今なぜ個展を開催しているのか
そんな疑問もあるかなと思いまして書きました。
心への救いであったり
新たな疑問を持つきっかけになるのが
アートのもつ役割の一つだと思います
そんな風に存在してくれたら嬉しいなと思っています。
普段テレビもネットの情報検索も
少しだけ疎い私ですが、アーティストとして感じる
今の世界の空気感は、それはそれは恐ろしい。
善良すぎる誰かが、ほかの誰かの動きを監視している。
そんなムードです。
思考して行動することが大切、
ということを改めて知ることができるのも
アートの力だなと思うのです。
情報は毛布にもナイフにもなりますが、
誰かにナイフを向ける世界を私は信じたくはない。
それぞれの個展の作品には
作家それぞれの考えや信念があります。
それは今感じるべきものもあれば、今でなくてもいいものもあります。
アーティストとして、この日のために描いてきた作品がありますが、
それよりも「文化を絶やしたくない」という願いが、
今回の開催に関して比重が大きかったように感じています。
関わりのある「演劇業界」「音楽業界」の自粛の話を聞いていてね、
中止にならない展示に関わっていて、
文化について少しでも私ができることもあるのかなと思ったんです。
辛い時に音楽を聞いて立ち直ったり、
何かを観て勇気付けられることってあったし。
今回の展示の主催はコマーシャルギャラリーであり、
そんなに大きく混雑ごちゃごちゃーみたいな展示ではないし、
経験則ですが、体調不良をおしてまでアートを観にくるような
お客様は今までお会いしたこともないので。
ギャラリーは常に換気を意識して、除菌もする。
作家(私)は作品を説明しますので、マスクを着用して接客しています。
閉塞した社会で息継ぎをしたい人のために開廊している。
何もかもがなくなってしまっては、まるで牢獄のようではないですか。
「文化を楽しむ」というライフラインを残しておきたいと、私は思うのです。今回来れなくて悲しい思いをした方も、また次回は必ずありますので、お気になさらずに。
やっぱり行きたい!って思った東京の方はどうぞ息をしにきて。
(メッセージありがとうございます)
そんなこともあり動画なども使って、何か、来た方以外にも参加できることはないか考えたり、模索したりしています。
個展開催している私だからできること。何かないかなと思考しながら。
毎日を過ごしています。
逆にSNSを通じてエールをいただくことも多く、感謝しかないです。
私の作品は女性性や生です。(愛や自由を感じる方も多いですね)
そんな中で生きることについて、
作品を通じて感じていただけたら、
それこそ誰かに毛布をかけてあげられるのではないでしょうか。
なんて。
私の力は微々たるものですが、
作品のベクトルも前へ向いていますので
「作品見て免疫上げにきた!」
「こんな時だから、すごく嬉しい」
というお声もいただきまして、とてもとても感謝しています。
私自身も健康第一をテーマに、在廊に取り組んでいます。
きっと今展示を決行した全国のギャラリーさんも、
作家さんも、そんな気持ちがあるんじゃないでしょうか。
保険も保証もない世界ですから、判断はとても厳しいと思います。
それぞれの生活の状況に合わせて、
誰かに優しくすることができたら、それが一番私は嬉しかったりします。
毛布のほうがあたたかくて、気持ちいい。
それだけのことです。
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