初心者向け競馬講座3「脚質」
競馬講座第3弾は「脚質」についてです。
脚質の分類と概要
競馬ゲームをしたことがある人なら、何となくの分類は知っていると思います。まずは一般的な5種類の分類について、基本的なことを語ります。
逃げ
スタートダッシュを利かせて先頭を奪い、直線粘りこむ脚質です。
前が激しくなって馬群に沈む危険が常にある一方、アッという逃げ切りをする場合もあります。
スタートと二の脚が速くて逃げになる馬もおりますが、気性的な問題でこの脚質になる馬の方が多いです。
先行
スタート後先団に取りつき、直線前を捉える脚質です。どんな展開でもそれなりの競馬ができる、安牌的な脚質です。
差し
中団から後方に取りつき、直線脚を伸ばすタイプです。先行と同様、どんな展開でもそれなりの競馬ができますが、直線の進路取りは先行より気を遣います。
追い込み
道中は後方、最後方で脚を溜め、直線に賭ける脚質です。展開に左右されますが、突き抜けた時の爽快感は競馬の醍醐味です。
自在
どんな競馬でもできる馬です。ペースが遅ければ前に、速ければ後ろにつけることで、展開利が得られます。
ゲームと現実の違い
競馬ゲームは様々あります。
ゲームセンターに行けば、競馬のメダルゲームは大体存在しますし、イケてるゲーセンならジョッキーを体験できる「ファイナルハロン」もあるでしょう。
家庭用ゲームなら、「ダービースタリオン」が有名ですね。
ジョッキーを体験するゲームなら、私の世代では「ギャロップレーサー」や「GⅠジョッキー」でした。
それらゲームでは、馬の脚質は先述の5種類に分類されています(最新のゲームをやっていないので、今のゲームが違ったらすみません)。
一方で、実際の競馬でも、競馬新聞を見れば脚質が載っています。
しかし、実際の競馬はゲームよりも脚質がアテになりません。融通が利くと言った方が近いでしょうか。
逃げ馬は別として、追い込み馬が中団につけたり、先行馬が差しに回ったりすることはザラにあります。
そして、想定された脚質と違う競馬をした時の好走もけっこうあります。
まとめ
ということで、実際の競馬でも脚質の分類はされていますが、ゲームよりも融通が利くと考えるといいでしょう。
私は初代プレイステーションの「GⅠジョッキー2000」が大好きでしたが、
ゲーム内には、追い込み馬なのに先行も差す競馬もできる馬や、先行馬なのに差しや追い込みができる馬が稀にいます。
「ゲームでは稀だが、実際の競馬ではそういう感じの馬が少なくない」と認識しておくと、きっと現実の競馬を理解しやすいはずです!