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つぎにあう カエルによろしくね。

プロ雑用です!
みなさん、大変です。
ついに、ついにMOTHER3がSwitchでプレイできるぞー!

ということで、今日はMOTHERというゲームについて語ってまいります。

真っ赤な衝撃

1990年の正月。世はバブル経済の未だ余韻があった頃。
当時、私は小学校5年生。ディスクシステムの書き換えを目的にその場所を訪れました。今もある大井町の阪急百貨店、その中にあったゲーム売り場。そのときの目的は、ふぁみこんむかし話 遊遊記の前編を、後編に書き換え。

何気なく覗いたゲームソフトの陳列棚に、ひときわ目立つ真っ赤な化粧箱。それが僕とMOTHERとの出会いでした。

MOTHERの発売は1989年7月。ただ真っ赤でロゴだけがあるパッケージ。
当時感じたインパクトは今もまだリアルに思い出せるほど。
(この写真はファミコンの箱では無く、書籍・MOTHERの言葉から)

素朴と言えば素朴なパッケージ。しかしそのあまりのインパクトに、ぼくの少年心はわしづかみにされてしまったのです。当時は小学校では英語に触れる機会が無かったので、このタイトルがなんと読むのかもわからない。中身が全く想像できないし、キャラクターも何も描かれていない、ジャンルすらわからないこのゲームとの出会いを超える衝撃は未だにありません。

すっかりこのゲームソフトが頭から離れなくなった私、手持ちのお金は電車賃とディスクの書き換え料金(500円)しかなかったため、後日あらためてお年玉を握りしめてこのソフトを買いました。

プレイするやいなやたちまちゲームの魅力にとりつかれた少年。それまでRPGといえばドラクエシリーズぐらいしか知らず、そもそも自分ではRPGをプレイした経験がありませんでした。それでも、MOTHERのゲームシステムが明らかに他とは一線を画しているのは理解できました。何から何まで独特の雰囲気で、台詞一つに至るまで徹底的に作り込まれている世界観に、彦混まれっぱなしでした。当時はインターネットはなく、ゲーム雑誌ぐらいしかゲームに関する情報ソースは無く、攻略本もすぐには出なかった時代。

そして残念ながらこのMOTHERというゲームは、私の周囲にプレイしている友人はいませんでした。(1人2人はいたかも)
折しも1990年2月にはドラクエ4が発売されており、その陰に隠れてしまっているような、そういうマイナーな存在だったと思います。

現代風なのに、どこか現代とは違う、そういう違和感があるのに、なぜかどこかに懐かしさを感じる、というか人間味を感じる個性的な世界観。今だのこの世界観をあらわす表現を私は持ち合わせていません。

真っ赤の中に様々な色が混ざった第二作

第二作MOTHER2。時代を経てファミコンからスーパーファミコンへとゲーム機は進化し、それに合わせて大幅にパワーアップしたMOTHER2。人によっては完成形とも言われる本作。こちらも様々な思い出があり、一言では方尽くせません。何回プレイしたかわからない。

一種チープさを感じる立体デザインのロゴ。くせになるんですよ…w

ハードがパワーアップしたことで、使える色数も大幅にアップ。独特の世界観はより独特な方向へと進化しています。今見ても実によくできたドット絵の世界。前作でも謎の存在だったラスボスのギーグは、今作ではより謎を通り越してただひたすら不気味な存在になっていました。そこに挑むのは時空を超えるため肉体をすてて機械になった主人公たち。なんだこれ、怖すぎるだろwww

この奇妙さ不気味さを備えなながらそれでもクスリとする何かおかしさが、MOTHERシリーズの魅力ですね。どせいさんが登場したのも本作から。ちなみに、知らない人からみると、どせいさんのデザインは単に気持ち悪いらしいです。愛嬌があると思うんですけどねぇ笑

難産の末に生み出されたポーキーの断末魔

2000年に開発中止になったのち、6年後まさかの開発再開➜発売された奇跡の一作にして、シリーズ最後の作品。

金属に侵食した自然、あるいは自然を支配する人工物、その両方が感じ取れるロゴ。前作と違って”O”が地球型でないことも含めて、プレイしているとこのロゴの意味するところがよくわかる。

今作は第二作でと違い、明らかに現代を離れて別の世界、しかし奇妙に現代的な雰囲気をまとった世界観です。前作の最後にどこかに逃亡したポーキーが支配する世界であることが判明します。まぁ、最初っからファンにはバレバレでしたけども…w

かわいらしいドット絵と雰囲気にだまされますが、ストーリー展開はシリーズ一の鬱展開。また、素朴な人々がポーキーの持ち込んだ文明に徐々に毒されていく様子が不気味です。これまでのシリーズと違って、ストーリーが進行すると以前の町や場所の多くには自由に戻れないこと、バトルにリズム要素が追加されているなど、かなり2作目までとは雰囲気が異なります。

MOTEHR2をしのぐ大作として準備されていた本作、開発は幾度となく暗礁に乗り上げ、ついには一度開発が中止となり、ファンを落胆させました。もちろん、私も開発中止に涙した一人…
開発中のサブタイトルは、キマイラの森(NINTENDO64)、奇怪生物の森(64DD)、豚王の最後(NINTENDO64)と右翼曲折ありましたが、このサブタイトルは、発売された本作内でも感じ取れる要素が含まれています。

中止から再開発➜発売までは糸井重里さん本人のインタビューなどをご覧ください。

MOTHERファンの大半は2が好きらしいですが、個人的にはそれぞれ味があって、比べられるようなものでは無いんだよなぁ。
ところで、3は結果的にハードがゲームボーイアドバンスになったことで、シリーズの雰囲気が維持されたように個人的には思っています。

未だに様々なグッズが発売されている本作。
新作はもう出ないでしょうが、いつまでも愛される作品であってほしいと一ファンとして願っています。やったこと無いぞ!という方は、どのシリーズでもいいので是非一度プレイしてみてくださいね。

それじゃ、また👋

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