新馬戦出走馬の次走ねらい目

ポメランチェ(札幌芝1200m 1着)
父:キングカメハメハ
母:オレンジティアラ
血統コメント:
父キングカメハメハは、ディープインパクトやサンデーサイレンス同様に母系の良さを引き出しつつ、自身の能力を産駒に伝えます。
母オレンジティアラは、サクラバクシンオー産駒が得意としている芝1200mかつ平坦コースを中心に活躍しました。祖母のオレンジブロッサムも同様のコースで活躍しています。また、オレンジブロッサムは洋芝でも活躍しています。
今後は、芝1200の平坦コースを中心に活躍すると思います。キングカメハメハ産駒ということから、タフな馬場も苦にしないと思います。また、早熟血統ではないので今後も成長すると思います。

カランセ(東京芝1600m 12着)
父:ドレフォン
母:サオヒメ
血統コメント:
父ドレフォンは、現役時代BCスプリント等、ダートジーワン3勝しました。血統的にも父系が米国王道血統であるストームキャットであり、母系にBCクラシックを制したゴーストザッパーがいます。このようにダートの名血で固められた血統であり、産駒もダート短距離を中心に活躍すると思います。
母サオヒメは米国ダートで活躍したサンデーサイレンス、アリダーを持ち、ダートレースで3勝を挙げました。祖母のハルカゼもダートレースで4勝を挙げており、牝系もダート血統です。
今後ダートで使われる場面で買いたい馬です。更に距離短縮のローテであれば期待値も上がると思います。

キモンエクスプレス(阪神ダ1200m 14着)
父:コパノリッキー
母:ラブミーブルー
父コパノリッキーはダートジーワン11勝の名馬です。フェブラリーステークスを連覇していますが、地方でジーワン9勝を挙げており、地方の深い砂を得意としていました。また、自身が得意とするパターンにハマらないと脆さを見せることがありました。産駒は、地方のようにパワーを必要とする馬場でダート1600~2000で活躍すると思います。
母ラブミーブルーは地方で3勝を挙げました。サウスヴィグラスとティンバーカントリーを持ち、米国要素を強く持っています。
サウスヴィグラス産駒は叩いて良くなる馬も多く、キモンエクスプレスも次走以降に期待です。また、新馬戦は不良馬場となりスピードが求められる馬場になって凡走したので、重馬場などのタフな馬場で狙いたいと思います。更に、外枠など自身のペースでレースを運べる枠になると期待値が高くなると思います。

ハッピーバレー(札幌芝1200m 7着)
父:アジアエクスプレス
母:ハッピーパレード
父アジアエクスプレスは、父系のヘニーヒューズの特徴を強く産駒に伝えています。
母ハッピーパレードは芝中距離で活躍しましたが、ネオユニヴァースとボールドルーラー系の配合であり、ダート適性がある血統構成です。
ヘニーヒューズ産駒、ネオユニヴァース産駒共にダート中距離で活躍馬を多く輩出しており、ダート中距離で狙いたい馬です。また、アジアエクスプレス産駒は距離短縮でも強さを発揮するため、このようなローテーションでも狙いたいと思います。

ロジスピード(東京芝1400m 3着)
父:キングカメハメハ
母:スピードリッパー
父キングカメハメハは、ディープインパクトやサンデーサイレンス同様に母系の良さを引き出しつつ、自身の能力を産駒に伝えます。また、欧州的要素も持っており、新馬戦を不得意としています。
母スピードリッパーは、ファルブラヴが得意としている非根幹距離の芝レースで活躍しました。ファルブラヴも欧州血統であるため新馬戦を不得意としています。
このように父系、母系共に欧州要素があり、2歳戦に必要である米国要素が薄いため使われて上昇していくと思います。ねらい目のレースとしては1800mのような非根幹距離のレースやタフな馬場のようにスタミナや馬力が問われるレースになると思います。

コナブラック(阪神芝1600m 3着)
父:キタサンブラック
母:コナブリュワーズ
父キタサンブラックは、天皇賞春連覇等ジーワン7勝した名馬です。大柄な馬体であるにも関わらず柔軟性を兼ね備えていたため芝レースで活躍しました。しかし、ブラックタイド産駒はダートで活躍する馬も多く、キタサンブラック産駒も大柄な馬体のダートで活躍する馬が多く出てくると思います。
母コナブリュワーズは芝スプリントを中心に活躍しました。
コナブラックも大柄であることやダートでも勝ち星を挙げているブラックタイドやキングカメハメハを持つことからダートで狙いたいと思います。

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