なぜ私は放送部に入ったのか
こんにちはこんばんは
音響のぺんぎんです。
前回投稿しました、自己紹介でもあった通り、私は放送部に所属しています。
今の高校で、なぜ放送部に所属しているかと言いますと、中学生の頃、放送部に所属していたからです。
じゃあなぜ、中学校の時、放送部に入ろうとしたのか。
そして、なぜ、放送部を続けようとしたのか。
今回はその2点についてお話ししたいなと思います。
中学校の放送部の入部理由
えっ、ひとり???
私の放送人生はここから始まりました。
部活動勧誘の時期になった6月ごろのことです。
「放送部どうですか?」
声を上げる一人の先輩。
とてもきれいで聞き心地のよいその声に、私はふらーっと、引き寄せられました。
「もしかして、放送部に興味ある?」
きれいな声。とても聞き心地の良いこと。
「は、はい。」
そう返答した私の声は、その先輩のようにきれいではない。
「お、まじ?やったぁー。じゃあ放送室行こっか」
なんというこの包容力。感動。。。
スタスタ歩くその先輩の後ろ姿は、大きくて、すごく安心感のありそうな背中だった。
と、考えながら歩いていたら、先輩と私は放送室の前にいた。
「どうぞー」
「失礼します」
なんとまぁ、入ってびっくり。誰もいない。
そこにはただ、よくわからない機材がたくさんあっただけだった。
「あ、まぁ、どっか荷物置いて、どっか座っといてー。顧問の先生呼んでくるわ」
そう言って、颯爽と歩いて行った先輩。かっこいいな。
『ガチャっ』
「あぁー、こんにちわー」
そう話しかける顧問の先生。声が綺麗だった。続けてこう言った。
「ひとりしかいないけど、彼、頑張ってるねん」
えっ、ひとり??? びっくりやわー。
「えぇー、どうしよ、こういう時ってなにすりゃいいんですか?」と、先輩が言った。
「早口言葉やってみたら?」と返す先生。
なんやこの、信頼し合ってる関係は。私は中1(当時)ながらにそう感じた。そして、続けてこう思った。
【あんな先輩になりたいな】
これが、私の入部理由です。
と、まぁここまで中学校の入部理由を書いてきた。
「あんな先輩になりたい」そう思って入部したわけです。
さて、ここからは、高校での放送部の入部理由を書いていくことにする。
高校の放送部の入部理由
先に言っておこう。高校での放送部の入部理由は、世間一般からすると、クソみたいな理由だ。
中学校でも放送部に入っていたから、という理由で、放送部の体験に行った。
初めに、この高校の放送部の説明をされた。
うちの学校は、大会参加は自由、というスタンスを取っているため、普段の活動はないそうだ。
活動する時は、ラジオ番組への出演前や、行事前に打ち合わせをする程度らしい。
ふーん。なんか思ってたんとちゃうな
正直な感想はこれでした。その時までは。
放送部の説明が終わり、じゃあ実際に放送機材にさわってみよう!の会が開かれた。
中学校の放送部での時に鍛えられた技術力はとことん消して、初心者ぶって体験した。
だって思ってたんとちゃうかったから。
「今回使うのは、お昼の放送に使ってる機材です」
ふーん。あれか。ビクターのやつか。
「じゃあ、どこ押したらいいか説明していくね」
機材の説明を受けた。と言っても知ってるけどね。
「じゃあ実際やってみてー」
初心者っぽく、キョドって、やってみた。
我ながら、演技が上手かったと思う。
やったあと、拍手された。
やっぱそうよな。と思った。なんせ、普通に過ごしてれば、使うことのない機材だからだ。
体験中、思う事があったので、聞いてみた。
「となりにあるあれって、使わないんですか?」
となりにあるあれ、とは、ヤマハの MG16 というミキサーだ。我ながら、上手いこと言ったものだ。
「あー、これね、壊れてるらしいねん」
は?え??こんな新しいミキサーが壊れるやと?
しかも、らしい、ってなんやねん。らしいって
「へ、へぇー」
動揺を隠せなかった。
なんでこんな新しいミキサーが壊れるねん。
しかも修理せんのかい。
【こりゃあかんぞ】
これが、私の、高校の放送部の入部理由です。
我ながら、アホやなと思います。ほっときゃいいのに。
入部して1年が経った今は、凄く楽しませて頂いております。
って感じです。
中学校での入部理由はドラマチックというか、ある程度のストーリーがあるけど
高校での入部理由はまぁ、ね、怒られちゃう。
「マイクを叩くなー!!」
今日も、音響機材を間違った方法で使用する人達と戦っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ちょっと誇張して書いた部分が一部ありますのでそのあたりご了承ください。