【レポート】④ -近くの国から、世界を考える〜韓国の歴史と文化について、さわりとしての概要〜-
芸術や文学を通して、様々な国・地域の歴史や現在の問題に触れてみる朗読会。2024年8月から月1回程度の頻度で実施しています。
詳しい企画趣旨などは、こちら。> https://note.com/silclub/n/nf69d078e8482
今回のレポートは、彩椿が担当します。
11月は、韓国の歴史と文化について、お喋りをしました。植村さんが持ってきてくれた本や、韓国で行った資料館のパンフレットなどを見ながら、近代・現代の歴史について、勉強しました。
開催日:2024年11月5日(火)19:00〜21:00
会場:シルハウス
トークマスター:植村純子
………………………………
私(彩椿)自身が第2次韓流ブーム頃にK-POPにハマったことがきっかけで長年韓国への関心がありました。
ここ数年で韓国の方々との繋がりができて交流する機会が増えたことで、朝鮮半島について・韓国と日本についての関心が深まっていきました。
・第二次世界大戦後の韓国について
日本では終戦を迎えている傍ら隣の韓国は今も続いていて冷戦中の朝鮮戦争や、大量虐殺をする事件が多数発生していました。
その中でも特に「済州島四・三事件」と「光州事件」について、映画『ソウルの春』や、各々が過去にみた作品の中から事件について話をし、意見の交換を行いました。
・現在の日韓
韓国での虐殺が影響で日本に移住してきた人が多数います。
その方々が帰る国はどこなのか。朝鮮学校の修学旅行で北朝鮮に行くことがある理由は何なのか。ということが在日の方が多い地域の近くに住む私の今の関心ごとです。
この日に話していたことで、日本人の何気のない選択が韓国の方に対してとても失礼なことをしてしまうことがあるということを聞きました。
以前から聞いたことのある話ではあったのですが、戦争からの流れを深めていき理解度が高まったと思います。
日本は朝鮮半島を侵略した国でした。
日本人の感覚では第二次世界大戦の終わりで「戦前」「戦中」「戦後」というように区切られている事柄が、韓国ではいまだに戦争は終わっておらず日本と違って戦争は未だなお続いているものなのだという感覚の違いがあることが原因なのではないかと推測しました。
だからなのかもしれません。
知り合いの韓国の方々と戦争の話や日韓の歴史についてお互いに違う理由で気を遣い合って話すことができていないのかもしれません。
いつかお互いの国の歴史について意見交換をしたりできる日が来ることが平和への近道になると思いました。
それはいつになるかわかりませんが、少しでも早く平和についての話を国籍を超えて話せる日が来ることを願います。
………………………………
次回は、12月3日(火)19:00〜。引き続き韓国のことをお喋りします。
11月の回でも話題にしていた、チェジュの話を中心に話そうかな・・という予定です。(ですが、参加者の方々の関心によって、色々な話をします。お気軽にご参加ください。)