殿(長男)のこと
現在、大学四回生で就職活動も無事終了した長男がおります。
※2018年3月 高校卒業式当日※
2017年の6月だったと思います。当時高3だった彼が夕飯の時に「ちょっとお願いがあるんやけど、、、」と言い出しました。
お願いって普段はそんなこと言わないのに珍しいなと話を聞くと、「どうしても京大に行きたいし、塾に行かしてもらいたいんやけど。」
それまでは塾に行ったことがなかったけど、学校の授業だけでは足りないというのを少しずつ感じ始めたらしい。
我が家の大蔵大臣(妻)は、二つ返事で「いいよ。どこの塾に行くか決まったら教えて。月謝のことはちゃんとするから。」
一週間後、駅前の進学塾の特進クラスに入ることになり、地元の中学の同級生もいるからと喜んでました。塾に通い始めて一週間経過したあたりで、また夕飯の時に「ちょっとお願いがあるんやけど、、、」と言い出しました。
「今日、進路指導室に呼ばれて先生から話があったんやけど、慶応の商学部の特別推薦枠どうや?って。」えっ?と思いましたが、続けて、「慶応行くことになると、ひとり暮らしもする必要があるし経済的なことで負担もかかるし、ご両親と相談しなさいやって。」
「京大と慶応ならどっちがいいんや?」
「行きたいほうを選べるんなら慶応かな」
「よし、じゃあ明日から今まで以上に仕事頑張るか、、、」
ということで、行き始めた塾は一ヶ月で辞めて、塾代はかからなくなりました。でも、慶応の【入学金】【授業料】【ひとり暮らしの家賃や生活費】ってどれくらいかかるんやろか?京大なら自宅から通えるし、授業料も私学の慶応に比べたらお安いはず。でも、本人が行きたいと言う方へ行かせてやりたい。そんなこんなで月日が経過し、一人暮らしのマンションも決まって、引っ越しを手伝ったブログが、、、
※いつも書いてるアメーバブログが開きます。五回に渡って書いてます。※
引っ越しの前の日、夕飯の時に大臣が殿に向かって言いました。
「これから一人暮らしが始まって、いろんなことが起こると思うけど、自分の周りに困ってる人がいたら手を貸してあげられる人になってな。」
「俺、今まで困ってる人がいたら必ず手助けするように気を付けてたで。逆にそうせん奴は人間のクズやと思うわ。」
人間のクズっていう言葉のチョイスは良くないと思うけど、立派に成長してるんだなぁと我が子ながら感心しました。
慶応って、学部によっても違いますが、最初の二年間は横浜の日吉キャンパス、後半二年が港区の三田キャンパスに通います。2020年に入り、新型コロナウィルスの感染が拡大して、緊急事態宣言によってほとんど三田キャンパスには行くことが出来なかったそうです。
すでに卒業するための単位は十分クリアーしてるので、あとは卒論を仕上げて卒業。
卒業式は三月ですが、式典に出席するつもりはないそうです。
私も式典を見たいとは思わないけど、久しぶりに東京へ行って、キャンパスで二人で写真を撮って、直接「四年間お疲れ様」と伝えてやりたいと思ってます。
東京学生映画祭の代表をしてた時のリンクは、こちら(←クリック)