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久々に東京競馬場にて思い知ったこと

東京競馬場にはトラウマが多い

東京競馬場というと何を思い出すだろうか。私はまず、幼少の頃に目の前で起きた悲劇サイレンススズカの事故だろう。他にも多数の事件を目撃する機会が多い。そんなわけでオカルトだが大体東京に行くと何かが起こる気がしてならないのである。
この日、東京開催のメインレースはリステッド競走が行われていた。


改めて思い知る競馬に絶対はない!

競馬に絶対はない。行われるリステッド競争には1着に日本ダービーへの優先出走権が与えられ下馬表通りなら1番人気の子が勝つだろうとお思われた。1番人気は1流の血統で4億円の値がついた子だった。
レースが始まって順当な流れ出しに思えた、しかし最後の長い直線で歓声は悲鳴へと変わった。その子が伸びないのである。気がつけば4着。1着は6番人気、3着に至っては14番人気だった。
6番人気のオーナーさんは協会室で両手を上げて喜んだ。やったぞ!ダービーに行ける!!
1番人気だったオーナーはその手を静かに下ろした。6番人気のオーナーは有名な人で長らく競馬界に携わるお方で、そのオーナーですら喜びで感極まり、足を縺れさせながら口取へ向かう。
これが競馬の面白いところ、恐ろしいところ、夢であり現実であるところです。
昨年、奇跡のような日々により私は殆どこの様なことを感じることなく日本ダービーへ半出資馬を出走させることができました。前のブログの通りそれですら異様な当日の雰囲気に飲まれておりましたが、これを見て改めてその出走の重みを痛感した事態でございました。


お金があれば勝てるわけではない

知っての通り馬は血統と実力の結果で値段が決まる。名血であればある程に勝てるかもしれない可能性が上がるからである。しかし、あくまでも確率の域を出ない話である。
4億の馬でもダービーには出られず、4800万の馬でもダービーにはでれる。2億の馬がG1を勝てず、1200万の馬がG1を7勝したこともあった。昭和から平成にかけて6流血統の地方馬が中央で大活躍したこともある。馬とはそういうものなのである。お金がいくらあっても頂きに巡り会えぬこともあれば、初出資で手の近くに届くこともある。馬主とは実に業の深いことである。


バカ……馬主になる

マジかよ……いやマジなんだよこれが。しかも中央ですよ?意味わかんないよね……。
まず、要件を通って審査。協会の会長からおめでとうと伝えられる。どういうことなの??
要件満たしてるか怪しすぎるんだけど??うん?
とにかく…ガチで馬主になりました。
まずは、馬を持てないことには個人馬主として出走できないのでセールに殴り込みだ!
だが、金はない!!

セレクトセールとセレクションセールにご招待

一度は聞いたことがあるだろう名前のセレクトセールに招待されたのでオンラインで参加。いや無理です。一頭平均5000万オーバーですよ!過去最高額ですよ!ムリです!!!!
ならば、一頭平均が2000万以下のセレクションセールで購入の機会を伺う。こっちは北海道に直接乗り込んだ。
自分は夢を追いたいので芝の可能性がある産駒のみを入札。しかし、狙っていた馬は悉く高い!!5000万を普通に超えるし2000万くらいならと思ってたのも3000万オーバー。
どういうことなの??? 終わってみれば一頭平均が過去最高の3000万前後いや意味が分かりません!!ここはセレクトセールじゃねーんだわ!!

その後表(TRPG風)

どうにもならねーよ!くそが!!! というわけで今後の可能性(サマーやオータムなど)に期待しててください。でも、焦ってはないです。急いで馬を見つける必要があるわけではないので。

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