MOVED糸魚川拠点・星場荘は無事でした
プロ雑用です!
弊社MOVEDは、糸魚川市に拠点を昨年作りました。
ちょうど一年が経ち、一月にもイベントを予定していたのですが、みなさんご存じの通り、1月1日に能登半島を中心にした大きな地震が発生。糸魚川市も震度5強の揺れに見舞われ、つづく津波も押し寄せ河川を逆流しました。
能登半島とは比べられるものではありませんが、市内の民家や施設にも被害が出ました。弊社の星場荘も築50年を超える昭和の民家。作りはしっかりしていますが、経年を考えると大型の災害に襲われたときには危ないかもしれないと以前から考えていました。
星場荘の状況
結論から先に言うと、おかげさまで影響はゼロと言っていいほど何も無く、無事でした。正直なところ発災直後から気が気ではありませんでしたので、ほっとしています。
まず外観から
手前のブロック塀は大分ふるく、オーナーもいつか崩れるかもと心配していましたので、今回の地震で耐えられないのではないかと考えていましたが、なんともなく。新しいひびの発生もなく無事でした。隣家との
次に気になるのが玄関です。オーナーからいただいた壺が飾ってあります。沈香壷(じんこうつぼ)と呼ばれるもののなかでは中程度の大きさですが、下の台と壺本体は接着されているわけではなく、単に乗っているだけなのです。震度5強の揺れに耐えられるわけが無い!と思っていたので、玄関を開けるまで本当にドキドキしましたが、見ての通り全くの無事!
これはもしや大丈夫なのでは?!と期待が高まります。
外のブロック塀、玄関の壺の次に気になったのがキッチンの収納棚。グラスや酒瓶が割れていることを覚悟していましたが、こちらもなんと無事!冷蔵庫や、つるしていた調理器具の落下もありませんでした。
電子レンジは免震ゴムで固定していたので大丈夫だろうと思ってたのですが、食器棚横の立てかけた椅子や、固定してないゴミ箱や折りたたみ作業机なんかも全然動いた形跡がなく、ここまでくると逆に怖くなってきました。不謹慎ですが、ちょっと揺れた形跡があまりにもなさ過ぎて…ほんとに揺れたの…?疑惑が持ち上がってきます。
次に王の間。ここには壁掛けのシャンデリアライトがありまして、これも結構危ないんじゃ無いかと思ったのですが…
壁紙や天井にも傷は無く、王の間の被害もゼロ。
ここまで来るともはや被害はなさそうですが、ガレージとガレージ上の倉庫もチェック。これも無事。ガレージのシャッターも問題なく動きました。
最後は二階です。二階は壁が建築当初のままで一番古いので壁が崩れているのではないかと思っていたのですが、部屋そのものは無事。階段周りの漆喰壁にひび割れが何カ所か発生しており、ここで始めて震災の被害を発見。
再び1階に戻り、和室のチェック。おもちゃなどが大量においてあるのと、仮神棚を設置しています。ここまで来るとおわかりかと思いますが、全くの無事でした。
神棚は、銀レウスが正面を向く角度に動いただけで、響鬼は全く変わらず。固定してないんですが…?神具も水玉あたりは飛んでると思ったのですが、全く無事でした。神力…?
おもちゃの棚は小箱のティッシュが散らばっていたのですが、まぁこれは全然被害のうちに入らない。そして、おそらく見る限りでは最大の被害といえるのが、こちらのゴッドタランチュラ。
落ちた衝撃で両手が外れて吹っ飛んでましたが、まぁ、この腕は外れる仕様なので、実質被害はゼロ…
オーナーさんも駆けつけてくださり、一緒に再度点検しましたが、ガス、水道、電気、電気製品なども全くの無傷でした。
市内中心部の様子
その後、変えるまでに駅周辺1km四方を歩いて町の被害状況を確認しましたが、数カ所ブロック塀が倒れていたり、外壁が剥がれていたりしているところはあったもの、目立った被害は今のところ無いようでした。
糸魚川市全体を見ても、人的被害は軽傷のみと聞いています。ただ、新幹線車内から見たところでは屋根にブルーシートがかかっている民家も何軒か見えたので、全くの無傷はありません。
また、海岸には対岸の能登半島からの漂流物が漂着していたり、漁船が沈没したりなどの被害も報道には出ておりまし、余震も続くことでしょうから油断はできません。
そのため、残念ながら今月半ばに予定していた、糸と魚と川vol15については、中止の判断をさせていただきました。参加予定だった方、あるいは参加検討いただいた方には大変申し訳ありません。
これまでにない内容でお届けする予定でしたが、ご協力いただく方々の被害もあり、また町としても、元気にいらっしゃい!とはできる状況に無いという事情もありまして、心苦しいですが中止とさせていただきました。
とはいえ、町のほとんどは日常を取り戻しつつあります。スーパーやコンビニも平常通り営業しており、糸魚川市内からも能登に向けて救援物資を送るなどの動きがありますから、遠くないうちに活気も戻ることでしょう。
あらためて、今回被災された方々にお見舞いの意を表すとともに、日常が一日でも早く取り戻されることを祈念いたします。
今回はこれにて。
それじゃ、また。