今いたら成功しそうな種牡馬
youtubeにtsuneochannという、プロレス等のモノマネ動画の作成者がいます。たとえプロレス好きでなかったとしても、「猪木問答」のクオリティーの高さには笑いを禁じ得ないほどです。
世が世なら、そこらのyoutuberでは敵わないレベルになってもおかしくありませんでしたが、時代を先取りしすぎていました。
種牡馬でも、時代が悪かったような馬がいます。
例えば、レモンドロップキッドは今年のフェブラリーSを勝ったレモンポップの父ですが、1996年生まれの馬です。これまでも産駒はいましたが、B級ミスプロ系みたいな実績しかありませんでした。
今更活躍場が出た理由の1つは、当時のダートよりも今のダートに適正があったからだと思われます。この馬がもし2015年生まれなどであれば、もっと活躍馬を出すことでしょう。
レモンポップは血統がよいので、種牡馬になってから楽しみです。
このような「今が全盛期だったらなあ」と思う種牡馬を思いつくままに紹介します。
ラストタイクーン
牝馬のG1馬を出すなどすでに実績がありますが、代表産駒のMarjuを父に持つサトノクラウンが爆発気配なのを見ると、ラストタイクーンだったらそれ以上に爆発してそうだなと感じます。
エアジハード
グラスワンダーに勝ったこの馬は、ショウワモダンやアグネスラズベリなど、芝の一流馬を輩出しました。ちなみに、アグネスラズベリで1番枠から出遅れた津村への恨みを私はまだ忘れていません。笑
当時と同様、今いたとしても煮え切らないダート馬を出しそうですが、今のクッションが効く馬場の方が合っているような気がします。ダートも今のダートの方がまだ走れるでしょう。
Cozzene
コジーンは日本でも成功している部類なんですが、代を重ねるとダート血統になってしまいました。ミゼンマストはトロピカルライトが新馬だけ凄かったダート種牡馬、ティッカネンはサクセスストレインのみ。アドマイヤコジーンはスノードラゴンを出したからよかったものの、スノードラゴンは代表産駒がツミキヒトツという風前の灯です。
コジーン自体はアドマイヤコジーン以外にも、スティーマーなど芝の上級馬を送り出していました。
今いたら、東京マイルはちょっと軽すぎる感がありますが、マイルG1馬を出せるでしょう。中京マイルを先行させて踏ん張る上級馬も多数輩出しそうです。
まとめると
3頭挙げてみましたが、共通点は「昔の芝血統」です。
芝血統でもシアトルダンサーのような血統的重厚さがある場合は微妙な感じがしますし、ストームキャットが今いたとしたらやっぱりダートばっかり走っていそうなので、すべてではないんですが、デインヒルみたいに適度な軽さがある種牡馬が今いたら、どれだけやれるか見てみたいなって思います。