プロ雑用の弱点・その弐
プロ雑用です!
前回からの続き!
弱みを消すことはできないから、リカバリーする
私が苦手なことベスト3(弱み)は以下の通りでした
弱点① 人間性がない
弱点② 集中力がない
弱点③ 忘れ物が多い
自分の欠点や弱みに気づくと、日本人の多くは「どうにしかして弱点をなくそう」とします。しかし、弱点や欠点というのは、その人の性格や特性に関わるものなので、ゼロするのは、正直難しいです。そんな時間があるなら、得意で好きなことに時間を割いた方がよほど生産的。
ではどうすればいいのかと言えば、それは他の得意な能力で補完する、あるいは特性を逆に利用するのです。私の例で解説していきましょう。
弱点①は分析で補う
弱点①の人間性のなさはビジネスでは、素の状態でも決断力や状況判断が必要な場面では情に流されず合理的で的確な判断をしやすく、有利に働く場面が多いです。
しかし、人間性が欠けていることは、前回書いたとおり、関係性構築を阻害することがあります。
これを補うための私は「分析」を駆使します。行動心理学などから学び、なぜこの人はこのような口調で話すのか、いまどういう感情でいるか、などを様々な情報から探ります。
また自分の共感性の低さが、相手にどのような印象を与えるかをよく理解し(分析し)、対面における具体的なスキル(会話の相づち、ミラーリングなど)を身につけました。
自他ともに分析し、それに対応したスキルを身につけることで、少なくとも通常のやりとりにおいて、ぱっと見、人間味があるように演じるということです。得意の論理思考によって感情豊かさを技術として習得します。
弱点②は物量で補う
弱点②の集中力がないというとは、言い換えれば、気が散る→注意力散漫ということ。注意力散漫な人は、一生懸命集中しようと頑張っても、徒労に終わります。あれだよ、明日早くて寝なきゃいけないのに目がさえて全然寝れない、みたいな状態、プレッシャーがあるんですよね。寝れるわけないわw
では、どうしたか?
それは、集中できないなら、集中しなくても良い状況を作ること。
15分しか集中できないなら、15分ごとにタスクを切り替えていく。そしてまた戻ってくる。今年から毎日noteを投稿していますが、これも一気に書き上げることは稀で、常時7本ぐらいの下書きを同時並行で書いています。当然、noteだけではなく、別の仕事も行いながらです。
こうして同時にいろいろな仕事を平行して進めていくうちに、徐々に集中力を高めていき、リズムを作っています。
併せて、MTG、事務作業、資料作りなど、タスクの種類ごとに同じ日や時間帯にまとめることで、乗り換えをスムーズにする工夫も行っています。
弱点③は計画で補う
忘れ物が多いことは、集中力の弱点と同様に、注意力が散漫なことから起こります。子どもの頃から忘れ物が多いと言われていました。
この弱点には、計画性と整理整頓能力を使って補完しています。
具体的には、例えば日常的に使うスマホや財布、帽子などの部屋での配置を固定化し、常にそこにある状態にする。この対策をしている人は多いと思いますが、私はさらに以下のようなことをしています。
部屋の行動導線を固定化する
その導線上にものを配置する
配置の高さは目線の高さにする
クローゼットの扉を外し中身が常に見えるようにする、バッグ類もすべて壁掛けにするなどで、常にものを視認できるようにしておく
このような対策で、かなりの忘れ物を解消できていますが、それでも完全に忘れ物をなくすことはできません。以下のような対策も追加で行います。
重要なものは身体の定位置に身につける
身体を手で触って身につけたものを確認する
これを部屋、玄関、玄関の外で繰り返す
対策はまだあります。
少なくとも前日就寝前にはパッキングなどを済ませる。翌朝に確認を行う
充電器やバッテリーなどは、複数セットを準備して、日常使いのバッグなどには常駐させる。
バッグは使用用途を固定化し入れる順番などを決めておく
準備にかかる行動数を分散、減らすことで忘れ物を少なくします。
ここまでやっても、まだ物忘れは無くせないことが、弱点が弱点たるゆえんですね。なので、ダメ押しにさらなる対策としてリカバリープランを考えておく。出先で調達可能なものは、最悪忘れても良い、としてしまうことで、心理的負担を軽くし、注意力が削がれないようにしています。
弱点は完全に消せないが、それもまた人間
このように普段の行動から可能な限り思考を排除し、習慣化することで致命的なミスやトラブルを防いでいます。大体のことは、得意な能力を使ったスキル習得➜習慣化によってリカバリーできるというのが私の考えです。
しかし、ここまでの対策しても、弱点というものは補完しきれません。
ですが、それもまた人間らしくて悪くない、と考えるようにしています。完璧であろうとしなくて良いのです。多くの人は完璧で無い自分に失望していますが、私は失望ではなく「ダメな自分を認めて」います。
できないもんは、できんのです。
自分の得意能力で消せない弱みというものもありますが、それを防ぐ方法についてはまた別途書きたいと思います。
今日はここまで。
それじゃ、また👋