頑張らずに工夫をしよう。
プロ雑用です。
今日は何でも「頑張る」ことについて。
頑張るはドーピング
頑張ると似た言葉に「張り切る」があります。また、頑張るは「頑な(かたくな)」と「張る」に分解できるので、力を込めて踏ん張ってる姿や、全力疾走しているイメージを思い浮かべることができます。
しかし全力をだしている状態というのは、どれくらい続くものでしょうか?こちらもイメージからですが、重いものを持ち上げる姿や全力疾走している状態からは、それが長く続くことのようには思えません。
つまり、一種のドーピングのようなものと考えられます。
一時的なブースト作用です。
何でも「頑張ります」で済ませる人
また、何でもかんでも「頑張ります」と言ってしまう人がいます。質問として「具体的に何を頑張るのか」と聞くと、きちんとした答えが返ってくることはありません。
これも、頑張るをドーピングしてしまっているから。
頑張ることを思考停止でドーピングし続けているので、何かあると反射的に「頑張る」しか出てこなくなってしまうのですね。頑張る、使いすぎ注意。
頑張るところを間違えない
努力の話も「努力するところを間違えると結果につながらない」ということは言われますが、「頑張る」にも同様のことが言えます。
頑張るは長続きしません。また連続で頑張ることもなかなかむずかしい。なので、不必要なタイミングで頑張ってしまうと、肝心なタイミングで力を発揮できないということになります。
つまり、頑張るためには「いつ」が重要です。
努力は常に必要なことですが、頑張るはタイミング次第なのです。
じゃぁ、それはどうやって判断すればいいのか、といえば、それは、まず全体を把握すること。スポーツの試合でも、仕事でも、遊びでも全体が把握できてなければ、流れをつかむことができません。流れをつかむことができれば、どこで頑張れば良いのかは自ずと見えてきます。
不足は頑張るで補えない
しかし、全体とその流れを把握し、頑張るタイミングがわかったとしても、自分の実力が不足していれば、いくら頑張ってもムダに終わります。というよりも頑張ることがそもそもできません。
実力不足は頑張るというドーピングでは到底補うことはできません。
実力不足は、努力不足なのかもしれないし、そもそもそのことに適正がないことかもしれません。
では、どうすればいいのか、
と言う疑問の答えが、今回のタイトルである「工夫」です。
仕事でも遊びでも、頑張るドーピングをいざというタイミングで効果的に使えるようにするには、工夫することが大事です。
工夫とは言い換えれば「頑張らなくてもいい状態を作る」ということ。
頑張らなくてもいい状態とは様々に考えられます。
例えば、全体のプロセスの見直しや、チーム構成の見直し、仕組み化、自動化、ルーチン化、習慣化などがあります。
実力を底上げする努力も重要ですが、その努力をするためにも、努力以上に頑張らなくて良い状態を作り出す「工夫」が必要になってきます。
頑張らないと結果がでないことは、そもそも才能が無いということ
そしてここまでのことをすべてひっくり返すようですが、そもそも頑張らなくてはできないこと、結果が出ないことは、残念ながら向いていないことです。人間、苦手なことは苦手なのです。できないことは頑張ってもできないのです。そういうときにどうすればいいのか。それもまた「工夫」です。
苦手なことをしなくても良い状態にすることで、そもそも頑張る必要を無くします。いかに頑張らなくても結果が出るようにするかという工夫。
例えば私は共感性が低すぎるので、他人に感情移入ができません。そのため、ウェットな人間関係の構築が苦手です。なので、そういうのは得意な人に任せます。私が頑張る必要は無いのです。
向いてないことをいくら頑張っても、結果は出ないのですから。
ちなみに、もうおわかりかと思いますが、私は頑張ることが大嫌いです。何も頑張りたくありません。だから業務改善するし全体最適をするのですね。
というわけで今日はここまで。
それじゃ、また👋