グランメゾンよりターミネーター
今このとき、グランメゾン東京とターミネーターが別局で放送している。
両方を見比べて、あまりの差異に愕然とした。
1対100くらいでターミネーターが面白いのだ。
人情系とアクションの差だとか、そんなヤワな理由ではない。
脚本、演出、演技どれをとっても相手にならない。
もっと分かりやすく言えばどちらが釘付けになるか、ということだ。
カイルとシュワちゃんの酒場での初対決のシーンなどまさに息を呑むような緊迫感、そして圧倒的に不利な人間がどう戦うかという視聴者の恐怖も見事に表現していた。
40年前である。
40年前の映画に、最新の日本ドラマは敵わないとはなんと皮肉なことか。
ざっとツイッターを見ただけでも同じ反応が多数あった。
名作のもつ完璧なバランスと、適当な商業目的作品の限界をあらためて感じたところで、ターミネーターに戻ることとする。