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頑張らずに工夫をしよう。

プロ雑用です。
今日は何でも「頑張る」ことについて。


頑張るはドーピング

がん‐ば・る〔グワン‐〕【頑張る】
[動ラ五(四)]
《「が(我)には(張)る」の音変化、
 また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。
  「一致団結して—・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。
  我 (が) を張る。「—・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。
  「入り口に警備員が—・っているので入れない」

デジタル大辞泉(小学館)より

頑張ると似た言葉に「張り切る」があります。また、頑張るは「頑な(かたくな)」と「張る」に分解できるので、力を込めて踏ん張ってる姿や、全力疾走しているイメージを思い浮かべることができます。

しかし全力をだしている状態というのは、どれくらい続くものでしょうか?こちらもイメージからですが、重いものを持ち上げる姿や全力疾走している状態からは、それが長く続くことのようには思えません。

つまり、一種のドーピングのようなものと考えられます。
一時的なブースト作用です。

何でも「頑張ります」で済ませる人

また、何でもかんでも「頑張ります」と言ってしまう人がいます。質問として「具体的に何を頑張るのか」と聞くと、きちんとした答えが返ってくることはありません。

これも、頑張るをドーピングしてしまっているから。
頑張ることを思考停止でドーピングし続けているので、何かあると反射的に「頑張る」しか出てこなくなってしまうのですね。頑張る、使いすぎ注意。

頑張るところを間違えない

努力の話も「努力するところを間違えると結果につながらない」ということは言われますが、「頑張る」にも同様のことが言えます。
頑張るは長続きしません。また連続で頑張ることもなかなかむずかしい。なので、不必要なタイミングで頑張ってしまうと、肝心なタイミングで力を発揮できないということになります。

つまり、頑張るためには「いつ」が重要です。
努力は常に必要なことですが、頑張るはタイミング次第なのです。

じゃぁ、それはどうやって判断すればいいのか、といえば、それは、まず全体を把握すること。スポーツの試合でも、仕事でも、遊びでも全体が把握できてなければ、流れをつかむことができません。流れをつかむことができれば、どこで頑張れば良いのかは自ずと見えてきます。

不足は頑張るで補えない

しかし、全体とその流れを把握し、頑張るタイミングがわかったとしても、自分の実力が不足していれば、いくら頑張ってもムダに終わります。というよりも頑張ることがそもそもできません。

実力不足は頑張るというドーピングでは到底補うことはできません。
実力不足は、努力不足なのかもしれないし、そもそもそのことに適正がないことかもしれません。

では、どうすればいいのか、
と言う疑問の答えが、今回のタイトルである「工夫」です。

仕事でも遊びでも、頑張るドーピングをいざというタイミングで効果的に使えるようにするには、工夫することが大事です。

工夫とは言い換えれば「頑張らなくてもいい状態を作る」ということ。
頑張らなくてもいい状態とは様々に考えられます。
例えば、全体のプロセスの見直しや、チーム構成の見直し、仕組み化、自動化、ルーチン化、習慣化などがあります。

実力を底上げする努力も重要ですが、その努力をするためにも、努力以上に頑張らなくて良い状態を作り出す「工夫」が必要になってきます。

頑張らないと結果がでないことは、そもそも才能が無いということ

そしてここまでのことをすべてひっくり返すようですが、そもそも頑張らなくてはできないこと、結果が出ないことは、残念ながら向いていないことです。人間、苦手なことは苦手なのです。できないことは頑張ってもできないのです。そういうときにどうすればいいのか。それもまた「工夫」です。

苦手なことをしなくても良い状態にすることで、そもそも頑張る必要を無くします。いかに頑張らなくても結果が出るようにするかという工夫。

例えば私は共感性が低すぎるので、他人に感情移入ができません。そのため、ウェットな人間関係の構築が苦手です。なので、そういうのは得意な人に任せます。私が頑張る必要は無いのです。
向いてないことをいくら頑張っても、結果は出ないのですから。

ちなみに、もうおわかりかと思いますが、私は頑張ることが大嫌いです。何も頑張りたくありません。だから業務改善するし全体最適をするのですね。

というわけで今日はここまで。
それじゃ、また👋

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