部もぜひ!
さっそくだが、胎界主公式サイトに表示されている希望的完成予定に身震いしてしまった。ここまで既に15年を費やし、三部にまた12年。強すぎる。
まだ7枚しか更新されていないが、あれこれ書いていきたいと思う。
・この塔はもともとはタロット・アス(ひいてはソロモン)のものではなく帝王のものだったようだ。
・サタナキアが出てくる東屋みたいな建物はなんだろうと思っていたけど、「塔の男 前編」で出てきたこれかな。これを通らないと塔のある一帯には入れないみたい。
・超然とした強キャラというのは胎界主には意外と出てこなくて、あのソロモンでさえ歯を食いしばりながら頑張っているような漫画ですが、今回サタナキアと帝王すらそれを免れていないことが証明されてしまった。
・魔王サタナキア。アスタロトをして「私も何を考えているのか わからないし」、リョースをして「サタナキアだけは 油断ができない」と言わしめ、夢想胎界にサタナキア防壁を築き、何より生体金庫トラップを立案したあの魔王サタナキアが、こんな中間管理職じみた存在だったとは! 目のまわりのクマがすごい。夢魔の王が不眠症という皮肉なのかな。
・サタナキアがダンマリ野郎と言われていたのは何らかの認識ロック案件っぽい。三部になったとたん汗をタラタラ流しながらよく喋る。
・サタナキア、喋るときに「ドキドキ」とか「パアアア」とか効果音が出るのがかわいい。古代王国編の次の回が「02 サタナキアの誘惑」となっているけど、誘惑とかそんなことできるのかな……。
・帝王の存在級位の上昇がとまらない! 今まで示唆されていた「帝王が生成世界を徘徊している」というの、もっと悠々自適な感じかと思っていたが、原典落ちを避けるための仕方ない行動だったのか?
・世界からの垢BAN、漫画のパワーインフレを避ける方法としてなかなかいいのかもしれない。もっともピュアなんかはかなりの力を手にしかけたので、うまくやる方法はいろいろあるのだろうけども。
ここからの展開は、帝王の存在級位の上昇がとまらない原因によって、大きくふたつ考えられると思う。
1. 帝王自身が原因
もしそうなら、 ここからは帝王の存在級位をソロモンに押し付けにいくような展開になるはず。こうなると、ソロモンが誇っていたスーパーパワーというのもべつにソロモンの努力の成果とか、存在級位上昇の快楽を貪っていたとかではなくて、ただチートを強制的に押し付けられて垢BANされたということになる。おじいちゃんかわいそう。
2.帝王以外の存在(ソロモン? )が原因
帝王よりも上手の存在がいて、その者の策略によって存在級位上昇がとまらないという可能性もある。もっとも、存在するだけで足元が溶け落ちてしまうほどの存在級位を誇っていたのは、作中ではソロモンと< >ぐらいである。こちらのルートなら、サタナキアが胃痛をこらえてソロモンのもとに向かうような展開になるのだろうか。サタナキアが苦労しているようすが目に浮かぶのでなんだかこっちのような気がしてきた。