苦手な人だと思っていた人からの「ありがとう」が嬉しかった話
私の所属する部署は本社の経理部です。
全国組織あるあるだと思いますが、本社=中央組織という認識から、全国を管轄する組織でもあります。
全国を管轄するということは、全国の組織を横断した判断や管理、助言をすることです。
重要な意思決定(株主総会、取締役会など)も本社組織が窓口となったりします。
やりがいや責任感もあるのと同時に仕事の量・質ともに求められます。
特にこのご時世、コストセンターである管理部門の人員はスマート化、DXなど時代の流れに乗り常に人員は削減されています。
成熟企業であって売上もそこそこな会社には耳が痛い話だと思います。
全国組織の仕事をする中でも、本社という現場を所管する仕事も残っています。
今日はその本社で起きた話です。
十数年働いている会社ですが、従業員数は数千人超を有に越しているため、全員とは話したことも面識もありません。
ただ、縁があるのか部署が異動しても、新入社員の頃よく連絡をとっていた人と、連絡を取る機会が増えることがあります。
女性のAさんです。
その方は私の倍以上働いている社員さんでしたが、その方に今日メールで
「他部署のことまで確認いただいて、とても助かりました」
とメールをいただきました。
私としてもそのメールに一週間時間があいてしまい申し訳ない気持ちで朝対応しましたが、メールの往来をしたところにこのような温かいメールが来ましたので驚きました。
この返信をもらうために実は上司や先輩社員に答えを聞いていません。
自分でなんとか知恵を巡らせ、過去の経験なども合わせて自分で調べ上げ回答した案件でした。
案件なんて言うと大げさですが私としてもこの一年での成長を勝手に感じていました。
私はこの女性からは感謝されたことがほぼなく、どちらかというと不平や不満、さらには相手の上司を経由して催促をされることもありました。
なので「油断のならない女性社員」だ・・・と思っていました。
しかし、今日の一件で「自分自身でも役に立てることがある」と思いました。
もちろん、まだまだ営業部門からの質問も十分理解できないほどの知識しかありませんが、私にとってはこの経験が自信に繋がりました。
勇気を持ってやるとかそういうのではなく、思い切ってえいやという気持ちで自分なりに進んだ結果がこのように「とても助かった」という感謝の言葉を得られたことがなにより嬉しかったです。
この案件を励みに明日以降も「えいやの気持ち」で進んでいきたいと思います。
今日もご覧いただきありがとうございました。