【麻雀】神域リーグに見る視聴者の本質
神域リーグメンバーによるバーチャルインターハイが行われ、大いに盛り上がった。
それを見ていて、世間に求められる(人が来る)麻雀番組とは何か考えていた。
今の結論としては、ファンは麻雀の技術でなく、人を見に来ていると思っている。
ご存知の通り神域メンバーは有名vtuberであり、ほとんどは麻雀素人だ。
選ばれて特訓したとはいえ街の雀荘にも及ばない。
しかし、彼らが必死に打つだけで人を呼べ、一打ごとに十分盛り上がる。
ダブリーに字牌対子でなく5を一発放銃しても見るのを辞める人もいない。
視聴者は出演者の人間に惹かれているので、本人が楽しみ、全身全霊なら何でもいいのだ。
同じことはMリーグにも当てはまる。
視聴者は推しのチーム、選手を見に来ている。
極端な話、選手の中身を入れ替えて打ってもほとんどの場合は気づかれまい。
企業も本当に賞金だけがほしければ今の人選はしないだろう。
唯一の問題は「技術的にも最高峰」と謳ってしまっていることだ。このせいでいつもゴタゴタする。
いっそ、1番お客を呼べる32人を選びました。選ばれてない人は技術はあっても人間的魅力に劣るということです、と言ってしまったほうがスッキリするのではないか。
技術が見たい方は、麻雀AI4つが延々と打ち続ける番組を設けたのでそちらをお楽しみください、と。
怖いもの見たさもあるが、MリーグにVを入れたら、勝っても負けてもそれはそれは盛り上がるだろう。今のMリーグも状態としてはそれと大差はないな、と感じたインターハイであった。