大金の賭け方

今日は、ＪＲＡのレースに大金を投じる際の作戦みたいな話です。
オカルト寄りなので、普通の人の参考にはあまりなりません。また、たくさんのレースを少額で買う人にも関係ない話で、関係ない方が健全な競馬ライフを送れます。
健全でない側に来てしまったオカルト大好き人間は、ぜひ参考にしてみてください。

どのくらいが「大金」か

ここでは大金を「オッズが減じるのが目に見える程度」とします。
私のイメージは、以下のような感じです。

午前＆新馬戦の大金→単勝10万以上、複勝20万以上
午後6～9Ｒの大金→単勝15万以上、複勝30万以上
10～12Rの大金→単勝25万以上、複勝50万以上

3場開催や少頭数か、または購入のタイミングによっても変わりますが、おおよそ上記の金額をぶち込むとオッズがある程度動きます。
私は単複主体なので、単複について述べます。昭和のなごりで枠連にぶち込む人にとっての大金はさっぱりわかりません。その他の馬券については、ぶち込んでも競馬場のモニターを見る人には気づかれにくいので考慮は無用と考えます。

買うタイミングで影響が変わる？

大金を投じる場合は、タイミングが大切だと私は感じています。タイミングによって、最終オッズがある程度変化すると思っていますので。
では、タイミングによってどんな変化が起こりうるのでしょうか？３つの場合について書きます。
　

１．前日や朝イチなどの速攻買い

これはしばしば見かける、前日オッズが1.1倍になったりするアレです。この方法を採る意味だと考えられるものを、いかに示します。

自己顕示欲
いても少数だと思いますが、自己顕示欲でこの方法を採る人間がいないとは言えません。「俺がオッズを動かしたぞ！」ということです。
これは、期待値の一部を「自己顕示欲を満たすという効能」に費やしているため、競馬の神様が罰をお与えになるにふさわしい行為となり、まあよいことはないでしょうね。

決断の一手
「絶対に来る」
と信じ込んで買う人や、
「勝負したいけど、直前になると日和るから後戻りできなくする」
という意味合いで買う人も、おそらくいるでしょう。
この買い方も、競馬の神様に「競馬なめんな！」と鉄槌を下される可能性を高める行為のような気がします。

金持ち
我々庶民にとっての大金を小金程度に感じられる金持ちは、前日とか関係なしに馬券を買えます。Ｇ１でわりと起こりやすいです。
これは競馬の神様の罰をあまり受けないのでやっかいです。

揺り戻し期待勢
早めにオッズを下げることで、買っても旨味がないと周囲に思わせ、オッズが適切な値に揺り戻ることを期待する人も、おそらくいます。
我々一般人は、速攻買いをするならばせめてこの意識で買うべきです。ただ、一般人が費やせる大金程度はＧ１では些細な額なので、体重やパドックを確認できないデメリットのでかさを考えれば、普通はやりません。
　

２．20分前～10分前程度

パドック周回～返し馬の間に（やや早めに）買うのは、意識的にやっているのであれば揺り戻し期待です。一旦オッズを下げ、残り時間で元の近くに戻ることを期待します。
一旦オッズを下げることは、おそらく牽制として一定の効果があります。裏情報があったと認識されて乗っかられる可能性はありますが、裏情報があるならバレないようギリギリで買うだろうというところまで頭が回れば、普通は乗りません。

３．直前買い

オッズをギリギリまで見極めてから買う方法で、これが1番よいです。
大金を投じるのだから、ギリギリまで確認すべきです。買う直前で一気にオッズが下がり、「止められた～よかった～」となるかもしれません。
　

採るべき作戦はどちらか

上記以外にも買うタイミングはありますが、効果のある買いタイミングは
「やや早め」か「直前」の２つです。

早めに買うとオッズが下がり、揺り戻しが期待できます。
直前に買うと、想定外の買われ方をした時に踏みとどまれます。
　

サイレンスキャットの使い分け

ちなみに私は、場面によって使い分けています。
買いたい馬に自信があり、加えて「この調子なら許容できないオッズまで下がることはまずない」と判断する時は早めです。あと、本当に大金を入れる時も。

大金を便宜上定義はしましたが、メインの複勝に50万入れて動くオッズなんて実際はたかが知れた程度です。その程度の「大金」ならば、ギリギリまで見極めて後悔のないようにすべきです。

そうでない「大金」では、揺り戻しの利点も大きくなると思います。

以前、いつのレースかは内緒ですが3場開催の中の1つのメインレースで「（最終的に）この馬の複勝売り上げの25％以上が私の購入」となったことがありました。その時はパドック周回中に買いました。私はそもそも、返し馬は見てもあまりよくわからないので。
この購入タイミングのおかげかどうかの検証は不可能ですが、最終オッズ（下）は自分の想定よりも0.1高いオッズになりました。

勝負の結果はご想像にお任せしますが、もしそういった大勝負をする人がいらっしゃったら、買うタイミングも考えてみるとよいかもしれませんね。