誕生日に思うこと
誕生日は1年で一番ハッピーでありたい。そう思っている。
前日は明日の仕事が楽になるようにと少し無理してでも終わらせる。
身体も軽くとマッサージに行く。
家ではネイルする。お風呂もゆっくり入る。
昔思っていた大人ってこんなんじゃなかったな。20歳後半の誕生日にはうれしい気持ちのほかにそんなことを思って、もがいていた。
プラダを着た悪魔のアン・ハサウェイのようにかっこよく。ディズニープリンセスのように上品で。峰不二子のように妖艶。
近づきたいと思っているがまだなれない。
そうこうしているうちに、31歳をむかえた。
誕生日の日はずっと意識する。思っていた大人ではないが、もう大人でありこれが今の私なんだなと。
しかし新たな視点も出てきた。小さい頃にみていた大人も欠点を抱えながら生きてきたのだ。逃げなのかもしれないが、そう思えてからは親に対する幼少期からのもやもやもなくなった。親に求めすぎていた。今の私と同じ歳くらいで子育て、仕事、介護をしていたのに笑顔みたことない、私には関心ない思っていたのだ。今の私は自分のことで精いっぱいなのに。
いろいろと受け入れられるようになったので今は今の私も受け入れられる。止まっていたわけではない。今の私もいろんな経験で少しは成長している。仕事も慣れてきて入社時よりできることも増えた。会社で叱咤されトラブル対応するたびに心も強くなった笑。本を読んで知識も増えた。文を書いたりバナーをつくったり新しいことにもチャレンジするようになった。
小さなことだけれど、進んでいっていることを誕生日くらいは褒めてあげる。私にとって1年で一番いい日だから。
経験を衣のようにまとっても、もともとのタネの部分はある。
人見知りで気持ちを表に出すことが苦手だった子どもがよくここまでになった。良くも悪くも変わったな。そんなことに思いをはせる誕生日。
PS.保存してからずいぶん経っての掲載になってしまった。。。
写真は誕生日に頂いたものです。