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かみゅ035 追想01(2019年)

かみゅくんの亡くなった2月23日は、昼間から25度の焼酎を800mlくらい飲んだ。それだけ飲んでも酒に強いから殆ど酔えなかったな。寝不足で寝てしまったけど。

ギリギリまで元気に走ったりジャンプしていたから、病気を疑う事が出来なかった。これだけ元気なら20歳を越すほど生きるだろうな~、なんて楽観視していた。何年も前から血液検査をしていたら、1年や2年、元気に寿命を延ばせたのかも知れない。
かみゅくんは優しくて賢い子だったから、ギリギリまで頑張らせてしまったのかも。かみゅくんの優しさに甘えていたところがあったように思える。

しなかった選択をしていた場合のもしもを考えてしまう。
ネットでペットロス関連について調べていたら、そういった事も書いてあった。
血液検査をもっと早くから定期的にしていたら?自分の時間を少なめにして、かみゅくんとの時間を増やしていたら?皮下点滴のデメリットに重きを置いて判断してしまったけど、メリットに重きを置いて試していたら?引っ越し時期を多少の融通は可能だったけど、小康状態で決断せず延ばしていたら?

判断が難しい事も多いけど、血液検査を定期的にしていなかった事は致命的なミスだったと思う。1年や2年前に発覚していたら、その時から薬などを併用して悪化を遅くする事が可能だったように思う。セミントラは、もっと早くに血液検査で腎不全が判明した猫用に思えた。
人も含め何かを育てるという事は完璧にとはし難いものだろうけれども。何かを育てる時の、自分の時間と対象の時間、割合のベストはどこだろう?バランスから大きくかけ離れていたら、あからさまな問題となって表れてくるけれども、そうではなく些細な差については?その些細な差が蓄積するとしたら?

引っ越し時期は多少の融通は利いたけれども、融通が利かなくなる時期と、かみゅくんが深刻に悪化した時期が重なったらと懸念し、小康状態になった事で引っ越しを進めてしまったが、腎不全の症状がハッキリと現れてから1ヶ月で亡くなる事が解っていたならば、引っ越しを遅らせて、かみゅくんとの時間に費やせば良かった。結果論だけども。

時間を意識して、かみゅくんが痙攣した時間、かみゅくんが息を引き取った時間と考えてしまう。

名札はキーホルダーに付け、首輪はブレスレットに。
フードとセミントラは、東京キャットガーディアンに寄付した。猫砂とシーツとキャリーも寄付しようと思っていたが、適切なダンボールも無く送るのが大変なのと、何年後かには新たな猫と暮らしていると思い、家に保管しておく事にした。

位牌と遺骨カプセルとバッグとマグネットを注文した。
かみゅくんの一番お気に入りの写真は、生後5ヶ月の頃でポーズしているもの。長らくのかみゅくんは大人になってからで、少し違和感を覚えた。でも一番お気に入り。
写真を見直してみると年月が経つにつれ、ほんの少しの変化が見られる。見た目は殆ど変わらないのだけど。10歳頃からだろうか?ドライヤーを怖がらなくなったり、オモチャで遊ばなくなったりしていたな。かみゅくんの写真や動画データ、6GB以上あった!たくさん撮ったな~。

お気に入りの居場所は私の毛布や脱いだパーカーやスウェットだった。猫用のクッションなどいくつか試してみたけども、私の匂いが付いているものがお気に入りだったな。

かみゅくん死後4日目くらいから少し落ち着いてきた。認知行動療法や老荘や仏教を学んだ効果って高いのだなと実感。同時に取り乱していない自分に違和感も覚える。


人間は他の生物を、伴侶や愛玩・使役や家畜・食料や実験・嫌悪や駆除、そういった分類を意識してか無意識にか、殆どの人間がしてしまっている。
現在の日本社会であれば、愛護動物を傷付ける事に否定的、けれども犬や猫の殺処分は行われ続けているし、愛護動物の中には牛や豚や鶏など食料としている生物も含まれている。
同じ1つの命を無益に殺生した場合、人を非合法に殺した場合は重く罰せられる、人を合法的に殺した場合は嫌厭されやすい、戦争で多くの敵を打ち破った将は称えられ、復讐でもなく無差別に人を殺すと激しく嫌悪されやすい。
犬猫を可愛がる人は優しく映り、その中でゴキブリや蚊などを可愛がるまでいかずとも殺さない人はいかほどか?
愛護動物の範囲であっても、伴侶や愛玩として可愛がられる事もあれば、諸事情や老化や病気の為に捨てられる事もあり、お金儲けの為に無理矢理繁殖させられたり遺棄されたり、貧困や習慣の為に犬や猫を食料とし続けている国もある。
同じ1つの命として鑑みれば、人も動物も鳥も魚も昆虫も植物も穀物も変わらない、けれども人はどうしても区別してしまう。そして人類は時に、他の動植物に犠牲を強いて絶滅に追いやる。
生きるという事は何だろう?何の為に人類なんかが存在する事になってしまったのだろう?

猫保護の団体ってたくさんあるな~。
猫の保護団体をボランティアで手伝ってみようかな?と思っているけれども、野良猫を去勢・不妊手術をして、また野良に戻すという事の是非はどうなのだろう?(TNR)
短期的に見れば不幸になりやすい猫を減らすと理解は出来るが、長期的に見れば遺伝子を残せる個体が減少し、保護によって淘汰圧を掛け続ける事となる。
猫の総数自体に変化はあまりないかも知れないが、飼育下(ペットショップ等含む)の猫が繁殖していき、野生の猫(日本猫)は絶滅していく事となる。
また野良猫が捕食していた生物が大量発生するようになるかも知れない。
歴史を顧みると不自然な事を増やしたが為に、その対策に更なる不自然な事が増える。人類って…。

動物の保護は常軌を逸した人もいる模様。動物を愛する気持ちも大切だが、何事もバランスが大切と思う。
将来、また猫と一緒に暮らす事となっても、面倒くさい人と関わった上でというのは避けたく思った。それならば、例え営利目的であっても、お金だけで割り切れるショップの方がマシに思えた。
自分自身が猫っぽいから、あれこれ指図されたり介入されるの嫌うしな~。ただその場合は雑種は難しいけれども。

調べてみたらショップよりブリーダーから直接の方が良いみたい。でも血統に拘りなく雑種の方が好み。日本猫で茶トラが一番。
茶トラにも細かく分類があって、茶トラ・茶白・白茶の3タイプがいるみたい。かみゅくんは茶白だったな~。
すぐに新たな猫を迎えるつもりはないけども、何年か後には可能性は高い。茶トラが一番好きだけども、かみゅくんと見た目が被ってしまってややこしいかも?と、サバトラが銀色にも見えていいかな~?と思いつつ、様々な里親募集やペットショップなどの猫をネットで見ていると、サバトラではなく、かみゅくんに似た茶トラを探している自分がいた。かみゅくんの命日が誕生日な茶トラがいたら、かみゅくんの生まれ変わりかも?と想ったり。


SilberGift かみゅ 茶トラ
ブラッシングした時の毛や、抜けたヒゲや爪や、抜歯した歯の遺物。
SilberGift かみゅ 茶トラ
遺灰。
SilberGift かみゅ 茶トラ
毛やヒゲや遺灰などを入れたカプセル。
SilberGift かみゅ 茶トラ
そのカプセルを入れる容器。キーホルダーになっています。
SilberGift かみゅ 茶トラ
位牌。
SilberGift かみゅ 茶トラ
マグネット。
SilberGift かみゅ 茶トラ
バッグ。


旧ブログにて2019年03月08日に記載していたもの

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