~深淵オルフェゴール~
みなさまこんにちはシルエットです
今回もオルフェゴールの解説となります
2022年はスプライト、クシャトリラ、ティアラメンツが大頭しその中オルフェは肩身の狭い思いをしながら戦っていました
2023年1月のリミットレギュレーションにてクシャ、ティアラの大幅規制により一時的に数を減らしあらゆるテーマに日の光が当たるような環境になりました
構築案
改定によりクシャトリラ、ティアラメンツが減り様々テーマが群雄割拠するようになりあらゆるテーマに勝てる可能性が生まれた環境分布になりました
そこでオルフェ側は何かのメタを張ることよりあらゆるテーマ対面を想定した上、自身の安定感を損なわないように注意を払った構築をするようにしました
と思っていましたが蓋をあけたらイシズティアラメンツが再び環境に蔓延りメタを優先せずにはいられなくなり最終的には最後の構築のようになりました
オルフェゴールの枚数
最終構築では
星杖×1
トロイメア×3
ディヴェル×3
ギルス×1
スケルツォン×1
カノーネ×1
のオルフェネーム10枚体制となっています
私のオルフェの話を良く聞いている民は「は?お前トロイメア1で十分って言ってたやん」と思ったかと
え?思っていない?まあまあ茶番は置いといて
イシズティアラの増加ということで相手のケルベク、アギトの効果で落ちやすいようにすることと混沌領域、ダグレのコストを安定させ初動を成立させることを表向きな主な理由としてサイドギミックのために採用しました
深淵の獣ギミック
ティアラが減ったのなら抜けばいいやんと思われがちですが、深淵獣ギミックは前構築であった閃刀オルフェゴールの閃刀姫の部分と同じでオルフェゴールの展開のサポートをしつつ、オルフェでは届かない妨害、初動を補完するギミックなり必須と考えます
フリーチェーンの破壊による除去が可能な烙印の獣
自分、相手の墓地を荒らせる各獣の手札効果
墓地発動のモンスター除去ができるドルイドヴルム
ルベリオン手札効果からの各獣SSによる初動補助
等
混沌領域
深淵の獣ルベリオンか、フォトンスラッシャーことフォトスラをサーチする札になっています
従来のオルフェゴールならプライムの枠組ですがプライムは当然のことながら"オルフェゴールモンスター"のみコストできることができ
領域は"闇属性モンスター"をコストとして動かすことができるプライムとは違った対応範囲の広さ、金謙との両立のしやすさが魅力です
領域の墓地効果によりガラテアやディンギルス、マスカレーナ等、闇属性のEXモンスターを回収することが可能になり無理に枠を空けてガラテア2枚目を採用しなくても使い回しが効くようになりました
深淵の獣(ビーステッド)
現在の構築では
ルベリオン×2 3
マグナムート×1
サロニール×1 3
ドルイドヴルム×1
バルドレイク×1
の採用配分になっています
ルベリオンの枚数が1枚だとマグナムートを初動補助として利用するためにルベリオン自体を除外してしまった場合、デッキ内の深淵獣ギミックが間接的に止まってしまい循環を続けられなくなりデッキ内に素引きが弱いカードとして留まってしまう危険性、尚且つ混沌領域のサーチ先まで減り試合中その後の発動が弱くなってしまうため2枚の採用
3枚の採用にしないのは環境的にティアラメンツのような深淵獣ギミックが効く対面が広く分布していないことと、3枚同時素引きルベリオンはどうしても3枚目が役割を持てず浮いてしまうためそこまでの採用はしていない
規制を掛けられたのにティアラメンツは再びイシズギミックを取り込み環境トップまで踊り出てきたので3枚の採用に変更
サロニールは復烙印やルベリオンを落とす役割を持ち、自身が闇属性なため展開に余裕がある時ダークグレファーや終末の騎士からの落とす先になるので必須採用
サロニール単騎でSS出来るモンスターとしての初動補助が行えないため手札事故を懸念して1枚の採用しています
仮に復烙印や烙印の獣を全面的な妨害にしたい場合はドルイドヴルムを抜いてサロニール2枚目にしても良いと思う
サロニールもルベリオンと同じ理由で最大枚数採用しました
ドルイドヴルムはバルドレイクと比較され不採用になる構築をよく見かけるが、優先順位的には圧倒的ドルイドヴルムだと考えます
あまり、環境には存在しないがドルイドヴルムはダイノルフィアレクスタームやスキドレのような盤面の効果無効をすり抜けて相手のモンスターを除去出来る効果を持つのであらゆる対面と戦える汎用性を重視したらこちらの採用優先するべきと考えます
バルドレイクは本来なら採用する予定は無かったが予想以上にティアラの分布が伸びたため採用に至った
手札ss効果を持つ獣は必ず3枚以上の採用は必要
例えば手札に混沌領域とサロニールを持っていた場合、領域コストサロニール→ルベリオンサーチ、サロニール効果で復烙印墓地へ→ルベリオン効果でマグナムートをサーチし墓地サロニール対象除外ssエンドサーチ効果→ルベリオン墓地からssそして効果により烙印の獣発動→エンド時復烙印を墓地から発動、"マグナムートサーチの処理"このタイミングに獣3枚目を採用していないと手札効果の獣を抱えられないため相手の墓地を触れる1妨害が減り妨害が弱くなる
獣達の役割は主にss出来るモンスターとしての初動補助、妨害のかさ増しだが他に相手ターンマスカレーナのリンク素材、各トポロジックの着火の役割も兼ねている
復烙印はオルフェゴールとの相性がものすごく良く大きな混ぜる理由の1つでもあり
オルフェゴールのリソースを戻し1ドローするのはもちろん、バベルがあれば相手ターンでも同じ動きが出来オルフェでもデコードトーカーヒートソウルのような動きが可能
相手ターンに手札が無くても1ドローを挟むことでトロイメアユニコーンの発動コストを捻出したり、わざとガラテアやディンギルス、マスカレーナを獣で除外しEXに戻しサイドリンク召喚したりと本来の獣ギミック以上にオルフェは復烙印のパワーを最大限引き出せる数少ないテーマであると考えられます
烙印の獣はオルフェゴールが行うことが出来ない即時のフリーチェーンの盤面除去可能とし対罠デッキや近年増加しているサーチを含むフィールド魔法を叩き割る役割を主としている
フォトンスラッシャー
混沌領域のサーチに対応している光戦士のクシャトリラフェンリルの圧倒的劣化版
増援にも対応しておりその役割はランク4の成立
この存在によりフォトスラをチラつかせた後Gをもらっても手札にレベル4のモンスターがいれば2ドローでバグースカか深淵に潜む者が選べ最低限の妨害をつくり止まることが出来ます
ランク4を作りやすいということは後攻時バグースカやダークリベリオン、オーバーロードから特攻しアーゼウスまでいき盤面の捲りを行うことも出来ます
金満で謙虚な壺
オルフェゴールで扱える最強の壺
不確定なドロー効果ではなく選べるピックアップなので不意に杖やツォンを加えることがなくその場に応じたカードを選択できる
役割としてメイン1戦目の安定感を高めること、サイドカードを拾うことがメインの役割となる
除外するカードの選定は先攻後攻、その場の戦況、手札次第で変わるが逆に絶対に残すカードは下のようになる
最低限この4枚あればオルフェゴールとしてデッキが成立し戦えます
最終構築のようなオルフェゴールの枚数が10枚なのに金謙を優先した理由はサイドカードの引き込みや初手の安定性を高めることが主な理由ですが、一番の理由はオルフェゴールの2ドローがとてつもなく弱いということです
オルフェゴールはコストで切りたい引きたくないカードが多く採用されています
そのデッキの中でドローしても高確率で星杖やツォンのようなプライムで引きたくなかったカードを引いてしまいわざわざバリケイドベルグなどで改めて手札から切らなくてはいけなくなり手間がかかります
確かに指名者、うららの組み合わせのような強いパターンも存在しますがそれは低確率でありゴミの山に近い場所でコンタクトを探すようなものですオススメは出来ません
では、そこまでボロクソに言うのになぜサイドに1枚だけプライムが採用されている構築があるの?って思う方がいると思います
ティアラメンツ対面、盤面作成最後ガラテアコストプライムを打ち自分場にEXから出たモンスターを残さないサイドシャドールフュージョンのケアを兼ねた事故防止の先攻用の札として運用していました
シャドールフュージョンのような特定のカードに対してのケア札運用する場合のプライムは好きです
ただ、別のカードで対応することになったので不採用になりましたが…
展開手順
混沌領域+ディヴェル
最強に思えるが実はそうでもない組み合わせ
領域コストディヴェルでルベリオンサーチ、ルベリオン効果からマグナムートサーチからディヴェル効果そしていつものオルフェ展開をすることになる
オルフェ以外にオルフェ制約前に闇光を墓地に用意出来ないためルベリオン着地までは行うことが出来ない
なので、マグナムートのエンドサーチと領域墓地効果による1ドローしか+αの特典として添えることが出来ない
余談だがこのハンドにサロニールを落とせる終末の騎士などが加わると話が変わり宇宙展開を始めることが出来る
混沌領域+ディヴェル+終末の騎士
最強の組み合わせ
末騎士から入り相手のうららチェックし何もなければサロニール落とし復烙印を墓地へ
領域コストディヴェルでルベリオンサーチ、ルベリオン効果からマグナムートサーチから墓地サロニール対象マグナssエンドサーチ効果→リリースからのルベリオン(真ん中以外の位置に)着地効果により烙印の獣を設置
そこからディヴェル効果によりトロイメアをss→末騎士とトロイメアでガラテアrs→トロイメア効果によりツォン落としてガラテア効果により除外トロイメア対象バベル発動→ガラテア素材ディンギルスxs効果によりディヴェルを素材に→ディンギとルベリオンでマスカレーナを(左EXゾーンに)rs
エンドフェイズ、マグナムート処理でドルイドをサーチ→烙印の獣効果で復烙印発動→そしてツォン効果により墓地ガラテア対象墓地から(真ん中に)ss→処理後復烙印効果でツォン対象戻して1ドロー
こうすれば盤面が
マスカレーナ、ガラテア、バベル、復烙印、烙印の獣
墓地ディンギ、ディヴェル、トロイメア(ガラテアで戻してるため墓地にトロイメアいない)になり大体の対面を相手に出来るようになる
基本的にこの盤面を作るようにしたい
オルフェゴールは過去にあったハリファイバーアウローラドンのような決まった動きは基本なく、カードとカードの組み合わせで環境によってヴェーラーをケアするなりケルベクをケアするなり、クシャトリラが出ないようにケアするなり展開手順が(弱い癖に)大きく異なり自信の知識とプレイングが求められるデッキです
上記はあくまで目安で結局、各個人で1人回しなり対人で慣れて展開を覚えるが一番早いと思います
それぞれの構築に対して共通のこと
・ティアラメンツやスプライトがいる環境なので必ずランク4のバグースカ、深淵に潜む者を採用しフォトスラやダグレなどレベル4を多数採用するように意識しています
アーゼウスに関しても対罠テーマに強く出れるのでバグースカとセットだと考えてます
・オルフェゴールリンクモンスターは枠があれば複数枚採用したいところですが対面が完全に一強環境というわけではないので各対面用にある程度EXの枠を食い、入る余地がありません
なので基本的に混沌領域の墓地効果で使い回していくことがメインでデッキを回しています
シャドールギミック
鉄獣などティアラ以外のデッキ郡が多く存在する大会なら使おうと思ったギミックになります
後攻時に普通に発動します
仮にアプカローネを成立させた場合そのまま残したまま展開出来れば次ターンにマスカレーナ効果でアプカローネとリンク召喚し再びシャドールの効果を使うことも可能です
ミドラーシュの場合はディヴェルとシャドールで融合し召喚権とミドラでリンク召喚等行い展開していきます
アディショナルミラーアライズハート
CS前夜に採用したプラン
トロイメアがレベル7なので展開の最後にトロイメアのSSを行いそれに合わせてアディショナルミラーレベル7を発動、合計300のダメージを受けそのままクシャトリラアライズハート降臨といった流れである
オルフェゴールはレベル7を所有しながら手札やデッキ、墓地や除外からのSSする手段を持ち合わせながら2枚素引きしていてもデッキに戻せる手段をも持つので
おそらくこの魔法カードを一番上手く使いこなせるデッキだと思っています
アライズハートの成立によりティアラ含む墓地に触るテーマをメタることができオルフェゴールでは基本回避出来なかった相手のシャドールフュージョンをメイギミックと共に封殺することが可能になります
アライズの素材吸収が強制効果なので三戦の才に脆い部分がありますがそこはガラテアクリマクスでケア出来るので【クシャトリラ】とはまた違った強さです
肝心のミラーがアギトケルベクのデッキ破壊で落ちたら使えねーだろって?
ケルドウムドラ落ちただけで即死するデッキになに求めてるんだ?
サイドの入れ替えについて
選択権ある先攻時は無限泡影やヴェーラーなど入れ替え候補にしています
選択権無し後攻の場合はトロイメア(複数枚採用の場合)やディヴェルを1枚ずつ減らしたり、深淵の獣が効かないテーマであればギミックごと全部入れ替えたりしています
最後に
せっかくなのでKCSに出るまでの考えていた構築まで載せちょっとした解説まで書いてみました
少しでもここから知識になるようなものがあれば幸いです
TwitterのDMやリプ、質問箱など聞きたいことや相談事はオルフェゴールのことでした答えますので気軽に質問しに来て下さい
ここまでお読みいただきありがとうございました