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#14 掛け声をかける馬

今日は乗馬Dayで4鞍乗りました。4鞍目だけは上のクラスでの初レッスンなので、わくわくしつつ緊張していました。


1,2鞍目 軽速歩君

今日は1~3鞍目までが同じ馬でした。2回目の騎乗時に永遠に軽速歩をしてくれた、よく噛むので恐れられるも可愛い馬です。1,2鞍目は通しの90分レッスンなので、長く乗っていられる点が嬉しいです。

レッスンでは、少し坂になっている地点で油断すると止まりがちでした。現役時代は阪神でも京都でも大差ない成績だったのですが、乗馬になったら平坦向きになったのかもしれません。笑
注意するのはそれくらいで、よく歩いてくれたし軽速歩もよくやってくれました。軽速歩の時、手が身体に近すぎる(手綱が長い)ので気をつけるよう言われました。

ところで今更なのですが、レッスンでは
主となる指導員1人(+別の指導員やアルバイトの若い方)
が教えてくださいます。
これまでは教えてくださる方々を皆「スタッフさん」と呼んでいましたが、少々わかりにくかったので、主となる指導員は「指導員さん」と呼ぶことにします。

重い馬や何かしら心配がある馬は、指導員さんやスタッフさんが繋いだり、横について(進まなくなったら)長鞭を使って進ませたりします。

重い馬に乗って自分だけ止まってしまうと焦るので、その意味ではスタッフさんがついてくれるのはありがたいものの、自力で馬を動かした感がなくなってしまう残念さもあります。

私が乗った軽速歩君は、場合によってはスタッフさんが近くにつくような馬ですが、今日は放っておいてもらえたのでよかったです。

あと、今日はレッスン中に洗い場で馬が暴れかけたことがあり、レッスン中の馬たちもびっくりしました。
軽速歩君もプレシオーソみたいになっていましたが、落ち着いてくれました。相対的に他の馬の方がびっくりした感じになり、指導員さんに
「こういう時に(軽速歩君が)1番驚くのに、大人しかったね」
と言ってました。落ち着かせるのに役に立っていたら嬉しいです。

↑参考 プレシオーソの本馬場入場
これでレースでもちゃんと走ります。パドックや返し馬はムズい。
 

レッスン後、4鞍目に上のクラスで乗ると知ってるスタッフさんから
「軽速歩君を1人でここまで動かせれば大丈夫です」
とお墨付きをもらいました。やった。


3鞍目 キック?圧迫?

3鞍目は別の指導員さんに替わり、レッスンするのは私含めて2人だけでした。もう1頭の馬は新馬で乗馬用調教をするらしく、乗ってるのは上のクラスの人っぽかったです。

レッスン前、新馬の馬装をしている暇な時間にコッソリ軽速歩君の鼻を触りまくりました。
軽速歩君は噛む馬なので要注意なんですけど、馬の鼻を触りたいという欲望は三大欲求に次ぐものなので仕方ありません。

ここでは軽速歩君は前のレッスンほど動いていませんでした。虫を気にして顔をブンブン振ったりしました。

元気よく歩かせないと軽速歩をしないので、指導員さんからキックするよう指示がよく出ており、それを聞きながら
「キックをした方が動くのだろうか?」
と疑問に思っていました。というのも、軽速歩君は圧迫すればよく動いてくれていたからです。踵を軽くコツンと当てることはあっても、動かしたい時は脚でぎゅーっとしていました。永遠軽速歩をしてくれた時もそうです。

今回は指示通りにキックをして動かそうとしましたが、結局圧迫ほどは動かなかったような気がしました。

しかし、動かなかったのは私が
「キックで本当に動くの?」
と疑っていたのが1つの原因になっていそうではあります。馬は
「動いてくれないよね・・・」
などと考えながら指示を出す軟弱な鞍上の言うことは聞かないという話を最近youtubeで見たので。

どういう動かし方がよいのか、今度聞いてみたいと思います。
あと、今日もボロをする唸り声が聞けてラッキーでした。


4鞍目 昇級初戦は教官の馬。このクラスでも勝ち負けの馬

4鞍目はいよいよ上のクラスです。

上のクラスに上がる際、指導員さんに
「上のクラスで感じを掴むまでは、乗り慣れた専用馬を指名した方がよい」
と言われました。これは最初のクラスを卒業するどの人も言われます。

専用馬指名は指名料金がかかるのでクラブ的にありがたいのだろうなあと現実的なことを考えつつも、確かにいきなり知らない馬に乗って動かず迷惑をかけるのは避けたいなあとも考えました。

その結果、最初の2回だけ専用馬を指名することにしました。

専用馬について、指導員さんは前回乗った重賞勝ち馬を勧めてくれましたが、重めの馬だったので、
「専用馬を指名したにもかかわらず、動かず迷惑をかけた」
みたいな惨劇が起こる可能性を心配しました。
そこで、ずっと前に乗った教官(コバジュン)の馬を指名するのはどうかと相談してみたところ、その馬でも悪くないと言ってもらえたのでそうしました。
教官の馬は、念じれば動いてくれる軽い馬です。


最初のクラスでは、鞍などの準備や装着をすべて指導員さんたちがやってくれますが、1つ上のクラスでは、鞍やメンコを所定の場所から運ぶのは我々の役目となります。鐙は馬それぞれ専用のものがあり、間違えないようにしなければなりません。

持っていけば、装着はスタッフさんがやってくれました。しかしこれも、いずれは自分でできるようにしなければなりません。覚えねば。

教官の馬に乗るのはとても久しぶりでしたが、レッスンは勝手に動いてくれるので楽々でした。軽速歩も念じるだけでやってくれます。
馬を動かす練習には一切なりませんけど、軽速歩のリズムを取る練習はめちゃめちゃできました。

以前乗った時は気づかなかったのですが、教官の馬は軽速歩をしながらブホブホ言っていました。「ブホ(フゴ?)」を2回1セットで言います。牝馬なのに声はいかつい。

軽速歩の時、指導員さんが
「いち、に、いち、に」
と掛け声をかけることがあります。それによって、
「いち、に」
「ブホッ、ブホッ」
「いち、に」
「ブホッ、ブホッ」
と、馬も続いて掛け声をかけている感じになって笑いました。教官の馬は現級上位なだけでなく、掛け声もかけられるなんて!


まとめ 馬が優秀

初の昇級戦でしたが、全く問題なくレッスンを楽しめました。馬装のやり方にさえ慣れればいずれ好勝負できるでしょう。とにかく教官の馬が優秀で、掴まっているだけで掲示板です。

軽速歩の時、スタッフさんが
「ちゃんと手前も合っています」
と言ってくれましたが、手前が合っているかどうかが自分では全く判断できません。わかる人間になりたいものです。

来週もきっと大丈夫です。教官の馬から乗り替わる再来週が試金石ですね。

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