Yukou Ito presents: Voyage
僕のnoteを読んでくれている方がいるのであれば、初めまして。記事を開いていただきありがとうございます。少し長いですが是非お付き合いください。
初投稿です。文章を書く事自体がほぼほぼ新体験なので読みづらいかもしれませんが徐々に成長していけたらと思います。
ここではまず僕が何者なのか、なぜnoteを始めたのか、そして僕がオーストラリア、ブリスベンにて放送しているラジオ番組Voyageとはなんぞやという事柄について書いていこうと思います。
僕について
名前はカタカナで書くとユウコウになります。
15歳まで日本で育ち、高校生になるタイミングでオーストラリア、クイーンズランド州ゴールドコーストへ語学留学という形で飛び立ちました。
現地高校を卒業し、母校からは少し離れたオーストラリア第3の都市とも言われるブリスベンの大学に進学。後ほど出す記事で触れることになるかとは思いますが現在はその大学を休学して日本に帰ってきています。
極論ただの21歳なのです。(2023.3)
noteを書くことになる経緯
そんな僕がこれから不定期で何か文章を書いていこうと思いました。元々好きなクリエイターや芸人さんの出すエッセイなどを読むのが好きで、いつか自分もなんともないけど何か頭の中を微公開できる読み物が書けたら楽しいだろうと。
というのも今現在(2023年3月時点)、僕はブリスベンの多国籍コミュニティラジオ局で日本語の番組の制作や出演、編集などをしていまして、そこで約一年前から自分の番組を放送させてもらっています。その番組というのがこの記事のタイトルにもなっているYukou Ito presents: Voyageであり、規模は極小ですが僕の地上波冠ラジオ番組な訳です。
番組自体の知名度は規模は本当に言葉のまま片手で足りるほどなのですが、それをどんどん拡張していって色んなモノ、人々を巻き込めたらなと思い毎週放送しています。
そのためにInstagramでの放送後記や、Spotifyを初めとしたPodcast配信媒体でのアーカイブ配信などを企画して形にしていく中で文章でも番組の話や、留学生時代の話、単純に今週みたコンテンツの感想や衝撃などラジオでは話すことでもないけど残しておきたい記憶を記事にして、日記感覚とは言いませんがラジオ以外の事も文字に置き換えていこうと決めました。
Yukou Ito presents: Voyage
このVoyageという番組がどういったものなのかという話の前にどうやって発足したのか、そして僕がラジオに出会い心を持っていかれたことについて書かせていただきます。
僕とラジオとの出会い
僕がラジオに触れていたのは恐らくかなり小さな頃からでした。父の運転する車ではよく“おぎやはぎのメガネびいき“や“たまむすび“が、母の運転する車では“J-WAVE TOKYO MORNING RADIO“が流れていたのを覚えています。今考えればこれらは現在の僕の好きな番組にかなり影響しているみたいで、数年後にビッグバンを起こすサブリミナル時限爆弾は僕の脳裏に埋め込まれていた様です。
ただその頃は自然音として何の興味を惹かれることもなく、ラジオが流れているという意識さえ無かったかもしれません。
ラジオという概念に対して無関心だった幼少期から少し時間は飛んで僕が留学生としてオーストラリアに一人移動してすぐ、3ヶ月に及ぶ語学学校での勉強と卒業試験(入学予定の現地校に行くにはこの試験に受からないといけません。)をストレートで終え、ゴールドコーストに引っ越して間もない暇な休日にふとYouTubeでバカリズムのコントが見たくなりページに行って視聴していました。
一年ほど前にこの頃の心情について考えて自分の中で答えが出たのですが、僕はホームシックにはなったことがないんです。ただ、元々ネタ番組などはよく見ていた家でしたから、日本の暮らしへの寂しさ的な感情を母国のコンテンツを消費することで紛らしていたのではないかと解釈しました。
今は自分でペース配分が出来ないことにストレスを感じあまり好みじゃなく使わない自動再生という機能をまだ使用していた頃だったので、一本動画を見終えるとすぐに次の動画が始まるんです。
そこで、バカリズムのオールナイトニッポンGoldが流れてきました。
ちなみにラジオ好き界隈の方は感じているかと思いますが思いっきり違法アップロードのアーカイブです。
ただその頃はそんなことも知らないものですからラジオという自分にとって全く新しいコンテンツの衝撃を真正面からくらって、気付けば何本も過去回を遡っていました。
元々聞いたことはあるメディアのはずなのに聞こうとして消費するラジオは新しく、楽しくて、わずか数本で僕の以降の人生はそれなしでは生きていけなくなりました。
15、16歳の少年少女が深夜ラジオにハマるというのはそんなに珍しいことではありません。でも個人的には今までの自分の好きなものの序列が全て脅かされるほどの興奮と感動でした。
何がそこまでさせたのかは明確にはわかりませんが、普通に一般的な入りと同じく何かパーソナリティと自分の距離感や親近感が響いたのではないでしょうか。
その自動再生が次に流したのが星野源のオールナイトニッポンのバカリズムさんゲスト回でしてそれが僕の音楽遍歴に超絶多大な影響を与えるのですがそれは本当に長くなってしまうのでまた別で書かせていただこうかと思います。
自分のラジオ番組の発足
ラジオとの出会いがとても長くなってしまいましたが、次に僕がラジオで話す側になる経緯について話そうと思います。
日本の深夜ラジオの虜になった留学生の高校時代は不思議なものでした。もちろん友達も出来たしスポーツもして楽しい学生生活でしたがラジオの話題を共有できる人はおらず、現地の日本人の友達にも勧めてみたけど人の趣味嗜好に踏み入るのは難しいもので。なかなかラジオの話をする友達はいませんでした。
まあ今も別にいないっちゃいないんですけど。
そうなるとやる事は一つ、妄想です。
学校にも慣れてくると授業を楽にこなせるようになる訳です。日本でも授業中に内職をしたりノートに落書きをしたりしたことがあると思いますがそんな感じで僕は一人妄想に耽ていました。
ある時は放送作家、ある時はパーソナリティ、ある時はゲストなど頭の中で出てみたい既存の番組や妄想内限定の番組を放送していました。そうしていると自分の中でいつかはブースの中に行きたいと言う思いがだんだん大きくなっていました。そこで自分が番組をやるならどんなものにしたいだろうと思い、内容や時間、番組タイトル、曲入曲送り、定クレの読み方などをノートに書いたものが今の番組のプロト企画書です。
最終学年に入ると難しさの増した授業により(Ausの高3は日本で言う大学一年レベルをやるらしいです。もちろん取ってる科目の段階によりますが。違ってたらごめんなさい。)、妄想とそれにより出来た企画書はノートに仕舞われた高校生活が続き、無事に卒業し大学に進学します。
新しい環境になるとアイスブレイクも兼ねて自己紹介をする機会が増える訳で、僕はラジオが好きなんだという事をよく口にしていました。
すると、そこで出会った友人の一人に近場で日本語のラジオを放送している局があるから知り合いと繋げようか?と願ってもない機会に恵まれました。
連絡もつき、すぐに体験見学に行くことになりました。と言うのもそこはブリスベンを拠点とする非営利団体のラジオ局で、スタッフやパーソナリティの皆さん全員がボランティアで活動しているチームでした。どっちかって言うとこちらが資格を取るために少々のお金を払うと言う感じなのですが。
ただ、僕にとってはどんな形でもまずラジオに携われるならやってみたい。経験を積みたいと言う一心で二つ返事で新メンバーとして加わりました。
そうして僕のラジオ制作側としての時間が始まります。今も放送している夕方の生番組Japanwaveにちょこちょこ出演しながら、自分の蓄えてきたラジオに関する知識からくる改善点などを挙げたり、番組内で新しいことに挑戦してみたりしていると、数ヶ月経った頃にそのラジオ局日本語放送制作チームの役員になることになりました。
役員とはいっても前に申し上げた通り非営利団体なもので、特に何か仕事があったりお給料が発生する訳ではなく、たまーに役員会議があったり、少しだけ自分の判断で動けることがあるくらいです。今はもうそれすらあまりないと感じています、、、。
それでも日本語放送がより良く大きくなるために色々活動しているのですがその内容についてもまた別の記事で書きたいと思います。
そんな中、日本語放送が持つ番組枠の3枠内の1つが過去回のアーカイブを流しているだけな事が分かり、僕は誰もやらないなら自分にその枠を頂けませんかと言う旨を同じ役員さんに伝え、OKが出ました。
そうして高校時代に作っていた企画書をブラッシュアップし、いつかと妄想していた自分のラジオ番組Voyageは想定よりはだいぶ早くに始動しました。初めは深夜のスタジオから生放送をしていたのですが、日本に帰国するにあたって放送形態は宅録、編集に移行しました。
帰国する経緯についても後日、活動内容と共に別で記事にします。
ラジオ番組Voyageとは
そんなこんなで想定より早く実現した冠番組“Yukou Ito presents: Voyage“は現在オーストラリアはブリスベン、カンガルーポイントに拠点を置く4EB Radioにて毎週月曜深夜現地時間24時から放送しています。(日本時間月曜23時)
4EB Radioはブリスベン、ゴールドコースト近辺にお住まいの方は車やラジオの周波数を98.1 FMに、それ以外の方は公式サイトで生放送とアーカイブを世界中どこからでも聞く事ができます。
放送内容については特にテーマは設けておらず、自分の好きな文化(ラジオ、音楽、サッカーなど)や15歳から一人オーストラリアで生活していた経験を元に毎週体験談や感想話をしています。たまにゲストを呼んだり、ロケをしたり、弾き語りをしたり、ジングルを自己制作で使っていたり、やってみたいことを番組として成立するように企画・放送をしています。
番組ではメールを募集していまして、それぞれの回で話した事についてのリアクションでも、海外生活に関する質問でも、音楽(選曲)についてでも何でも構いません。みなさん、note読んだよ!などでも大歓迎ですので是非voyagecast21@gmail.com まで送ってください。
実はまだ一通しか届いた事がありません。それがこの番組の規模を物語っています。
放送後にInstagramで放送後記を投稿していたり、Twitterではその宣伝と毎週選曲プレイリストの紹介、SpotifyやGoogle Podcast, Stand FM, YouTubeなどの配信媒体でアーカイブを載せているところです。気になったら是非覗くだけでも見に来て下さい。
最後に
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
と言う事で、何者でもない21歳が個人制作・放送しているラジオ番組Voyageの概要とその普及活動に伴い始まったnoteの更新内容でした。
これから放送後記やラジオに関係ない話など書いていこうと思うので、お時間のある時に読んでいただけたら嬉しく思います。
ご拝読ありがとうございました。