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【レポート】③ -言葉・文化を奪われることとそれを護ること〜ハワイの話やその他の国・地域の話-

芸術や文学を通して、様々な国・地域の歴史や現在の問題に触れてみる朗読会。2024年8月から月1回程度の頻度で実施しています。
詳しい企画趣旨などは、こちら。> https://note.com/silclub/n/nf69d078e8482


10月は、ハワイについての話を起点にお喋りしました。(文責:植村)

開催日:2024年10月22日(火)19:00〜21:00
会場:シルハウス
トークマスター:植村純子

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折々にお話してるように、私(植村)は、フラダンスを習っています。その中では単にダンスの技術や振付だけでなく、ハワイの歴史や文化、言葉についても教えてもらいました。現在 世界の各地で起こっている侵略や戦争のニュースを見た時、私は以前 クム(先生)から聞いた話を思い出しました。

パレスチナでは今、多くの人が殺されていると同時に、イスラエルの攻撃によって多くの文化施設が破壊されています。そうして一つの国・民族の歴史や文化、その人たちそのものの存在がなかったことにされる、ということに心痛く感じます。


・ハワイの歴史と文化の話

ハワイは19世紀に、元々あった王朝が転覆しアメリカ合衆国に併合されました。その後、ハワイの文化や言葉は一時、失われた形になりましたが、1960年代以降、自分たちの文化や歴史の一部を取り戻そうと、「ハワイアン・ルネッサンス(文化復興運動)」の運動が広がりました。

今回は趣向を変えて、前半の話題提供の部分を映像撮影してみました。お試しにそれを公開させていただきます。

有料で行っていた会になりますので、こちらでも有料とさせてください。一番下に有料部分に置きますので、500円のカンパを頂戴いただければと思います。

※あくまで前半は、話題提供になります。それを元に、後半に参加者の皆さんとお話しするのが、この会のメインです。(そこは映像は残せませんので、参加いただいた方々のものとさせていただきます。)
ご理解の上、ご購入ください。


・ハワイの話やその他の国・地域の話

今回も参加者と色々なお話をしたのですが、どの地域の話をしても、結局は、日本とは? 日本の私たちは? という話になるなあ・・と感じています。

日本とハワイは、同じく島国であることとか、自然のなかに八百万的な神様を感じていることとか(故にキリスト教の教えと異なることとか)、似ているなあ・・という部分も多いことに、気づきました。
そして同時に、相違点も感じました。

ハワイには、日本を含む多くのアジア諸国から移民が入り、現在のような多様な人口構成になっていますが、そういった「まれびとを拒まない」風土は、日本とはずいぶん違うもののように思います。

また、日本のパールハーバーへの攻撃によって太平洋戦争が始まったことから、当時、ハワイにいた移民の人たちの苦労や、現在も当時を経験しているハワイの人たちがいることを再度思い起こすと、私たちにとって、ハワイは楽しいリゾート地とだけ思っていていい場所ではないなと思い出されます。

なぜこんなに日本からの移民がたくさんいることがわかってるのに、日本はパールハーバーを攻撃したんだろう?という疑問が出たり、文字を持たなかったハワイの言葉をアメリカの宣教師が文字にしていった話から、日本やアジア諸国での漢字と自国の文字の使用について考えたり、話題は尽きませんでした。


・おまけのお知らせ

① パレスチナ連帯カード
ギャグ漫画家の藤岡拓太郎さんが制作された「パレスチナ連帯カード」というのがあることを知り、お届けいただきました。
シルハウスで & 私が今後参加する公演の会場などで、取り扱いさせていただきます。 1枚150円(税込)、売上はパレスチナ支援のために寄付いたします。

パレスチナ連帯カードについて、詳細はこちら。↓


② 「緊急:パレスチナの劇場・映画館アルカサバシアターの存続危機を救おう」
NPO法人芸術公社さんがクラウドファンディグを始められました。
アルカサバシアターは、パレスチナで現在運営されている劇場ですが、長期化する紛争によってその経営は困難を極めています。

前回の朗読会でウクライナ&パレスチナの話をした時も、演劇の力について感じました。芸術の持つ「癒し」と「伝える力」を信じて、その継続に遠方からでも何か力を送りたいと思います。


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『平和を求める朗読会』
主催・企画:シルクラブ
京都府文化力チャレンジ補助事業

次回は、11月5日(火)19:00〜。参加お待ちしてます。

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